今回は株式会社ニット 人事担当 桒田氏と広報担当 中野氏にお話を伺ってきました。
「シュウカツ部!」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | 株式会社ニット |
代表者 | 秋沢崇夫 |
設立 | 2017年8月 |
主な事業 | オンラインアウトソーシング
オンライン特化型アウトソーシング 海外進出支援 オンライン学習 メディア運営 |
社員数 | 500名(取材時/業務委託含む) |
会社所在地 | 〒141-0031
東京都品川区西五反田 7-22-17 TOCビル 10F 41号 |
会社HP | https://knit-inc.com/ |
①現在の事業内容について
オンラインアウトソーシングサービス『HELP YOU』を提供しております。
弊社には日本全国と世界35カ国でメンバーが約500人おりまして、その中の約480人がフリーランスとして働いております。
彼らがチームを組み、経理、人事、採用、総務といったバックオフィスの業務や
営業資料の作成、、リサーチ、SNSの運用代行など、オンラインでご依頼、業務を代行しているサービスになります。
オンライン×フリーランスという事で、皆、時間と場所に囚われずに働くことができます。
メンバーの年齢は30代、40代がボリュームゾーンです。子育て、介護などとの両立、
また副業をしながら働くメンバーも何人もいらっしゃいます。
②現在の事業に向いている人の特徴
弊社のバリューには「当事者意識で行動しよう」というものがあるのですが、特にこれに当てはまる方かなと思います。
会社には営業、人事、広報など様々な仕事がありますが、担当者が明確に決まっていないけど誰かがやらないといけない業務も沢山あります。
そういった仕事に抵抗なく、しっかりと自分の領域を狭めずに広い視野を持っている人が弊社には向いているんじゃないかなと思います。
③就職面接で見ている所は?
『チームで動く上で、何を大切にしているのか?』
という所は部活動や友達付き合いの中での自分のポジションなどで見るようにしております。
後は弊社の場合、主にテキストベースでのコミュニケーションになるので
どれだけ人に関わろうという意識があるかどうかは注目していますね。
部署問わず、この力があるかどうかは意識しております。
④現在の事業に至るまでの経緯
元々、代表の秋沢が某IT企業で働いていたのですが、起業したいという思いがあり、退職しました。その後アメリカを旅しながら前職の仕事をインターネットを介して受けていたという経験がありました。
また同時期に、ご友人が出産を機に会社を退職し、子育てをしながらでも何かできる仕事がないか探しており、代表の秋沢が仲介役となり、仕事をオンラインでお願いしていました。
その時に海外に居ても、インターネット環境とパソコンさえあれば、時間と場所に囚われずに仕事が出来るという所に気づきまして、
そこからオンラインアウトソーシングサービスの「HELP YOU」を着想し、今に至ります。
サービス自体は7年ほど前に始まり、株式会社ニットとして法人化されたタイミングは2017年になります。
⑤就活生時代に行っていた対策についてお伺いしていきます。
桒田氏
「アンテナを張って、沢山のものに触れるというのを大事にしておりました。
就活は自己分析が大事と昔も今も言われているかなと思うのですが、自分を知る為には自分以外の何かが必要だと個人的に思っております。
食べ物で例えるとイメージしていただきやすいと思いますが、好きなものとか苦手なものって食べてみないと分からないですよね?
それと同じで、様々な人に出会ったり、芸術や文化に触れるなど色々な物や事に触れていく事こそが大事かなと思っていました。
ですので苦手な人や場面に遭遇しても、「なぜそう思ったのか?」「自分は何を判断軸にしているのだろうか?」といった視点を持ち、自分の価値観が深めていく『自己分析』を大事にしていましたね。
こうした自分の解像度を上げる作業のおかげで強みや弱み、得意不得意などを知ることが出来ました。」
中野氏
「私は好きなことしかしていなかったなと思います。
しかし反面、それが強みになったなとも思っています。
私の場合、机に向かって自己分析をしていくことよりも、自分の好きな物、興味のある物にどんどん手を伸ばして経験してみる事を大事にしていました。
私は大学で好きなことを見つけることができましたが、
大学以外でも、好きな物を見つけることはできるはずです。バイトや友人との時間の中でもアンテナを張って置くことが大事だと思います。」
⑥ガクチカが無い場合、何を伝えれば良いか?
『エピソードの強さ』や『完璧な成功体験』が必要なわけではありません。
0→1での取組みももちろん素敵ですが、例えば既にルール化されているものの中で自分なりに工夫をしたこと、改善に取り組んだ経験も成功体験だと思っています。
等身大で地に足のついたことへの取り組みも好感が持てます。
例えば、弊社の中に365日noteを書き続けた新卒メンバーがいます。
特別なスキルがなくても誰もがスタートしやすい内容だと思いますが、地道にコツコツと続ける、それも毎日続けられるスキルは誰もが持っているものではありません。
また、取り組みの中で得た学びをどう解釈しているのかであったり、少しでも進化しようと自分なりに力を尽くした経験をぜひお聞きしたいです。
新型コロナウイルスの影響で大学生活は授業だけ、バイトもできなかったというような方も多くいらっしゃると思います。
その中でも、ご自身でこだわってやってみたことや真剣に取り組んだことがあれば、それこそがガクチカになるのではないかと思います。
⑦面接での「挫折経験」ではどういった部分を見ているか?
『その失敗体験をどう活かしたか』
『その経験が自分にどう影響を与えたのか?』
『同じことを繰り返さない様にどう工夫をしたか?』
そういった所を見ている人事さんが多いんじゃないかなと思います。
⑧もし、今就活生になるとしたらどういった対策をしますか?
桒田氏
「仕事やアイディアの幅が広げていくためにも『ポータブルスキル』を身に付けたいなと思っており、特にマーケティングの知見を持ちたいです。
Z世代の方の特徴として、ITリテラシーが優れている印象がありますが、私が就活生であればそこを強みとして、友人とSNSの運用をやりたいなと思います。
TwitterでもInstagramでもTikTokでも何でも良いので、ターゲットを決めて何か市場に仕掛ける、ということにチャレンジします。」
中野氏
「正直、学生の内にもっと勉強しておくべきだったなと思っています(笑)。後は、自分の好きなことも沢山やっておきたいですね。
大学生の当時、私は流行を追いたくないというタイプだったんです。
社会人になって思ったのは『ミーハーになること』『流行に乗る事』が凄い大事であるという事でした。
世の中の人が注目するものには何かしら理由があるので、自分も感度高くアンテナを張っていく事が大切なんだと広報になった今、身をもって実感しております。
大学生の内に流行に敏感になっておく癖をつけておくべきだったかなと思いますね。」
⑨今までの社会人人生で学んだことがあればお願いします。
桑田氏
「当時、社会に出たばかりの時は自覚がありませんでしたが、社会人への憧れといったものもあってか、少し「完璧」にこだわっていたなと思います。
仕事はチームに属して行うのが大半なので、1人が完璧思考過ぎるとチームにとっても自分にとってもプラスにならないというのが社会人になって気づいた1番の事でした。
ですので今は1人でやりきる事に固執せず、誰かを必要とする事、頼る事を大切にしています。」
中野氏
「『チームで仕事する事』の大切さを学びました。
転職して今の会社にいますが、前職がアカウント営業といってクライアントに自分1人が専属でついて行うタイプの営業だったので、1人で何でもやるといった機会が多かったんです。
転職して、『チームで動く事の難しさ、楽しさ』を感じています。1人でやる方が楽な事も、誰かとやっていくことで1人では出せなかったアイデアなど新たな価値を生み出していけるなと実感しております。
チームで動く事の難しさとして例えば、私はAの方向が良いけど、相手はBの方向が良いという意見が分かれる状況になりやすいという事ですかね。
皆が納得する落とし所を決めるのが難しいと感じています。
一方、チームで動く事の楽しさとしては『孤独ではない』ということを学びましたね。
自分が何か困った時に助けて貰える点、これってどうしたら良いかを一緒に相談して、更に良い成果にしていくという点で楽しさを実感しています。」
⑩最後にPR事項、就活生に向けたアドバイスなどございましたらお願いします。
株式会社ニットは新しい働き方を支援、そして発信している会社です。
地方や海外に居ても、子育てや介護をしていても、夢や挑戦したい事がある人も未来を自分で選択できる社会をつくっていきたいと考えています。
就活を通して、これまで出会えなかった「自分らしさ」が見つかるように願っております。
【 Instagram 】
→https://www.instagram.com/helpyou_by_knit/
【 採用サイト 】
→https://sites.google.com/view/knit-graduate-24/
【ニットのフィロソフィー】
→https://knit-inc.com/about/mind.html
【オンラインアウトソーシング「HELP YOU」】
就活生に向けたアドバイスとしては?
桒田氏
「とにかく面接は自分の言葉で語る事が大切です。
その為に、どんな質問にも対応できる興味の幅を広げる自己分析が重要になってきます。
就活は孤独に感じる場面もあるかと思いますが、話せる相手には積極的に相談して、様々な価値観に触れてみて下さい。
その中で反対意見を言う方々も出てくると思いますが、その意見にも様々な背景があるので、シャットアウトせずに深堀してみると
また1つの学びになるかなと思います。」
中野氏
「『様々な価値観に触れる事』です。
前職で私が営業になった理由も、色々な人と話していく中で、自分の特性を見抜いていただいたのが大きい理由になります。
元々、本の編集に携わる仕事がしたいと思っており、とある企業の人事の方とお話をしている時に、『自分はじっとしていられない性格で、パソコンに向かってられないんです。』と言ったらその方に『貴方は編集に向いてないよ、営業の方が向いている』と言われたんです。そこで方向性を変えて就活をしたら、内定をいただけた成功体験がありました。
ですので、様々な人々と話してみる事が重要です。
何処にきっかけがあるか分からないですからね。」