「転職を考えているけど、髪の色はオシャレしたい」
「面接で好印象なのは黒髪なの?」
転職を考えているけど、髪色で面接の印象が悪くならないか気になる人は多いのではないでしょうか?
気持ちはすごくわかります。転職は面接が必須。好印象を与えたいのはもちろんですが、それ以上に緊張するから1回で採用されたいですよね。
そこで、この記事を執筆するにあたり、実際に看護師転職エージェント4社に登録し、転職指導のプロから好印象を与える髪色についてインタビューをしました。
結論、最も好印象なのは、ナチュラルブラウンであることがわかりました。
この記事では
- 転職で採用されやすい髪色・髪型
- 看護師が面接で採用されるためのコツ4選
- 転職後に髪色を変えるタイミング3選
について紹介しています。1回で転職を成功させるためにも、ぜひ最後まで読んでください。
看護師の転職で採用されやすい髪色・髪型は?
「面接のためだけに、髪型を整え、黒染めするのは嫌だな」と考えている人も多いのではないでしょうか。
かつて転職を考えた私も同じように、嫌な髪型にした経験があります。
でも、安心してください。
転職するからといって、短髪や黒染めにする必要はありません。
なぜなら、看護師の転職で最も好まれるのは、髪型はまとめて清潔感を出し、髪色はナチュラルブラウンだからです。
一点補足しておくと、男性看護師は黒髪一択です。
看護師転職エージェント4社に問い合わせたところ、「黒染めは全体的に暗い印象を与えてしまう」「ナチュラルブラウンで注意された話を聞いたことがない」と返答があり、黒髪でなくても良いことがわかりました。
むしろ、黒染めは違和感やわざとらしさがでてしまいます。
面接官に違和感をもたれるくらいであれば、無理に黒染めする必要はないですよね。
では、なぜ新卒者は黒髪がマストなのに、転職者はナチュラルブラウンでいいのでしょうか。
それは、面接官が新卒者と転職者違うところに注目しているからです。
社会経験のない新卒者は、黒髪をはじめ、身だしなみなどの見た目で差別化をされる傾向にあります。
一方の転職者は社会経験があるため、これまでの看護経験や仕事への姿勢に注目されます。
つまり、面接官は、あなたが社会経験を通して、成長できているかを知りたがっているのです。
極端な髪色ではない限り、悪い印象は与えません。
髪色で面接官に悪い印象をもたれたくなければ、カラー番号3〜5程度でのぞむことをおすすめします。
黒髪ではなくても良いとわかり、1つ安心できたのではないでしょうか。
次の章では、髪色と合わせ、注意すべき身だしなみについても紹介します。
転職する看護師の鉄板身だしなみ6選
皆さんは、メラビアンの法則を知っていますか。
この法則は、人は会って数秒で相手の印象を決めるというものです。
印象を決める情報として、視覚からが「55%」を占めると言われています。
面接においても例外ではありません。
面接は、印象がすべてです。
髪色以外にも身だしなみを見られます。
いくら髪色が好印象でも、他の身だしなみが整っていなければ、台無しです。
身だしなみは、面接前に誰にでも改善できるため、悪い印象をもたれると、大きな減点になりかねません。
この章では、面接で悪い印象を持たれないためにも、鉄板身だしなみ6選について解説しています。
面接官に好印象を持ってもらえる身だしなみで臨めるように、以下6点に注意してみてください。
ナチュラルメイクが好まれる
自分に合う化粧を普段から研究している女性もいるのではないでしょうか。
相手に良い印象をもたれたいと思いますよね。
しかし、面接ではナチュラルメイクが良いでしょう。
ナチュラルメイクは「知性」「清潔感」といった印象をもってもらえます。
また表情を明くなり、面接へ意欲的にみえます。
面接官はこれから一緒に働くパートナーを探しています。
採用後は患者に接するため、濃いメイクだと病院のイメージダウンにもなり兼ねません。
面接はあくまで職場で働く自分をアピールする場なのです。
そのため、ナチュラルメイクで主張しすぎず、良い印象をもってもらいましょう。
清潔感のある服装
転職する時の服装って何を着たらいいのかわからないと悩んだ経験はありませんか。
最も印象が良い服装は、紺やグレーのスーツといわれています。
スーツを着ていて、悪い印象をもられることはありません。
むしろ、清潔感や真剣さを感じることができます。
リクルートスーツも悪くありませんが、全体的に暗くなり、元気がない印象をもたれかねないので、転職者にはおすすめしません。
シャツは、光沢のない白や薄ピンクが好まれるでしょう。
主張しすぎず、清潔感のあるシャツなら、スーツを相まって引き締まった姿を演習することができます。
アクセサリーはいらない
アクセサリーはいりません。
穴が塞がるという理由でシークレットピアスをする方もいますが、外しておきましょう。
アクセサリーをしていると、面接官はあなたが面接に真剣にのぞんでくれていないと感じてしまうかもしれません。
すると、あなたの話は面接官に届かなくなってしまいます。
せっかく面接しているのに、話を聞いてもらえないのは悲しいですよね。
結婚指輪も同様に外しておきましょう。
指輪がないからといってイメージが下がることはありません。
面接に不要なアクセサリーは控えて損はないでしょう。
デオドラントができていれば匂いはOK
特別な匂いをつける必要はありません。
特に香水やボディーミストなど過度な匂いをつけるのはNG。
匂いは目で見る以上に強烈な印象が残ります。
最低限のデオドラントをして、不快感を与えないだけでも十分です。
自立した鞄
スーツの色に合わせて、自然なものを選びましょう。
落ち着いたデザインのショルダーバックなどでも悪くはありません。
しかし、面接では床に置くことがあるため、自立したものが無難でしょう。
ネイルは控える
ネイルは落とし、爪は切りましょう。
保護のためネイルをしている場合は、無色の主張しない色にしておくことをおすすめします。
看護師が転職で採用されるためのコツ4選
採用されたいなら、面接官の心をつかみましょう。
一緒に働いてみたいと思わせることが重要だからです。
この章では、面接官の心をつかむ4つのコツを紹介します。
転職先で活かせる看護経験を話す
面接でどんな質問をされるかわからない。
面接が近づくにつれ、こんな不安をもつ人もいるのではないでしょうか。
そんな時は、忘れられない看護経験を一つ用意しておくことで、安心できます。
転職エージェントに問い合わせたところ、質問はある程度決まっていることが分かりました。よくある質問として、以下3つがあります。
- 志望動機と職場で活かせる強み
- 看護観
- 印象に残った看護場面と学び
これらすべての質問から面接官が聞きたい事はたった2つ。
あなたの看護経験と経験からえた学びです。
つまり、忘れられない看護経験と学びについて答えを用意しておくことで、どんな質問をされても軸を持って答えられます。
また、転職先で活かせる学びだとアピールすれば、面接官は一緒に働くより具体的なイメージを持つことができ、採用したくなるでしょう。
質問がある程度決まっているとわかれば、安心して面接を受けることができます。
病院の顔になれる気持ちのよい挨拶をする
気持ちのよい挨拶で面接を始めましょう。
挨拶はお互いの心を開くきっかけになります。
また、その場の緊張感を取り払う効果もあると言われていいます。
気持ちのよい挨拶で、その後の面接をスムーズに運ぶこともできるのです。
面接官の立場に立って考えると見えてくることがあります。
24時間患者に寄り添う看護師は、病院の顔になります。
気持ちのよい挨拶をしてくれる人は、今後一緒に働きたいと思えるのではないでしょうか。
入院中の患者へ気持ちのよい挨拶ができる看護師は、元気を与えることもできます。
そんな看護師を採用したいですよね。
気持ちのよい挨拶から面接を始めることは、とても効果的なのです。
話すときは相手の目を見る
相手の目を見て話せるだけで、とても印象が上がります。
慣れない面接は誰しもが緊張して当然です。
そんな中でもきちんと目を見て話すことができれば、プレッシャーに強く、面接へ真剣に取り組んでいる印象を与えます。
命を預かる医療現場では常にプレッシャーとの戦いです。
在院日数は削減され、新規の患者が次々と入院してきます。
その都度、初めてだからといって緊張している暇はありません。
様々なプレッシャーがあったとしても、柔軟に対応できることのアピールにもなります。
また、真剣さは仕事への姿勢として捉えられます。
面接官の目を見て話すだけで、想像以上に好印象を与えることができます。
貴重な時間を割いてもらったことに感謝する
面接の最初と最後に感謝の気持ちを伝えましょう。
自分のために時間を割いてくれているからです。
また感謝が伝えることで、素直な性格だとアピールもできます。
病院側は面接日に向けて、日程や会場の調整、採用人数や予算決めなど、当日の何倍もの時間をかけて準備しています。
貴重な時間を割いてまで向かい入れてくれていることに対して感謝の気持ちを伝えると、面接官の励みになります。
苦労に気づき感謝ができる人は、採用後もスタッフへ感謝をしながら仕事ができると思ってもらえるかもしれません。
面接官に素直さをアピールしたいのであれば、面接の前後で感謝の気持ちを伝えてみましょう。
看護師が転職後に髪色を変えるタイミング3選
転職先が決ったからといって、すぐに明るい髪色にしてはいけません。
転職先では新人であり、最初の印象が大切だからです。
「でも髪色はオシャレにしたい」という人もいると思います。
そんな悩みをこの章では解決していきます。
結論、転職後に髪色を変えるなら、タイミングが重要です。
タイミングを誤ると周りからの印象が悪くなり、せっかく転職したのに人間関係で悩んでは元も子もありません。
髪色は、施設ごとに違いますが、およそ5〜7番程度までが無難です。
施設によっては、規則を設けている可能性もあるため、転職後に先輩に聞いてみるのも良いでしょう。
この章では、転職先で髪色を変える具体的なタイミングについて紹介します。
周りに悪いイメージを与えず、髪色をオシャレできるように、ぜひ最後までお読みください。
一通りし仕事ができるようになってから
一人前に仕事ができるようになったら、髪色を変えましょう。
仕事ができるようになれば、髪色で周りからあれこれ言われる可能性は低いからです。
注意しておくことは、仕事ができると評価するのは、職場の先輩ということ。
先輩から任せられる仕事が増え、実際に「最近仕事ができるようになったね」と言ってもらえる時が髪色を変えても良いタイミングになります。
もしあなたが逆の立場だった場合を想像すると、分かりやすいでしょう。
あなたが先輩で、どんな仕事を任せてもきちんとできる後輩が髪を染めたとしても文句は言いませんよね。
職場で求められるのは、仕事ができることです。
まずは転職先の仕事を覚え、周りからの評価してもらいましょう。
先輩に勧めら時
先輩に勧めてもらったタイミングは、染めるチャンスです。
勧めた理由を聞いておくと、よりスムーズに染めることができます。
例えば、私の同期の話をすると、先輩から「表情が暗くて、疲れている感じ。
前髪を切って、髪を少し明るくしたらどう?」と勧められました。
その場に居合わせた数人の先輩も同意していたため、思い切って染めたとのことでした。
結果、同期の子はイメージチェンジでき、周りからも良くなったと受け入れられていました。
独断で染めると、急に見た目が変わるため、受け入れられない先輩もいます。
しかし、先輩から勧められたタイミングで染めると、理由付けができ自然な流れで染めることができるのです。
先輩に相談してみる
先輩との何気ない会話で、染めるタイミングを聞いてみましょう。
職場よっては、暗黙のルールがあるかもしれません。
また、先輩が染めたタイミングを参考にすることで、間違ったタイミングになるリスクを避けることができます。
実際、以前私が勤めていた職場では、中途採用であっても「染めるのは1年経ってから」という暗黙のルールがありました。
特に職場で規則がない場合は、部署ごとのルールを確認しておく必要があります。
まとめ
以上、転職を考えている看護師の髪色をテーマに、以下について解説してきました。
- 転職するならナチュラルブラウンが好印象ということ
- 髪色のカラー番号は、転職前は3〜5番、転職後は5〜7番が無難ということ
- 採用面接では、これまでの看護経験と学びについて話せるように準備しておくこと
- 転職後は、髪色を変えるタイミングが重要であること
この記事を最後まで読んだあなたは、すでに転職への悩みが解消されているはず。
実りある転職をしつつ、髪色はオシャレができるように本記事がお役に立てば幸いです。