人手不足の絶えない飲食業界で、「辞めたい」とはなかなか言い出しづらいですよね?
仕事に辛さを感じていた場合、状況が改善することを待っていては、自分の身が持ちません。
この記事では、迷惑をかけずに飲食店を辞めるタイミングについて紹介していきます。
飲食店を辞めると伝える時期は何カ月前が最適?
急に「本日をもって辞めます!」なんて事は流石にできません。
なぜなら、退職するなら2週間前までにその旨を伝えなくてはならないと、法律で規定されているからです。
しかし、2週間前というのも急なので、職場が困惑することもあるでしょう。
前もって報告、となれば一体何ヶ月前が最適なんでしょうか。
辞めることを伝えるタイミングは2~3ヵ月前
辞めることを伝えるタイミングは、2〜3ヶ月前がベストです。
なぜなら退職する場合、あなたの後任を探さなくてはなりません。
2週間そこらで後任を見つけるのは、かなり難しいです。
また後任が見つかり次第、あなたの仕事の引き継ぎ作業が始まります。
「店長」「料理長」など代わりが見つかりにくい立場の場合、出来る限り早めのタイミングで伝えるといいでしょう。
後任が決まっている状況であれば1カ月前でもOK
「仕事を辞める」となると時間がかかるのはやはり、後任を見つけることです。
前もって伝えておかなければ、後任が見つからず職場に迷惑をかけることになります。
しかし、もし後任がすでに見つかっているならラッキーです。
「あとは仕事を引き継ぐだけ」と言っても過言ではありません。
後任を探す時間がない分、1ヶ月前の報告でも大丈夫でしょう。
辞めるのを避けるべき時期は?
いざ辞めるとなっても、やはり社会人として一定のマナーは守りたいですよね。
実は、飲食業界では辞めるのに相応しくないタイミングというものがあります。
一体辞めるのを避けるべき時期とはいつでしょうか。
詳しく解説していきます。
繁忙期は避けたほうがいい
今勤めている飲食店に迷惑をかけずに辞めるなら、繁忙期は避けるべきです。
特に12月や1月は忘年会・新年会が多く解されるので、余裕があれば避けるべきでしょう。
もし、次の転職先が決まっていても、今の職場と次の職場を調整して辞める時期を決めましょう。
少々大変ですが、迷惑をかけず円満に辞めるために必要なことです。
3~4月は歓送迎会が多いため避けたほうがいい
3〜4月は歓送迎会が非常に多いです。
最も忙しいと言っても過言ではない時期に辞めるとなると、やはり迷惑がかかってしまします。
忙しい時期では落ち着いて仕事の引き継ぎもできませんよね?
双方のためにも、なるべく3〜4月は避けたほうがいいです。
辞めるならなるべく繁忙期前後のタイミングを狙いましょう。
上司へ辞めることを伝える方法は?
辞める理由は様々あるかと思います。
「こんな労働環境でやってられない」
「他にやりたいことがある」
「独立する」
上記の理由で辞める方が多いです。
「よし!辞めよう!」
そう心に誓ったものの、仕事を辞めるなんてなかなかないことです。
上司にどう切り出していいかわからないですよね?
そこで、上司も納得する辞め方を解説します。
上司に退職を切り出すためには勇気を出す
新しい職場が見つかっていてもやはり話を切り出さなければ何も始まりません。
上司に退職を切り出すと、「何をいっているんだ、大丈夫なのか?」と言われるかもしれません。
その場合、どう言い訳をすればよいのか、逆切れされたらどうしようなど、ネガティブな方向に向かっていませんか?
しかし、退職するためには勇気を持ってください。
あなたが勇気を持って一歩進まなければ何も始まらないのです。
退職を認めてもらうためには下準備が重要
退職を認めてもらには、それ相応の「理由」が必要です。
代えのきかない立場なら尚更です。
退職を認めてもらえるような「理由」を考えておきましょう。
一番効果があるのはやはり家庭の事情ですね。
親や祖父母の介護のため、となれば上司も無理に引き止められません。
嘘をついてでも辞めたいとなれば、この理由を使うといいでしょう。
上司が忙しい時期や時間帯は避ける
あなたが辞めることによって、周りは多少のしわ寄せを受けることになります。
そのしわ寄せを真正面から受けることになるのは上司です。
なぜなら後任を探したり、その後の指示をするのは紛れもなく上司です。
円満に辞めるためにもなるべく上司の機嫌が悪くならないように、退職を伝えるタイミングを見計らうべきです。
仕事が始まってしまうと忙しくなるので、出勤直後・退勤前のタイミングが狙い目でしょう。
どうしても言い出せない場合は退職代行を利用する
これまでにお伝えしてきた内容は、全て円満に辞める場合の方法です。
もし、どうしても言い出せない場合は、退職代行サービスをオススメします。
退職代行サービスを利用すれば、即日で退職することができます。
翌日からはもう職場に行かないくてもいいのです。
その後の手続きは全て代行業者の方がやってくれます。
もう上司や同僚に会わずに済みます。
一刻も早く辞めたい方は検討してください。
「退職願」は退職する日程が決まったら書こう
「退職届」は退職を伝えるタイミングで出すものではありません。
「退職届」には、退職日として決まった日付も書かなくてはなりません。
退職したいと伝えるタイミングで出すものではなく、退職が決まってから出すものなのです。
先走らず、今の職場と話がまとまってから書き出しましょう。
引き留められても勇気を出して断ろう
常に人手が足りていない飲食業界ですから、引き止められることもあるでしょう。
しかし、そこは勇気を持って断りましょう。
「職場の環境を改善するから」と言われたとしても、実際に改善されるかは正直わかりません。
また、改善を待っている間に、あなたの身が持たなくなってしまうかもしれません。
辞めずに残ったとしても、場合によっては今よりさらに居心地も悪くなってしまうこともあります。
一度辞めると決めて上司に伝えたら、引き留められてもしっかり断りましょう。
転職先を決めておけばスムーズに退職できる
転職先が決まっていないとなると、「じゃあ見つかるまで働いたほうがいいよね?」と言われて退職が先延ばしになります。
そして、いつの間にか話がうやむやになり、気づけば話がなかったことになってしまいます。
しかし、転職が決まっているとなれば、あとは退職届や引き継ぎなど必要なことをこなすのみです。
あらかじめ転職先を見つけておけば、スムーズに退職することができますね。
また、準備をせずに転職しようとするとお金が足りなくなってしまい、焦ってブラック企業に入ってしまう可能性もあります。
円滑に、円満に退職するためにも、先回りしてできる限りの準備はしておきましょう。
在職中の転職活動については下記の記事で解説しています。
まとめ
常に人手の足りていない飲食業界で、「辞める」とはなかなか言い出しづらいですよね。
しかし、一番大切なのは仕事でも上司でもなく自分自身です。
自分がどうしたいかという気持ちを真っ先に優先すべきです。
自分を優先するからこそ、周りにも少し気を遣ってなるべく円満な退職を心がけましょう。
どうしても言い出せない時は、退職代行サービスも視野に入れて考えてみましょう。
下記の記事では「退職代行NEXT」について解説しています。
退職を検討しているかたはぜひご覧ください。