今回は合同会社アクトクリア代表、渡部 幸氏にお話を伺ってきました。
「シュウカツ部!」だけの特別なインタビューです。
ぜひご覧ください!
会社名称 | 合同会社アクトクリア |
代表者 | 渡部 幸 |
設立 | 2008年8月 |
主な事業 | 人事、採用、能力開発、営業及び販売に関するコンサルティング事業 コーチング、キャリアコンサルティング等による就業支援事業 各種講演会、研修会、セミナーの開催等の教育・研修事業 各種イベントの企画、制作、運営、管理事業 書籍、雑誌、CD、DVD、WEBコンテンツ等の企画、制作、出版及び販売事業 各種分野での著書事業 |
会社所在地 | 神奈川県川崎市川崎区日進町19番地6アルガーデン・テラ504 |
会社HP | https://actclear.net/ |
①事業内容についてお伺いします。
メインとして行っているのは書籍の執筆やキャリアコンサルティング、企業研修、企業の人材開発になります。
このように就職、転職の支援を行うのが主な事業になります。
また、自分はNLP(神経言語プログラミング)のトレーナーをしていますので、その内容をカスタマイズしまして、どのように脳を活用していけば、問題解決や目標達成が出来るようになるのかなど、気持ち、モチベーションといった部分にアプローチするような企業研修なども行っております。
それだけではなく、ESの添削、面接の相談といった就活生からの相談も行っております。
②学生からはどのような質問が来ますか?
自分が何をしたいのか分からないという方が多いですね。
ですので、どういった企業にアプローチすればいいのか、どこに行くのがいいか分からないという質問が多いです。
私はその際、学生さんがどのように考えているか、質問して掘り下げつつ
今までの経験から興味・関心、モチベーションの上がった瞬間を伺って
自分がどういうことが好きで、なぜ好きなのかを含めて探していくようにしています。
③現在の事業に至るまでの経緯についてお伺いします。
新卒で仕事についたときは銀座の和光で接客販売を行っていました。
そこで商品開発含め5年ほど勤めたのですが、退職しまして、
引っ越して専業主婦となっていました。
その後、1年程、損保でパートの仕事をした後、株式会社ECCの契約社員となり
そこから正社員となってマネジメント、営業統括の仕事をしていたのですが、
再び引っ越して東京に戻った後、アパレル系の専門店に勤め、
本社の人事で人材開発、マネジメントを行っていました。
その後、独立して現在に至るという感じですね。
そんな経緯の中で、私は営業も色々経験しており、採用関係の支援もしていましたので、心理学を使って営業、販売員の研修もしておりました。
④営業で大切なマインドは?
まず、必要なのは相手に対する「好奇心」だと思います。
相手に興味を持つことができないと、営業はしんどく感じてしまうと思いますので。
後は、ガツガツして売ってやろうと考えるより、ラポール(互いに信頼しあい、相手を受け入れていることを表す)を相手と築くのが大切だと思います。
この方と良いお仕事がしたい。この方のことを知りたいという考え方になって、しっかりと相手の話を聞くことが出来れば、自ずと結果はついてくると思うので。
⑤渡部社長が就活生時代に行っていた対策は?
とにかく積極的に動くようにしていました。自分は就活生時代は30社は受けているので
当時はネットがない時代で、電話でアポをとって説明会に行っていました。
特に業界を絞ってはいませんでした。色々経験しながら探していった感じでしたね。
説明会などで沢山話を聞くことを徹底していました。
自分の話というよりは、アドバイスになってしまうのですが、就活生にとって「採用側の視点」はもの凄い大事になります。
採用側は今の24卒生がコロナで本来積めるはずだった経験が少ないことは認識しております。
人事の人達も大分困っている状況なんです。
ですので、必ずしも成功体験を求めているという訳ではないので安心してください。
「採用側の視点」で見れば、結果というよりかは、コロナ渦で思うように動けない中、どのような事をしていたのか知りたいというのが分かりますので。
今からでもインターンシップを経験してみるとか、とにかく行動してみるのが良いと思います。
結果というよりか、どういう想いでやっていたかを説明できるようにするのがオススメです。
⑥渡部社長がもし24卒の就活生になるとしたら何をしますか?
インターンシップに行くと思います。
せっかくの機会なので、経験を積むために、短期インターンだったら数社参加したり
長期インターンに参加したりと、興味があるところにいくと思いますが、まだ完全に興味が湧いていないような
少しだけ興味あるけど、よく分かっていない業界も受けるかなと思います。
同じ業界ばかりでない方が色々な経験が出来るので良いのかもしれないですね。<
あと、OB訪問も使っていきたいなと思いますね。
⑦24卒として面接をするとなった時に大切にすることは
なるべく自分を分かって貰えるように、具体的に自分のことを話して分かって貰うと思います。
あとはとにかく場数を踏んで「慣れる」ようにすると思います。
面接官の方がどういう言葉遣いかをしっかり聞いて、それに合わせて良い雰囲気にしていくようにするのも良いですね。
タメ口は流石にダメですけどね(笑)
⑧渡部社長が今までの社会人人生の中で学んだことがあれば教えて下さい。
社会人人生で学んだことというと、どんな経験も無駄になったものは何一つなかったという事です。
離婚したりと、色々失敗もしましたけど、失敗から得られるものは必ずあると思います。
これはどんな事にでも当てはまる考え方だと思っています。
⑨女性の就活生の方へアドバイスがあればお願いします。
現在、女性の方は大分、平等になってきたとはいえ、
結婚だったり、育児だったりと色々なことの両立ということで仕事を考えている方が多いと思います。
その時、不安になってしまい、相談できなくなるという話を聞くことも多いのですが、
私が人生で学んだことのもう一つをお伝えすると「大抵なんとかなります」ということです。
いかに助けてくれる人を周りに持てるか、一人で抱えこまずに相談しながら続けていければ、色々な道があるのかなと思いますし、
私も何度も転職していますが、『やりたいと思ったことはできる』
そのように前向きに進んでいくのが一番ではないでしょうか。
⑩最後に、PR事項やアドバイスなどございましたらお願いします。
就活生の方へPRとしては、もしよろしければ就活生向けに書籍を出していますので、どうぞご活用下さい。
『1週間で面接に自信がつく本』ナツメ社
『採用側の本音を知れば就職面接は9割成功する』KADOKAWA
『わが子が就活を始めるときに読む本』KADOKAWA
『受かる!伝わる!面接試験<出るとこ>対策』高橋書店
『選ばれる人材になるための職業能力開発講座 就職活動編第2版』日経BP社
学生さんは自信が無い、不安だという話をよく聞きますが、気持ちはとてもよく分かりますけど
企業側も学生がなんでもできると思っていないので、完璧主義にならなくても大丈夫です。
どうしても不安な場合はキャリアコンサルタントを活用してもらえるといいなと思います。
就活生のサポートをしたいという人は沢山いますので、うまく活用してほしいです。
HPなどでもお問い合わせ、ご依頼の方受けておりますので
学生さんも有料になりますが、サポートさせていただきます
企業の方も是非、お問い合わせ下さい。
仕事、事業を行ってきていて、私が感じたことは『働くことは楽しい』という事です。
勿論、大変なこともありますが、得られるものも多いです。
これが皆さんに伝えておきたいことですね。