これから就活を本格的に始めていこうと思うみなさん、就活が年々早期化しているのをご存知でしょうか。
就活が早期化すると、今までの就活スケジュールよりも早めに準備しないと、間に合わないようになってしまうかもしれません。
この記事では、
- 就活が早期化している理由
- 就活は早めに動こう!どんなことを早めにすれば良い?
- 就活を成功させる上でのポイントとは?
を解説します。
この記事を読むと何を早めに準備すればよいのか、就活を成功させるポイントが何かがわかります。
ぜひ読んでみてください。
就活が早期化している理由
就活が段々と早期化しており、その傾向は今後さらに進むでしょう。
その背景には
- オンラインの活用
- 新型コロナウイルスの影響
- 通年採用
- 早期選考
があると考えられます。
これらがどのように就活の早期化に影響を与えているか、一つひとつ詳しく説明します。
理由1.オンラインの活用
コロナ禍の影響もあり、オンラインでの会社説明会、オンラインでの面接などが定着してきました。
オンラインで面接ができるため、企業側は全国に出向くことや、会場を準備しなくてよくなり、採用活動がしやすくなります。
学生側にとっても、会場まで足を運ばなくてもよくなり、選考に参加しやすくなりました。
そのため、就活の早期化が進んでいると考えられます。
今後も就活でオンラインは活用されるため、オンラインでのツールの使い方や、オンラインで人と交流することに慣れておきましょう。
対面のときと同じようなリアクションをしても、オンラインだと「リアクションがない」と思われることがあります。
ゆっくり、はっきり話し、少し大きめのリアクションを心がけてください。
理由2.新型コロナウイルスの影響
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、学生は就職に対しての危機意識が芽生えました。
「就活が厳しくなるかもしれない」
「採用枠が減るかもしれない」
「内定をもらっても、それが取り消しになるかもしれない」
そのような気持ちもあり、早めに就活を始める学生が増えました。
早めに就活を始め、早く内定をもらえると安心です。
どこかの企業から先に内定をもらっておき、内定をもらった後も大手企業などの選考を受ける学生が増えています。
2023年卒の就活スケジュールは、2022年3月1日から情報解禁となっていますが、2022年2月の時点での内定率は、前年を上回っています。
これは、就活生たちが早めに動いている結果でしょう。
新型コロナウイルスの影響はまだ続くため、2024年卒生も早めに就活の準備を始めてください。
全体的に就活は早期化しています。
その流れはいっそう加速するでしょう。
早めに情報を集め、準備を開始しなければ就活の波に乗り遅れてしまうかもしれません。
理由3.通年採用
企業の中には、就活の一般的なルールに沿わず、独自に通年採用を実施しているところもあります。
この通年採用は、時期を決めて新卒者を一括して採用するのではなく、年間を通じて採用活動をする方法です。
「3月情報解禁で6月から本格選考」のルールではないところで、採用活動をしているため、企業によっては大学1年生のエントリーも受け付けています。
このような通年採用の企業が増えると、大学1年生や2年生ですでに内定が決まっているという学生も出てくるでしょう。
理由4.早期選考
企業側も、優秀な学生がいたら早く内定を出して、いい人材を早めに確保したいという気持ちがあります。
そのためには他社よりも早く動かないといけません。
その気持が、早期選考につながっています。
企業側が学生とどこで接点を持つかというと、会社説明会やインターンシップです。
会社説明会やインターンシップに参加する学生というのは、その企業に興味を持っている学生でもあります。
インターンシップに参加した学生の中で、優秀な学生がいればその学生を確保するために、早期選考を案内するケースが増えているようです。
このように、インターンシップからそのまま早期選考につながることがあるため、インターンシップには積極的に参加しましょう。
就活は早めに動こう!どんなことを早めにすれば良い?
就活が早期化している理由が理解できたら、次は何を始めればいいかですよね。
就活の準備として、
- 就活のスケジュールを把握しておく
- サマーインターンに参加する
- 自己分析をする
- 業界分析をする
- 自分の就活をサポートしてくれる人を探す
これらのことを解説します。
就活のスケジュールを把握しておく
就活のスケジュールは頭に入っているでしょうか?
2024年卒生の場合、2022年の夏からインターンシップが始まります。
2022年の秋冬は、オータム&ウインターインターンシップがあり、2023年3月に企業の採用情報が解禁されます。
そこからエントリーを始め、6月からは本選考というスケジュールです。
一般的なスケジュールは上記のとおりですが、業界によっては選考の時期がもっと早く始まるところもあります。
例えば外資系企業では、大学3年生の9月~12月に内定がでます。
メガベンチャー企業やマスコミは、大学3年生の12月~3月です。
内定がこの時期のため、エントリーや会社説明会はもっと早い時期に行われます。
また、通年採用の方法を取っている大手企業は多くあります。
例えば、メルカリやファーストリテイリング、ソフトバンクなどです。
もしあなたが希望する業界や企業があるのでしたら、一度その企業のサイトを見に行ったり、採用情報を探したりして、いつから動けばいいのかを把握しておきましょう。
サマーインターンに参加する
インターンシップは短期のものから長期のものまで、さまざまな期間で実施されます。
インターンシップのプログラム内容は、事業内容の説明であったり、実際の仕事を体験したり、グループワークなどで仕事を擬似体験したりするものがあります。
就活の準備として、ぜひサマーインターンに参加してみましょう。
就活のサイトや大学のキャリアセンターなどでインターンの情報が手に入るため、いつ頃どんなインターンが実施されるのかチェックしてください。
インターンに参加した先輩たちは、
「就活の予行演習ができた」
「働くイメージがつかめた」
などと、インターンシップに参加したメリットがあったと感じているようです。
サマーインターンは8月に実施する企業が多く、その応募は6月~7月に始まるため、自己分析などの準備を今から始めておきましょう。
自己分析をする
自己分析は早くから準備ができるものであり、就活の中で大切なポイントとなるものです。
実はインターンシップにも、選考を経て採用されるものがあります。
その選考は就活の際の選考と同じように、書類選考や面接などです。
応募書類の提出や面接で、自己PRを記入したり聞かれたりするため、今から自己分析を始めても早すぎるということはありません。
自己分析をする際には、自己分析をする目的をしっかりと把握しておきましょう。
就活のための自己分析の目的は2つ、1つはあなたの価値観に合った仕事を探すため、2つ目はあなたが希望する企業にいかにマッチするということを伝えられるようにするためです。
自己分析を通じて、あなたがどのような状況だと心地よいのか、どのような価値観を大切にしているのか、これからどのように生きていきたいのかがわかれば、それに合った企業が選びやすくなるでしょう。
そして企業に、あなたの強みや性格をわかりやすく述べられるようにしておきます。
業界分析をする
自己分析と同時進行で、業界分析も早めに手を付けましょう。
世の中にはたくさんの業界があり、数え切れないくらいの企業があります。
しかし私たちが知っているのは、広告などで見たことのある企業か、日常生活に関係している企業しかありません。
知っている企業の中から選ぼうとすると、かなり選択肢が狭まります。
そんなことのないように、どのような業界があるのかから学んでいきましょう。
最初は広く浅く知識をつけます。
どのような業界があるのか、その業界の役割は何なのかなどを調べます。
その中から興味を持てるような業界が出てきたら、次はその業界に絞って分析をしてみましょう。
就職情報サイトなどでは、業界の特徴・仕組み・近年の動向などを紹介してくれているため、その情報を読み込みます。
新聞・ニュースや書籍を利用することや、合同説明会などで直接企業の担当者から話を聞くこともできるでしょう。
インターンも、その業界の雰囲気を知ることができ、あなたが働いているイメージを持つのに役に立ちます。
自分の就活をサポートしてくれる人を探す
あなたの就活をサポートしてくれる人を探しましょう。
客観的な意見を言ってくれて、相談に乗ってくれて、あなたに適した企業などを紹介してくれる人がいれば、就活も孤独な戦いではなくなります。
そのような人はどこで探せばいいのでしょうか。
例えば大学のキャリアセンターの職員の方々や、就活のエージェントサービスのアドバイザーなどは就活のプロのため、頼りになるでしょう。
他にも、友人や、就活を通じて知り合った先輩や、知り合いの方も頼ってみましょう。
就活を成功させる上でのポイントとは?
就活は、人によってはなかなか結果が出ずに、苦しむことがあるかもしれません。
あなたの望むような結果を出すポイントは、下記の5つです。
- 就活=嫌なものと考えない
- 効率よく就活する
- 1つの業界に絞る
- さまざまな説明会に参加する
- 悩みはキャリアセンターへ
詳しく見ていきましょう。
就活=嫌なものと考えない
就活自体に嫌なイメージがあると、就活と聞いただけで気分が悪くなりますね。
就活を嫌なものと考えるのをやめ、就活のメリットに目を向けましょう。
就活のメリットとして
- 自信がつく
- メンタルが強くなる
- 成長できる
- 自分のことが理解できる
が挙げられます。
自分で考えて、動いた結果、就職できたことは自信につながるでしょう。
就活で苦しさや辛さを経験したからこそ、メンタルも強くなり、成長もでき、社会人になった今も頑張れていると感じる人もいるようです。
また、自己分析をして徹底的に自分に向き合うのは、この時期をおいて他にないかもしれません。
このように、就活において得られるメリットを考えて、「よし、やるぞ!」と積極的に動きましょう。
効率よく就活する
就活は企業選びやエントリーシート提出、説明会出席、就活スケジュールの管理など、面倒なことがたくさんあります。
それらをできるだけ効率化することが、息切れせずに結果が出るまで就活を持続できる秘訣です。
例えば、企業選びですが、合同説明会に参加すれば一度に何社もの企業の説明を聞けるでしょう。
エージェントを利用すれば、あなたが思っていなかったような、マッチするような企業を紹介してもらえるかもしれません。
エントリーシートも、手書きだと時間がかかるため、Web提出の企業に優先的に提出するのがおすすめです。
スケジュール管理はアプリなどもあるため、できるだけ楽に管理ができる方法を探してください。
このように、一つひとつを効率化していけば、手間はかなり減らせるでしょう。
1つの業界に絞る
1つの業界に絞るというのも、就活を成功させる一つの手ではあります。
1つの業界に絞ると、他の業界の業界分析などをしなくても良くなるため、時間が有効に使えるでしょう。
しかも、1つの業界だけに集中するため、業界分析も深く理解した上で企業選びが可能です。
志望動機の説得力も増すでしょう。
このようなメリットはありますが、もちろんデメリットもあります。
それは、就職の選択肢が狭くなるということです。
そのため、もしその業界に対しての就活がうまくいかない場合、途中から他の業界のことを調べ始めても手遅れになる可能性があります。
1つの業界に絞ることは、メリットもデメリットもあります。
両方を考えてみて、あなたに合う方法を探しましょう。
さまざまな説明会に参加する
就活のオンライン化で、会社説明会もオンラインで開催する企業が増えています。
以前は会社説明会に参加するため、時間や交通費、宿泊費をかけないと参加できませんでした。
しかし今では、パソコンやスマホがあり、ネット回線がつながっていればどこからでも参加できるようになりました。
東京の企業の会社説明会に参加して、続いて大阪の企業の会社説明会に参加するということも可能です。
1日に数社の説明会に参加もできるでしょう。
そのため、「ちょっと話を聞いてみたいな」と思う企業の説明会には、参加するようにしましょう。
その企業の雰囲気がわかり、もしかして将来一緒に働くかもしれない方々と話ができ、新たな発見があるかもしれません。
悩みはキャリアセンターへ
就活に悩みはつきものです。
エントリーシートの書き方から、面接の服装やオンラインでの対応の仕方など、わからないことがたくさんあります。
そんなとき、相談に乗ってくれるプロがいれば心強いですよね。
学校にはキャリアセンターがあり、そこにいる職員の方は就活のプロです。
今までも先輩たちの相談に乗ってきました。
キャリアセンターの方は、その学生の希望が叶うような就職をしてほしいと望んでいます。
親身になって相談に乗ってくれるでしょう。
早期化する就活のことを考えて動こう!
この記事では就活が早期化している理由と、そのための準備について解説しました。
就活の早期化に対応した早めの準備が必要です。
早めに自己分析、企業分析を終わらせ、情報を収集して、動くことがポイントです。
最初は浅く広く、まずどんな企業があるかを探してみましょう。
インターンシップも積極的に参加しましょう。
早めに取り組むと、気持ちにも余裕が出ます。
あなたが一回り大きく成長できるような、充実した就活を目指してください。