転職活動中に一度落ちた会社への再応募はバレるのか、してもいいのかなど不安要素はたくさんありますよね。
また、再応募が可能だとしてもどのような点に注意すればいいのか、採用となったケースはあるのだろうか?など、わからないこともあると思います。
さらに、どうしてもその会社でなければダメなのか?という点や、企業側が良心で不採用としたのではないか?という点についても見ていきます。
今回は、転職活動中に一度落ちた企業への再応募に関して挙げられる不安要素についてと、その会社にこだわる必要性はあるのかどうかを詳しく解説していきます。
一度落ちた会社への再応募をご検討中の方は、ぜひご一読ください。
一度落ちた会社への再応募はバレるのか?
まず気になるのが「一度落ちた会社への再応募はバレるのか?」という点だと思います。
結論として申し上げるならば、一度落ちた会社への再応募はほとんどの確率でバレます。
理由としては、会社側が履歴書などは保存していなくとも、データとして応募者の情報を管理している可能性が非常に高いからです。
たとえば、PCで管理していたりクラウド上で管理していたり。
そのため、一度落ちた会社への再応募はほとんどバレると考えたほうがいいです。
ここで疑問に思うことは「バレるんだったら再応募はしてもムダなの?」という点ですよね。
その点については以下より詳細をご説明します。
一度落ちた会社への再応募は可能?可能なら何に注意すればいい?
結論として、以下の場合は一度落ちた会社への再応募は”可能”です。
- 再応募自体を可能としている会社
- 初回応募時から半年~1年ほど期間が空いている
- 初回応募時から必要なスキルを習得してからの再応募
- アピール方法を変えて再応募する
- なぜ不採用になったのか、業界についてなどを調べてからの再応募
以上の条件を満たしている場合は再応募しても大丈夫でしょう。
では、これらの条件について1つずつ解説していきます。
再応募自体を可能としている会社
当たり前ですが、再応募を不可としている会社へ再応募してもムダになります。
事前に応募したい会社のHPを見るなり調べるなりして情報を得ましょう。
自分の労力と時間をムダにしないためにも、再応募が可能なのかどうかは事前に調べる必要があります。
再応募が可能な場合、1つ注意点があります。
それは、再応募の際に”再応募した旨を伝える”ことです。
理由も明確に表記しないで再応募してもムダ足になる可能性が高まります。
さらに、理由を明確に表記していないと、会社側から”失礼だ”と思われ、どんな応募経由だとしても書類選考すら通過できない可能性があります。
そのため、しっかり「自分はこう変わったから再応募した」と表記してから再応募しましょう。
初回応募時から半年~1年ほど期間が空いている
不採用の通知が来てからすぐに再応募することは無意味に近いです。
再応募可能な会社によっては「半年~1年ほどの期間が空いている」ことを条件としている会社もあります。
そのため、どうしてもその会社に入社したいなら、事前に情報を調べて期間を空けてから応募しましょう。
また、新卒採用の場合は応募期間がありますが、中途採用の場合は一定の期間が空いていれば何度も応募できる場合があります。
後述で詳しく触れていきますが、どうしてもその会社にこだわる理由が明確ならば、期間を空けて何度も挑戦してみると良いと思います。
しかし、何度も挑戦する際は、そのたびに「自分はこう変わった」としっかりアピールするようにしましょう。
初回応募時から必要なスキルを習得してからの再応募
不採用となった理由に必要なスキルを習得していなかった可能性もあるかと思います。
そのため、その会社にとって必要なスキルを書籍で学ぶなり特定の講座を受けるなり、できる限りの努力をしてから再応募するようにしましょう。
その際、習得したスキルに関して会社側に「こんなスキルを習得してきました。ですから、貴社にこんな利益をもたらすことができます。」とアピールすると良いと思います。
「この人はうちに入るために努力してきたんだな」「この人が入社してくれれば、利益が上がるかもしれない」と伝われば、採用となる可能性は上がるでしょう。
アピール方法を変えて再応募する
初回応募時と同じアピール方法で応募しても、ほぼ間違いなく不採用となります。
会社側からすると、一度不採用とした人が前回と何も変わらない状態で面接に来たら「なんでまた来たの?」となるのは当然です。
そのため、何らかの変化が必要です。
前述したスキルを習得することや後述する不採用となった理由を明確に考察するなど、できるだけ努力をしてから再応募しましょう。
なぜ不採用になったのか、業界についてなどを調べてからの再応募
なぜ不採用になったのかは、明確な答えはわかりません。
しかし、自分で考え、不採用になった理由を見つければ対策することができます。
また、再応募する会社の業界について「今何が必要なのか?」「どういう人材が求められているのか?」を考えることができれば、会社にとっては貴重な人材になるかもしれません。
「私を採用すれば、こんなメリットがあるよ」と説明できれば、採用の可能性は上がるでしょう。
「なぜ不採用になったのか」業界について調べるときにオススメの方法を次にご紹介します。
再応募をする際、転職エージェントの利用を視野に入れよう
前述した不採用になった理由、業界についてなど自分ではわからない場合は、転職のプロである転職エージェントの利用を視野に入れることをオススメします。
個人的には転職エージェントの利用が最もオススメです。
理由としては、
- 転職のプロとしての意見をもらえるから
- 転職エージェントならではの情報を持っているから
- 履歴書の添削、面接対策を行ってくれるから
- 面接などのスケジュール管理を行ってくれるから
そのほかにもオススメする理由はありますが、大まかにはこのくらいです。
転職エージェントでは、転職エージェントならではの企業の内側の情報を持っている可能性もあり、それが再応募時に大きな武器となる場合があります。
また、業界についての最新情報も持っている可能性があります。
企業の内側の情報と業界についての最新情報を手に入れてそれらを武器とすれば、採用の可能性はかなり上がるでしょう。
さらには、面接のスケジュールなどの管理もしてくれるため、対策に時間と労力を多く割くことが可能です。
個人では思考や見解の限界があるため、転職のプロに相談して意見をもらうと採用となる可能性は大いに上がります。
そのため、私は転職エージェントを利用し、再応募することをオススメします。
再応募して採用されたケースの紹介「やる気が評価された」パターン
一度不採用となった会社に、一定期間を空けてから再応募し、採用となったケースをご紹介します。
採用された理由は、面接官に「2度も採用試験を受けるということは、やる気があるということだろう」と思わせたからです。
たしかに、やる気があるのを伝えられたことはすごいと思いますが、これはレアなケースだと思います。
前述しましたが、一般的には、前回からスキルも何もかも変化がない状態でふたたび面接にきたら「何で来たの?」となるのは当然です。
また、何も変化が無い状態でふたたび面接にくることは、一般的には非常識にあたります。
しかし、転職活動や世の中における常識にとらわれず挑戦した結果として”採用”という結果を得て、その挑戦する心が評価されたのです。
このケースは一般的にはなかなかないと思いますが、いわゆる常識にとらわれず挑戦することで良い結果を得ることもできるかもしれませんね。
ただし「挨拶をする」「敬語を使う」などは当たり前なので、大丈夫だとは思いますが、その辺は履き違えないように気を付けましょう。
再応募した際、採用される確率はめちゃくちゃ低いことを考慮しておく
初回応募時から明らかにあなたに変化や成長がなければ、または変化や成長をアピールし、認めてもらうことができなければ、採用されることはまずありません。
一度不採用という結果を受けて、再応募するということは前回よりもハードルは高いですし、難しいのは当たり前です。
前述したとおり、採用されるケースももちろんありますが、その可能性は低いということは頭に入れておいてください。
しかし、初回応募時から1年ほど経っていれば、ふたたび挑戦したくなる気持ちもわかります。
挑戦してみたい気持ちがある場合は、あなたの成長したポイントを軸に再応募するといいでしょう。
ただ、再応募する際は、以下のことを考慮してから再応募することをオススメします。
会社側から良心で不採用となった可能性を考慮することをオススメします
いままでさんざん再応募は可能であること、再応募時に注意することなどを説明してきました。
しかし、会社側から良心で不採用となった可能性も考慮する必要があります。
理由は以下より説明していきます。
社風や会社全体の雰囲気とマッチしていなかった可能性がある
社風や会社全体の雰囲気とマッチしていなかった場合、再応募して無事採用されたとしてもつらい思いをするのはあなたです。
あなたの考えや行動が、その会社にマッチしていなければその考えや行動はムダになり、評価されない可能性があります。
「うちにはこの人は合わないし、入ってもつらい思いをするだけかも」という、会社側からの良心で不採用とされた可能性も考えなければなりません。
もう一度、再応募する際は会社の社風や雰囲気にあなたがマッチしているのかどうか、入念に調べる必要があります。
個人で調べても限界がある場合は、前述した転職エージェントを利用し、プロに情報をもらうことをオススメします。
社風や会社全体とマッチしていたほうが、今後のキャリアアップに繋がる
もちろん、あなたの行動や考えが会社に評価されたほうが、会社にとってもあなたにとっても利益は出ます。
また、その経験が貴重なものとなり、あなたの成長を促す可能性もあります。
そして、あなたが成長できれば今後のキャリアアップに繋がる可能性も高まるでしょう。
以上のことを考慮すると、社風や会社全体の雰囲気とあなたがマッチすることはほぼ必須条件となります。
あなたが再応募する際は、その会社についてよく調べましょう。
その会社でしかあなたの夢や理想は叶えられないのか?を考えよう
世の中にはたくさんの優良企業があり、視野を広げればたくさんの選択肢が広がっています。
「私はこの会社でしか働きたくない!」「この会社でしか夢や理想を叶えられないんだ!」と思う方は、前述した注意点をクリアした上で再応募するといいでしょう。
しかし、視野を広げてみれば、あなたの夢や理想を叶えられる会社はほかに見つかるかもしれません。
個人での視野は限界があるため、周りの人に相談するなり転職エージェントを利用するなり、さまざまな方法をじゅうぶんに試してから、答えを出すことをオススメします。
あなただけの視野で答えを出し「ここしかありえない!」と思ってしまうのは少しもったいないです。
もし「この会社にこだわる必要はないのかも」と思うなら、ほかのオススメの求人情報を探してみたり、ほかの業界について調べてみるといいと思います。
その際は、あくまであなたの「夢や希望を叶えられる」会社であることが第一優先なので、夢や希望を叶えられそうな企業をいくつかピックアップしてみるといいでしょう。
まとめ
同じ会社に再応募して採用されるケースは非常に少なく、狭き門です。
どうしても同じ会社にこだわるならば、入念な準備をしてから面接や採用試験に臨みましょう。
しかし、あなたの「夢や希望」が叶えられることが一番の基準でしたね。
その会社でなくてもいいなら、視野を広げて行動することをオススメします。
あなた個人の視野の広さでは限界があるため、転職エージェントを利用し、転職のプロに意見やアドバイスをもらいましょう。
その結果として、視野が広がりできる対策も多くなり、再応募して採用される可能性はあがります。
採用されれば、あなたも新たなキャリアをスタートできてうれしいですし、転職エージェント側もうれしく、Win-Winの関係です。
あなたの大事なキャリアがかかっているため、個人で情報を調べることはもちろんとして、転職エージェントを利用し、さらに視野を広げることをオススメします。