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【就活対策インタビュー】おけいこドットコム合同会社 広報 阪本氏

今回はおけいこドットコム合同会社 広報 阪本氏にお話を伺ってきました。

「シュウカツ部!」だけの特別なインタビューです。

ぜひご覧ください!

 

会社名称 おけいこドットコム合同会社
取締役 湊容子

中本富美

設立 平成28年2月18日
主な事業 ・習い事を中心としたコミュニティ運営、コンサルティング事業

・各種研修、イベント企画、運営、PR、プロモーション

・デジタルコンテンツ事業

社員数 取材時 4名
会社所在地 〒733-0001 広島県広島市西区大芝2丁目11−10
会社HP https://www.okeiko.co.jp/

 

 

①現在の事業内容についてお伺いします

弊社は主に、おけいこ.comというコミュニティの運営事業と、習い事の先生や、自分の特技、好きなものを活かして人を幸せにしたいなという参加者の方々を企業さんにご紹介して、一緒にイベント企画を行う事業も行っています。

社内にシステムチームもいるので、システムを使って企業さんの発展に貢献出来るようなプロダクトを持っていったりもしています。

習い事はプチ起業など、ピアノ、英語の先生からビーズでブレスレットを作るのが趣味の方や方眼ノートの書き方を指導する方など、自分のスキルを活かして人に教えたいという方が多数所属するコミュニティとなっています。

イメージとしてはオンラインサロンに近い感じですね。

『おけいこ.com』というコミュニティは岡山、三重、奈良、大分、福山などに拠点があります。私は広島の拠点で運営を行っております。

 

②現在の事業に至るまでの経緯について

おけいこドットコムは元々、2008年に弊社の代表が個人事業で立ち上げたものでした。

当時はまだ、SNSが発達していない時代であり、今のSNSの先駆けでもある『mixi』が流行っていました。

これはTwitterやFacebookと比べると閉鎖的なコミュニティで、友達を紹介しないとアカウントの中が見る事ができないといったシステムだったんです。

当時は、インターネットも今のレベルまでに拡大していなかったので、この『mixi』を使ってて習い事を探す方が大半を占めていました。

【広島県内でこういう習い事を探しているのですが、先生いませんか?】みたいなノリですね。

 

弊社の代表は『三味線を習いたいな』と思っていたのですが三味線の先生はご高齢の方が多いと思うので、『mixi』はまずやっていないと推測しハローページという個人の電話番号が乗っている本から探そうと、三味線のページを見てみると、なんと名前、住所、電話番号しか書いていなかったんです。

「先生の性別」「教室の雰囲気」「詐欺の教室の可能性」「趣味レベルなのか、ガチの教室なのか」

分からない情報だらけであったため、弊社の代表は(もっと明確に分かるようなものが良いな)と思い、始めました。

 

昔は今ほど、ポータルサイトが無かったので、先生方の情報が集まるポータルサイトがあれば、凄く便利だよねと思い、当時のプチ起業ブームも相まって始まったのが「おけいこ.com」のサイトでした。

サイトを立ち上げた翌年、ビジネスコンテストで賞を頂き、大手企業さまからお仕事をいただいたことをきっかけに、企業さまとお仕事をはじめ、現在に至る感じですね。

今の時代、起業してから5年後の生存率が約5%と言われています。そんな時代の中で振るい落とされる起業家の方々を1人でも少なくしたいという思いもあり、サポートも合わせても行っております。

 

③現在のお仕事の特徴に向いている方は?

仕事を作り出せる方、ですね。

実は、弊社は完全テレワークなんです。

ですので、まだ顔を知らない社員さんもいる感じで

会議もZoomで行っておりますが、しっかりと仕事は成り立っております。

というのも社員一人一人が『クリエイティビティ』を持っているからです。

指示待ちでは無く、何をしたらいいかなど、自主的に創意工夫して動けるような方々が私たちの仕事には向いているんじゃないかなと思います。

後は、何か分からない時に素直に聞ける方ですね。

大人になると自分のルールに凝り固まってしまいがちですので、素直に様々な情報を吸収しようとする方は向いていると思います。

 

④阪本様が就活生時代に行っていた対策についてお伺いします

これといった対策は行っていませんでした。

というのも私は、本当に自分のしたいことしか出来ないタイプだったんですよ。

色々な業界を見ればよかったものの、音楽の仕事に携わりたい、と就活時はレコード会社をしか受けていませんでした。

最終選考までは行ったものの、そこで落ちてしまい大学4年生の8月、9月は『内定ゼロ』のまま過ごしていました。結果、最終的に2月に内定が決まった感じでした。

今振り返ると、もっと色々な業界を見て、同時進行すべきだったなと思いましたね。

大学生時代の阪本。この後にやっと就職が決まりました

 

⑤内定が決まらない時期が長く続いたと思うんですが、やはり精神的に苦しかったですか?また、そういう苦しい中を生き抜いたコツなどあればお願いします

精神的にきつい時はありましたね。

卒論も被っていたので、色々やる事も多く、不安はずっとついてきましたね。

コツとしては「忘れて楽観的に生きること」ですね。

今の若い方達はとても真面目だと思います。

一つ駄目だと、もう全てダメだと思い込んでしまう方が沢山いらっしゃると思うんですけど、そんなことは無いです。

絶対何とかなるんで落ち込まないでも大丈夫だと伝えたいですね。

私の場合、そういう時は色々な選択肢を考えていました。

もしダメだったら、専門行ってもいいかなぁと捉え方を変えたり、選択肢を増やすことで気持ちを楽にしていましたね

 

⑥もし阪本様が24卒の就活生になるとしたら、何をしますか?

視野を広く持ちますね。

私の就職した時の事を考えると、有名な所しか見ていなかったんですね。

名前を知らなくてもその業界では凄い有名な所も沢山あるし、名前を知らなくても優良な企業も沢山あるので可能性を狭めずに、業界の事を勉強するなどの対策をすると思います。

名前の知られている所だけでなく、そのグループ会社の情報もネットなどでしっかりと調べて、視野を広げていきたいなと思いますね。

 

大学生の特権って「何をしても許される事」だと思います。

例えば「自分、大学生で今こういうことに悩んでいて、こちらの企業なら、こういう事が分かるんじゃないかなと思うので教えて下さい!」

と積極的に聞いていくかなと思います。

 

後は、「自分の特技をどういう風に言ったら伝わるかな」と考えると思います。

例えば、自主性が自分の強みだった場合、ただそのエピソードを伝えるだけでなく「なぜこの会社を選んだか」などのエピソードも絡めて伝えるようにしていきますね。

 

私は人事の方達と何人もお話をさせて貰ったんですけど、昔は圧迫面接など精神面での厳しさがあったんですが、今は『何が出来るのか?』『どういったことが得意なのか?』など言葉の端々から、より精度高く見ている人事の方が多いと思います。

例え自分のことを盛って話して、内定を手に入れても、数年後にミスマッチが起きるということを何回も経験しているので、人事側はそういった所を注力しているという話を聞いたこともありました。

そう考えると正直、今の就活生は大変だと思います。

企業の方の目が厳しいような気がしますね。

 

⑦阪本様が今までの社会人人生で学んだことがあればお願いします

まず「人の縁を大事にしないといけない」ですね。

自分の場合、転職も人の縁で上手く行きましたし、

そして人の縁を自分の物だけにするのではなく、周りの方々へしっかりと与えるようにすることが必要だと思いました。

 

仕事はギブアンドテイクだと思っています。

先に自分の労働力を渡して、お金を貰うからです。

自分が先に、相手の求めているものを差し出すというのが大切だと思いますね。

 

良いとこ取りや無料の情報などで何とかしようと思うのですが、それだとやはり、良い情報は入ってこないので、身銭を切るじゃないですけど、ギブが大事だなと思いました。

2つ目は「思い描いている事は、強く思い続けていれば最終的に辿り着ける」という事です。

よく、やりたい事ではないんで会社辞めます。みたいな話もありますが、わざわざ辞めなくともやりたい事をやる方法はいくらでもあると思うんですよ。

例えば社内起業したり、副業でやってみたりなどですね。

そんなわざわざ本業を辞めて自ら、茨の道行く必要ないじゃんとは思いますね。

適度に楽観的になって、視野を広く持って、頑張って欲しいなと思います。

 

⑧質の良い情報の見分け方ってありますか?

自分より立場が上で、信用出来る人を2〜3人、持っておいて、その方々に聞いて判断するのが良いかなと思いますね。

 

⑨弊社のPR事項、就活生に向けたアドバイスがございましたらお願いします

地方の小さい企業なので、皆さんの就活の選択肢から外れることは多いのかなと思います。

ただ、地方にも本当に良い会社、頑張っている会社は沢山ありますので、視野を広く持って色々な可能性を持って貰いたいなと思います。

意外とそういった環境の方が皆さんの可能性が開花したり、チャレンジ出来る環境が整っていると思いますので、自分のやりたい事や目指す事に近い所はどこだろうかと学生の内にチャレンジして頂ければ良いなと思いますね。

アドバイスは「視野を広く持つ事」です。

大学生の内に将来何がしたいかは恐らく分からないと思うんですね。別に変わっても良いと思うので、ある程度こういうことをしたいかもな位のニュアンスは持って貰えたら良いのかなと思います。

 

後は「年長者の意見は意外と参考になるので聞いた方が良い」という事ですね。

古い考え方だなと一蹴することなく、

多くの方は苦労されていて、古めかしい事の中にも信念がある人が多いので、聞いてみるのも面白いんじゃないかなと思いますね。

 

後は「適度に楽観的に考える事」です。

 

今の会社の方達は本当に皆さんに期待しています。

それを重苦しく気負わずに、適度に楽観的に考えて、楽しんでいただければなと思いますね。