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資格は本当に意味がないのか?役に立つ資格と役に立たない資格を徹底解説!

「仕事がつらい。転職したいが資格はとったほうがいいのか?役に立つのか?」

その悩みにお答えするのがこの記事です。

結論、取得して意味のない資格、役に立たない資格などありません。

ただし、その資格はあなたのやりたい仕事に必要で就職先も求めているものであるべきです。

さあ、意味を持ち役に立つ資格探しに出かけましょう!

資格を意味があり役に立つものにするために、本当にやりたいことを仕事に選ぶ

やりたい仕事が資格取得を容易にする3つのマインド

  • やりたい仕事はつらさを呼ばない
  • やりたい仕事は努力を惜しませない
  • やりたい仕事は続けることができる

やりたい仕事が持つ資格取得に必要なマインドを解説します。

やりたい仕事はつらさを呼ばない

まずは根本的なところで、今の仕事がつらいと感じている原因をきちんと把握する必要があります。

さまざまな原因を一括りにすることは簡単ではないことはわかっていますが、「やりたくない・好きではない・仕方がなくしている」仕事であるとは言えないでしょうか。

それは、つらいことです。

せっかく転職をするのなら自分がやりたいことや好きなことを中心に据えて行動するべきです。

なぜなら、やりたい仕事はその言葉通り自分自身がやりたいことなので、つらくても本人はつらさを感じないのです。

やりたい仕事は努力を惜しませない

逆に、やりたくないことには努力を続けることは困難です。

どうしても後ろ向きになりがちです。

努力のないところに成長も期待する結果も生じることはないでしょう。

努力することは根気を要するからこそ、やりたいと思えることで積み重ねていくことが本来の姿ではないでしょうか。

やりたい仕事は続けることができる

やりたいことや好きなことなら、たとえつらさや困難さを感じても続けることができます。

継続は力なり。

結果、自分の成長や会社や世間への貢献へとつながり好循環を生み出します。

やりたい仕事に必要な資格であれば、努力を惜しまず、つらさを覚えず、勉強し続けることができるのです。

自分のやりたい仕事と就職先の両方が求めている資格を取ることで有利に働くことができます。

問題は資格にあるのではなく、あなた自身に帰属するのです。

資格を取得することは決して無駄ではない3つの理由

  • 努力した時間はかけがえのないもの
  • その知識は宝となる
  • 自信につながる

ここで、ひとつずつ説明いたします。

努力した時間はかけがえのないもの

資格取得に難易度の差はあるにせよ、そんなに簡単には手にできません。

勉強時間を確保し集中力を磨かなければ容易ではないでしょう。

そこで身につけた力は、その後のあなたのキャリアアップを大いに助けることとなります。

努力できることは才能です!

その知識は宝になる

資格を取得するために新しく得たその知識は、その後の人生の多くの場面で活用できる可能性を高めます。

深く知ることで思考の幅も広がり、仕事をする上でも他と一歩も二歩も差をつける素地を築くことにつながるでしょう。

知れば行動に移すことは容易になり、仕事への姿勢も能動的に変わるでしょう。

自信につながる

資格取得という結果を出すことは一つの成功体験です。

それは、次に何かを挑戦する際も「自分はできる」という自信になり、仕事で感じるつらさをも乗り越えるよろこびを引き連れるでしょう。

「仕事を休みたい」というつらさを払拭(ふっしょく)する力となるはずです。

自信も宝です。

以上が、資格を取得することが決して無駄ではない3つの理由です。

資格取得という成功体験は、就職・転職・キャリアアップに有利に働くことはお分かりいただけると思います。

今の仕事がつらいと悩んでいるあなたのその思いを解決するために必要な2つのこと

  • やりたいことや好きなことを仕事にする
  • 困難な道を選ぶ経験を積み重ねる(資格取得はその一つ!)

以下に説明し、さらにここでも資格取得が転職に有利に働くことを示します。

やりたいことや好きなことを仕事にする

前述のとおり、やりたくないことや好きでもないことをするのは、いくら仕事とはいえ苦痛でしょう。

「仕事だから仕方がない」「やりたいことを仕事にするのは理想であって、現実はそう甘くはない」と、あなたは諦めていませんか。

あなたが本当につらさから脱却したいと望むのなら、決断すべきです。

やりたいことや好きなことであれば、「休みたい」という思いには至る前に何らかの改善策や打開策を自ら講じていくはずです。

なぜなら、前へ進みたいからです。

やりたいことは前進する原動力であり、むしろ喜びやワクワク感で心は満たされます。

困難な道を選ぶ経験を積み重ねる

そもそも、人は楽な道を選びがちです。

やりたくない仕事をしていれば、自分にとって難しい選択をするのはそれこそ簡単ではないでしょう。

しかし、やりたいことならどうでしょう。

たとえそれが困難でもやり続けることができます。

なぜなら、やりたいから。

好きだから。

ここでは、「やりたいこと」と「好きなこと」を同義として話を進めています。

再度申し上げますが、何かの結果を出すには困難さを乗り越えていく必要があり、そこで得られる成功体験が自信を連れてきます。

転職先として、やりたい仕事を選び、そしてその仕事に必要な資格であるなら、難易度が高くても挑戦心を宿したまま向かっていけるはずなのです。

資格取得の成功体験は、転職やキャリアップに有利に働き生活全般をも好転させていくでしょう。

では、これらの点を踏まえた上で役に立つ資格をご紹介していきます。

評価や感想は、あくまでも筆者個人の意見です。

ご自身の判断のもとで参考にしていただければ幸いです。

役に立つ資格の例

資格には国家資格と民間資格があります。

国家資格は法律で定められたものであるため権威があり信頼性も高いと言えます。

民間資格に比べ難易度が高く、履修期間も長くなる傾向にあるため相手に与える印象も含め、取得しておいて決して無駄にはならず十分役に立つものです。

中小企業診断士

中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家で、就職・転職の際には有利になる汎用性の高い国家資格です。

多くの企業での評価は高く大企業では取得を奨励しています。

宅地建物取引士

土地・建物の権利や税金、実務や法令に関する不動産取引の専門知識があることを証明する国家資格です。

5人以上の事務所に対して1人以上の宅地建物取引士の配置が義務付けられており、企業も積極的に求める資格です。

合格率15〜17%という難問のため、1年くらいのスパンで履修することが現実的です。

税理士

個人や法人の顧客に節税対策として、税金の申告・申請や税務書類の作成をします。

また、資金に困っている中小企業に対して銀行から融資を受けやすくするアドバイス等の相談も行う有望資格です。

電気工事士(第二種)

住宅や店舗など600V以下で受電する設備の新築および増改築時、配線どおりに屋内配線を行いコンセント設備やアース施工をするのが仕事です。

取得は未経験でも独学でも可能であり、さらには実務経験を積めば独立することもできるため年齢を問わず活躍できる資格であると言えます。

公認会計士

企業の成績表である財務諸表が適正に作成されているかをチェックする監査業務を行う仕事です。

難易度は格別ですが、業務範囲は広く、すべての会社で会計士の専門知識を活用する道があります。

監査業務・税務業務・コンサルティング業務・最高財務責任者(CFO)業務など自身がやりたいキャリアを選択できることが魅力の資格です。

社会保険労務士

社会保険労務士法に基づいた国家資格です。

人材に関する専門家であり、企業における採用から退職までの「労働・社会保険に関する諸問題」や「年金の相談」に応じるなど、業務内容は広範囲に渡ります。

簿記検定

勘違いされる方が多いのですが、簿記検定は国家資格ではなく、公的資格です。

公的資格は、文部科学省や経済産業省などの各省庁が認定するため信用力などの点から民間資格とは差別化を図っています。

簿記の基礎知識、計算能力を判定する1〜3級の試験です。

日々の取引など帳簿に記録することや年度末には決算書などを作成するため、計算スキルは必須です。

できるならば2級が望ましく、履歴書に記載することでアピールポイントに なり、実務経験があれば採用にも有利です。

保育士

保育園で子供の世話をし、生活や遊びを通して基本的な生活習慣や社会性を身につけさせていく職業です。

平成15年から国家資格となり、年齢の上限はなく何歳からでも目指すことができますが、受験資格は高校を卒業した年度などにより違いがあるので注意が必要です。

旅行業務取扱管理者

営業所に1名以上の旅行業務取扱管理者を配置することが旅行業法で義務付けられているため、旅行会社に勤めている人の多くが持つ資格です。

そのため、取得すれば就職に有利であり、旅行会社を起業できるというメリットも挙げられます。

資格は、①国内旅行業務取扱管理者資格②総合旅行業務取扱管理者資格③地域限定旅行業務取扱管理者資格の3種類があります。

社会福祉士

高齢者や障がいのある方々が快適な日常生活を送れるようサポートを行い、福祉施設・学校・行政機関・病院など活躍の場は多岐にわたります。

高齢化や虐待問題の増加の影響もあり、社会福祉への期待は高まっていることから社会的ニーズの広がりを見せている注目の資格といえそうです。

登録販売者

2009年の改正薬事法により新設された公的資格です。

受験資格の制限はなく、有資格者は小売店では不足しており特に女性におすすめの役に立つ資格です。

「第二医薬品」と「第三位薬品」に分類されているものが販売可能な範囲であり、医薬品の販売以外にもお客様への薬に対する適切な助言や副作用・効能の説明も重要な業務です。

消防設備士

消防用設備などの点検、また設備や工事を行うことができる専門の資格です。

劇場、デパートやホテルなどの建物は、用途・規模・収容人員に応じて屋内消化器、スプリンクラーや自動火災報知器などの設置が法律により義務付けられています。

消防設備士は、それらの工事などを行うことができます。

近年、防災についての意識は高まっており、消防設備士の需要は拡大していくと考えられています。

管理業務主任者

マンション管理業者が管理組合に対して管理委託契約に関する重要事項の説明や管理事務報告を行う際に必要とされる国家資格です。

約2200社ある国土交通省に登録されているマンション管理会社は、管理業務主任者を一定数以上配置する法律上の義務があります。

以上が役に立つ資格の例です。

再度申し上げますが、資格はやりたい仕事に必要なものとして捉えることは常に忘れずにいましょう。

最後に、役に立たない資格について見ていきます。

役に立たない資格の3つの条件

  • お金さえ払えば取れる
  • 短期間で取れる
  • 希少性に欠ける

これらは、民間資格に多く見て取れます。

説明していきます。

お金さえ払えば取れる

お金を払っても取得することが難しいからこそ価値あるものであり、成功体験として就職先に指し示すことができると言えます。

お金を払って簡単に取得できるものでは役に立つとは言えません。

短期間で取れる

本来資格とは、時間をかけて勉強しなければならない難しい内容のものであるはずです。

だからこそ、取得した努力を買われ採用にも有利に働くのです。

役に立たないのは言わずもがなです。

希少性に欠ける

合格者がいくらでもおり、誰でも自由に試験を実施することができる法的根拠もない資格であれば、いくつ取得できても就職や転職に有利に働くことはないでしょう。

以上、資格というものは、国が国で定めた法律に基づいて試験の実施から認定までを行い、その結果、見事合格した者だけに与える特権であるべきです。

また、ここでも就職先の企業と関係のない資格や実務経験を比較して重んじるケースなどでも資格自体が役に立つことはないと申し上げておきます。

役に立たない資格の例

以下に、役に立たない資格の例を紹介します。

  • 医師事務作業補助者
  • ITパスポート
  • 歯科助手
  • 医療事務
  • 介護事務
  • フードコーディネーター
  • キャリアコンサルタント
  • 相続診断士
  • 防災士
  • 敷金診断士
  • 児童英語教師
  • メンタル心理カウンセラー
  • 整理収納アドバイザー
  • 野菜ソムリエ
  • 健康管理士
  • 個人情報保護士
  • ウェブ解析士

まとめ

資格は、やりたい仕事に必要な就職先も求めているものにするべきです。

その上で、取得して意味のない資格、役に立たない資格などありません。

困難でもやり続ける原動力となる「やりたい仕事」を見つけることがつらさを払拭できる道であり、難しい資格への挑戦心も宿します。

あなたにとって意義のある転職になることを願っています。

また、年代別に転職成功のポイントは下記の記事で詳しく解説しています。

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