この記事では、職場でのいじめやパワハラに悩んでいる方に対して、本当に効果のある仕返しの仕方を解説していきます。
いじめやパワハラをされてしまうと、自分の仕事にも支障をきたしますし、身体的にも精神的にも大きなダメージを受けてしまいますよね。
「何か仕返しをしたいけれど、状況が悪化したら嫌だな」と嫌がらせを我慢しているのではないかと思います。
また、「職場でのいじめに悩んでいるけど転職したほうがいいのかな?」「部下からの逆パワハラにどう対処したらいいかわからない」など悩んでいるのではないでしょうか。
ほんとうに今まですごく頑張ってきたのだと思います。
よく一人で頑張りましたね、でも安心してください。
この記事を読めば、明日からでも実践できて本当に効果のある仕返しの仕方が分かります。
では、その方法とは一体なんでしょうか?一緒に考えていきましょう。
仕事での嫌がらせがなくならない!嫌がらせをする人の心理
では、なぜ仕事での嫌がらせが無くならないのでしょうか。
嫌がらせをする人の心理を考えてみましょう。
①不安や不満がある
人間関係、プライベート、自分自身…何かしら不満や不安を抱えていることで、そのうっぷんを晴らしたくてあなたに嫌がらせをしているのかもしれません。
例えば以前、仕事でお互いトラブルに会い、それが嫌がらせをする引き金になることもあります。
また、プライベートで上手くいかないことがあるなど様々な悩みが嫌がらせをする原因にもなります。
どのような原因であれ結果として、嫌がらせをしてしまうという状況に陥ってしまうわけです。
こうなっているケースでは、そのストレスの元を加害者本人で取り除かなければ、なかなか改善しない状況であるといえます。
②自分に自信がない
仕事で嫌がらせをしてくる人は自分に自信がない人ほど、他者に対して嫌がらせをしてしまう傾向があります。
なぜなら、自分に自信がない人は、その弱さを人に見られないよう、相手に対して強い印象を取り繕うとするからです。
結果として、自分に自信がないというマイナスなイメージを悟られないために、人に嫌がらせをしているのだと思います。
つまり、自分に自信がない人は、実は心の弱い人ということが分かります。
また、自分に自信がない人は、他者が堂々と振る舞っていることに苦手意識を感じてしまう特徴があります。
③嫉妬心を持っている
嫌がらせをしている人はもしかしたら、あなたに嫉妬しているのかもしれません。
自分より仕事ができる、自分より人間関係が良好であるなどあなたに様々な理由で劣等感を抱いているのだと思います。
例えば、上司にあなたが気に入ってもらっているとします。
ですが、嫌がらせをしている人は上司からあまり好かれていないのかもしれません。
それが、気に入らなくて嫉妬心に繋がり、あなたに嫌がらせをしているのだと思います。
嫉妬心は、嫌がらせしている人本人が自分に劣等感を抱いているからこそ起こるものです。
また、ほんとうは認められたいという承認欲求の現れがいびつな形となって出てきてしまい、嫌がらせをしてしまうことに繋がるのです。
仕事での嫌がらせでよくあるパターン
では、よくある仕事での嫌がらせを3パターンに分けてみました。
①集団で嫌がらせをする
何かしら嫌がらせする誰かが、集団を巻き込んで嫌がらせをしてしまうパターンです。
集団で嫌がらせをするので誰が首謀者か分からず、原因を突き止めることが難しいです。
こうなる原因は、意外と些細なことで嫌がらせをするほどに値しない場合があります。
そのため、嫌がらせがエスカレートしていくうちに何が原因で嫌がらせをしているのか分からなくなっていることが多いです。
このパターンは、一度ガツンと言い返せば集団での嫌がらせが消えることもあります。
ですが、言い返すとかえって数を逆手にエスカレートししまうこともあるので、少し解決するには厄介な嫌がらせパターンかと思います。
②周りに気付かれない嫌がらせ
嫌がらせをする人が、自分に自信がなかったり、嫉妬心を抱いていることで起こりやすい嫌がらせです。
集団とは違い、誰が嫌がらせをしているのかはっきり分かる一方、嫌がらせをする人の周りの印象が良ければ、嫌がらせに気付かれないことが多いです。
こういう場合は、集団でいる時にガツンというと本性が暴かれ、凹んでしまうこともあれば、周りの印象が良いのではぐらかされることもあります。
他の人に相談しようにもなかなか解決しづらいパターンなので自分が長く苦しんでしまいがちだと思います。
③支配欲の強い上司・同僚が強要している嫌がらせ
自分が優位に立ちたいという欲求から、人に嫌がらせをしないと気が済まないタイプです。
原因としては様々な要因が重なっていることが多いので原因がつかみづらいです。
特徴として、集団で嫌がらせをしているのとは違い、周りは強要されている場合が多いので、長期に渡るほど嫌がらせが沈静化しやすくなります。
一方で、沈静化せず長期に変わらず続くようであれば、周りは洗脳状態にあるといえます。
集団心理が働き、周りを説得できないほど事が進んでしまったら解決するのは至難の技だといえます。
仕事での嫌がらせがなくなった!本当に効果のある仕返し方法3選
こうした心理や嫌がらせのパターンを踏まえて効果のある解決方法をお教えします。
① 第三者機関へ相談する
嫌がらせがエスカレートし、会社内で解決できないようであれば、相談窓口のご案内 あかるい職場応援団など外部機関に相談してみましょう。
自社にハラスメントなどの相談窓口が設置されているところが多いかと思いますが、人事に関わることなどの理由で、自社内だとなかなか相談できないことがあると思います。
こうした外部機関は、第三者側として相談にのってくれるので事実確認も客観的に行ってくれるので解決に困ったら相談してみると良いと思います。
また、法的なサポートや心療内科なども紹介してくれるので手厚いサポートを受けられるのではないかと思います。
ちなみに、厚生労働省が公認した相談窓口なので安心して利用してみてください。
その他の相談窓口については下記の記事で詳しく解説しています。
②あえて自分からいじめている人に声を掛ける
「言い返すと後で倍返しされそうで怖い」と思う方は、あえて挨拶などを自分からしてみると効果的ではないかと思います。
嫌がらせをされている側は、まさかあなたから話しかけてこないだろうと思っているので、急に話しかけることで不意をつかれると思います。
話かけることはとても勇気がいることですが、話かけることで嫌がらせしている人の心に触れられますし、そこから心を許してくれるかもしれません。
敵と思っている人から話かけられるので、無視などしている人も容易に無視できなくなるメリットもあります。
また、自分から話しかけることで恐れる人ではないと自分に認識させることができます。
結果として、自分を強く保つことができるので自信をもって仕事に挑むことができるので、是非実践してみてください。
③いじめやパワハラの証拠をおさえる
相談する上で証拠は必ず必要になってきます。
法的手段を取るうえでも必要になってくるので、嫌がらせをされていると感じている時点で証拠をおさえるようにしましょう。
証拠をおさえるものは、ボイスレコーダーをはじめ、ノートなどにメモとして残すことも証拠になります。
また、メールなどにやりとりをしているのであればそうしたものに保護やスクリーンショットなどをして証拠をとっておいておきましょう。
口頭のみでは、信じてもらえることができないので物的証拠などで嫌がらせされていることに説得力を持たせましょう。
仕事での嫌がらせがなくなるサービス「退職代行」
「辞めたいのに全然辞めさせてもらえない」「引継ぎとか面倒くさい」など感じているのであれば、「退職代行サービス」を利用することをおすすめします。
内容としては、退職の旨を本人に代わって手続きしてくれること、引継ぎなどの業務を代わりに行ってくれることなど退職に関わるすべての業務を委託してくれるサービスです。
メリットとしては、まず退職の際の交渉を代わりにしてくれることです。
また、会社側から損害賠償を請求されたとしても棄却することできますし、何より会社を次の日から行かなくて済むようになります。
また、退職手続き後もサポートしてくれるので利用してみると良いと思います。
デメリットとしては、3~5万円程の金額が退職するために支払わなければならないということと、悪徳業者が横行しているので見極めが難しいことが挙げられます。
退職サービスによっては、サービスに多少の違いがありますので、どの業者がおすすめなのか見極めるにはいくつかのポイントがあります。
サービスとしてあってほしいのが、弁護士が表立って手続きしてくれるところがよいと思います。
法律に強い弁護士がサポートしてもらえれば、退職金の手続きや有給消化の手続きもしてくれるので必ずサービスとしてチェックしておきましょう。
また、退職率100%など根拠のない数字を謳っているところは少し怪しいので気を付けておきましょう。
いずれにせよ、退職によるストレスが軽減されるので嫌がらせなど仕事の環境が改善されないのであれば利用してよいと思います。
下記の記事では退職代行「NEXT」については下記の記事で詳しく解説しています。
興味ある方はぜひご覧ください。
まとめ
「嫌がらせに耐えられないのはなんて弱い奴だ」「他力本願で解決できるわけがない」と思う声が上がるかもしれません。
ですが、ここで言いたいのは「自分を守ることをできるのは自分だけ」ということです。
会社はあなた個人がどうなろうと何かしてくれることはありません。
個人のためにその他大勢を犠牲にすることはできないからです。
なので、自分の身は自分で守るしか方法はないのです。
もう一つは、「仕事は人の数だけある」ということです。
それはつまり、今いる仕事だけでしか食べていけないと固定観念にとらわれることなく、他の仕事にも目を向けてみてよいということです。
意外と仕事で一人抜けても会社はまわっていきます。
退職するのに抵抗があるのは、もしかしたら自分の固定観念にとらわれていただけなんてこともあるので、客観的に自分の置かれている状況を判断しましょう。
最後に、自分の身を守るためなら、退職サービスなど第三者に頼ることも全く問題ないと思います。
気持ちよく人生を過ごしていく為にも、一人で悩まずいろんなところに相談してみましょう。
きっと答えが見つかるはずです。
また、パワハラやいじめの相談の際のメールの書き方や具体的な対処法は、下記の記事で詳しく解説しています。