「転職をしたいけど、すでに数回転職している」
転職をしたいけど、つい足踏みしてしまう理由の一つは、転職回数ですよね。
転職回数が多いと転職活動が不利になるのでは?とついつい不安になります。
転職って何回までしてもいいのでしょうか。
何回までが世間的なボーダーラインなのでしょうか。
また、転職回数が多い人の転職活動対策は?
転職は何回までしていいのか、またイメージダウンしない転職方法をこの記事で解説します。
転職は何回までしていいの?
これからの時代、1度や2度の転職はもはや当たり前となりつつあります。
しかし、3度・4度となると「転職回数が多ければ多いほど、印象が悪くなるのでは」と、不安になる方も多いでしょう。
「転職って一体何回までしていいの?」
ここでは、そんな疑問を解消していきます。
2回以上になると転職回数が多いと感じる
男女によって転職回数に対する受け取られ方は変わります。
内閣府が発表した「成長力強化に向けた課題と展望」を見ると、過半数以上の男性の転職回数は、多くても1回です。
女性は「終身雇用」の道を進んでいるのが50代で7%程度です。
恐らくこの年代よりも前の段階で結婚など、環境の変化で労働市場から脱退しています。
この統計を見ると、転職が珍しくない世の中とはいえ、多くの男性が転職回数1回ですね。
つまり2回以上から多いと感じられやすくなります。
女性の場合は転職の回数よりも、労働市場から離れたブランクの長さに焦点を当てられやすいですね。
転職回数が多いと「またすぐ辞めるのでは?」と思われる
「転職回数が多いと印象が悪くなるのでは?」
そう思ってしまう理由として大きいのが、「またすぐ辞めるのでは?」と思われてしまうからです。
特に短期間に転職を何度もしていた場合、不利になってしまいます。
直近の一社での働いた期間が短いのも不利になります。
どちらも、「すぐ辞める人」に見えてしまいます。
これでは採用側も不安になりますね。
20代なら転職回数が不利にならないこともある
業界によっては、20代なら転職回数が不利にならないこともあります。
「30代以上の自分には関係ないや…」と言わず、一度参考にして見てください。
この中の業界を次なる転職先に選んだ人は、高い確率で転職を成功させています。
転職しやすい業界ですのでぜひ、転職を考えている人は検討してみてください。
- I T、通信系
- クリエイティブ系
- 企画、事務系
- 建築、土木系
- 医療、化学、食品系
専門的な職種は転職回数が多くても不利にならない
上記の転職しやすい業界の中でも、特に転職回数に寛容なのは、I T・通信系です。
さらに異業種からの転職がしやすいのも、I T・通信系です。
また、クリエイティブ系や医療・化学・食品系など専門性を問われる業界はでは、イメージダウンにはなりません。
むしろ、転職回数が多かったとしても、キャリアとして評価されやすいのです。
求められるスキルさえあれば、転職は成功しやすいと言う傾向があります。
転職回数の数え方は?
転職には数え方があるって知っていましたか?
基本的には、「在籍した会社数マイナス1」が転職回数になります。
最初に在籍した会社はカウントしないのですね。
上記の数え方は。正社員や契約社員の場合の数え方になります。
派遣社員の場合、登録している派遣元の会社が変わっていなければ、1回と数えることがほとんどです。
どれだけ派遣先が変わったとしても、同じ派遣会社から雇われていれば転職回数は増えません。
アルバイトの場合は転職回数としてカウントしません。
社員としての雇用でなければ回数には含まれないです。
転職回数が多くてもイメージダウンしない方法
転職回数が多いと、やはり篆書において不利になるイメージですよね。
しかし、転職回数が多くてもイメージダウンしない方法もあります。
一体どんな方法で転職活動を進めたらいいのでしょうか。
ここでは具体的な方法をいくつかピックアップしています。
自分の転職に活かせる方法が見つかるかもしれません。
早速チェックしてみましょう。
転職理由を明確にする
面接の際、よく聞かれるのは「なぜ転職回数が多いのか」です。
転職回数が多いと、「ひとつの仕事を長く続けられない」という印象を抱かれやすいです。
しかし、イメージダウンしないような明確な転職理由を伝えられれば問題ありません。
「転職は自身のキャリアアップのため」というような、しっかりとした自己意識があることを伝えましょう。
転職が前向きな答えであれば、採用担当者も安心して採用されやすくなります。
プラスになる職務経歴書を作る
転職回数が多いからこそ、重要になってくるのは職務経歴書です。
ここでもプラスな印象を与えたいですよね。
転職回数が多いが故に、「あの経験も、このエピソードも」と詰め込んで書いてしまいます。
経験や実績は具体的に数字などを使って表しましょう。
エピソードは簡潔に、分かりやすくまとめてしまいましょう。
職歴はどれだけ在籍期間が短くても、全て正直に記載しましょう。
つい転職回数を減らしたくなってしまいますが、そうすると経歴詐称になってしまいます。
経歴を偽ると、採用後に大きな問題が発生してしまう可能性が高いです。
面接で「欲しい」と思わせることが重要
第一関門である書類選考を突破したら、次は面接です。
面接では、やはり前職を退職した理由・転職回数に対しての質問が来ると予想できます。
「すぐ辞めてしまうのではないか」という不安を払拭するためにも、ポジティブな理由を印象付けたいですよね。
自身のキャリアアップなど、より具体的なビジョンを答えられるように備えておきましょう。
また、面接において、企業研究も怠ってはいけません。
自身の経験や実績が、希望の企業に対してどのような力が発揮できるのか、自分の言葉で表現できるようになりましょう。
自分のセールスポイントを明確に伝える
面接での重要なのは、自分のセールスポイントを明確に伝えることです。
ブレずに一貫性を持たせることが、面接での印象を良くするポイントです。
転職回数が多いと、その分関わってきた仕事の量も多いですよね。
すると、どうしてもその全部をアピールしたくなってしまいます。
ここで気をつけるのは「今まで経験してきた職業の中で、共通してアピールできるポイントはどこか?」です。
一度自分を客観的に分析して見ましょう。
共通したセールスポイントを見つけて、端的に伝えることで、自分の推したいポイントを明確にすることができます。
今回の転職への意欲をしっかりとアピールする
面接で大事なことは、やはり伝えることです。
転職への意欲や熱意も、心のうちに秘めているだけでは、採用担当者は感じ取ってはくれません。
しっかりと今回の転職への意欲をアピールすることが重要です。
「今回の転職が最後の転職」といった心構えで挑みましょう。
今回の転職から「将来の自分はどうなりたいか」という長期のビジョンを具体的に伝え、仕事への熱意を伝えましょう。
スキルを身に付けて応募する
スキルを身につける、というのはいつからでも始められる転職対策です。
特に転職に有利になるのは以下の3つです。
- 営業スキル
- プログラミングスキル
- Webマーケティングスキル
全て売上に直結するようなスキルばかりです。
この他にも、転職したい業界で、有利になるような資格などを取得するのもひとつの方法です。
スキルがあれば即戦力になるので、採用する企業側としても欲しい人材になりますね。
転職市場が活発な時期を考慮して転職しよう
転職をするにあたり、気にするのは「時期」ですよね。
一体どのタイミングで転職活動をしたらいいのか、なかなか分からないですよね。
しかし、働きながらの転職活動ともなれば、転職活動のタイミングによって退職のタイミングも決まるので、はっきり知りたいですよね。
転職時期についてまとめましたので、早速チェックしてみましょう。
業界ごとに転職時期を見定める
転職市場が賑わうのは、2~3月です。
4月から新年度になる企業が多いため、社内体制を整備するタイミングになるからです。
また業界ごとに繁忙期も違いますよね。
繁忙期に向けて、人員が欲しいという業界もあります。
不安ならば転職のプロに相談する
転職活動に不安を感じたなら、転職のプロに相談してみるといいでしょう。
転職のプロ、すなわちキャリアカウンセラーは、転職エージェントにて無料で相談することができます。
イメージダウンをしないポジティブな退職理由や、一貫性のあるアピールポイントなど、自分に特化した武器をともに作ってくれます。
転職エージェントを利用すれば内定率が上がる
キャリアカウンセラーへの相談だけでなく、転職エージェントをがっつり利用すると、さらに内定率が上がります。
また、働きながらの転職活動でも、キャリアカウンセラーがスケジュールの調整などをやってくれるので、効率よく転職することができます。
転職エージェントも、無料で利用できることがほとんどなので、複数利用してみるのもありですね。
自分の行きたい業界に強い転職エージェントを探すのも、効率アップのひとつです。
まとめ
転職回数は2回を超えると、一般的には多いと感じられます。
しかし、転職回数が多くても絶対的に不利になることはありません。
今までの自分を見つめ直し、自分だけの一貫性あるアピールポイントを見つけて見ましょう。
また、転職回数に寛容な業界もあるので、一度チェックして見ましょう。
もし、「求人を探す時間がない…」「転職理由をポジティブな理由に変換できない…」なんて不安になったときは、転職のプロに相談してみましょう。
転職エージェントであれば無料で相談できることがほとんどなので、利用してみることをおすすめします。