2024年卒の学生は、「就活が始まるのは、まだまだ先だよね」「就活が始まると忙しくなるから、今のうちに遊んでおこうかな」と思っているかもしれません。
しかし、2024年卒といえども、2022年からすでに就活の前段階に入っているのです。
まだ先だと思っていると、気がついたら後れを取っていたということにならないように、2024年卒のみなさんに向けて、
- 2024年卒の就活とインターンシップの状況
- 2024年卒のインターンシップに向けての準備方法
- サマーインターンシップのスケジュール
- ウインターインターンシップのスケジュール
を解説します。
この記事を読んで、早めの就活準備を始めましょう!
2024年卒の就活の状況は?
2024年卒の就活の状況がどのようになるのか、不安に思っている学生も大勢いるでしょう。
しかし、早めに情報を収集し準備を始めれば就活をスムーズに進められるため安心してください。
ただし、就活のオンライン化は進み、2024年卒の就活はオンラインが当たり前になるためオンライン就活ができるような準備をしておきましょう。
また、就活のスケジュールは今までと変わりません。
2023年3月から採用情報が解禁され、6月からは選考活動解禁です。
2024年卒の就活はオンラインが当たり前になる
新型コロナウイルスの影響で、就活のオンライン化が進みました。
2024年卒の就活もその傾向はさらに進み、オンラインが当たり前になるでしょう。
そのため、オンラインで就活をするための対策を立てておいてください。
オンラインで就活をするためにまず必要なのは、安定したネット環境です。
パソコンを持っているなら、会社説明会や面接の際には有線LANでネットを繋ぐことをおすすめします。
オンライン面接などで、パソコンやスマホをどこに置くかも重要です。
特にスマホは卓上に平置きすると、相手から見えるアングルが下からのアングルになるため印象がよくないでしょう。
カメラと目線が同じになるように、スタンドなどを準備してください。
オンラインで企業の方と話をするときに、対面だと伝わる雰囲気がオンラインでは伝わりにくいでしょう。
そのため、明るい表情を心がけ、リアクションも少し大きくしたほうが伝わりやすいです。
オンラインでの就活を見越して、オンラインで交流することに慣れておきましょう。
2023年3月から採用情報が解禁され、6月からは選考活動が解禁
2024年卒の就活スケジュールは以下のとおりです。
・2022年夏:サマーインターンシップ
・2022年10月頃:外資系や一部マスコミなどエントリー開始
・2022年秋・冬:ウインターインターンシップ
・2023年3月:採用情報解禁、会社説明会スタート
・2023年6月:本選考スタート
就活はまだ先だと思っていても、2022年の夏からはサマーインターンシップが始まります。
また、業界によっては2022年の秋にエントリーを開始するところもあるため、志望する業界や企業がいつから採用活動を始めるのかをしっかりチェックしておきましょう。
一般的には2024年卒の学生は、2023年3月に採用情報が解禁され、各企業のホームページで採用情報が公開されます。
興味のある会社にエントリーし会社説明会に参加、その後エントリーシートを提出します。
2023年3月からは、やらなければいけないことが多くて時間が足りないという状況になることが予想されるため、それまでに準備できることはすべてしておきましょう。
2023年6月から面接などの選考が始まり、内々定が決まっていくでしょう。
2024年卒のインターンシップの状況は?
就活は学部4年生/修士2年生になる3月から情報解禁ですが、インターンシップはそれより先に学部3年生/修士1年生の夏から始まります。
「インターンシップって何?」「参加しない人もいるみたいだけど、参加したほうがいいの?」「インターンシップに参加すると、どんなメリットがあるの?」と思っている2024年卒生に、
- 2024年卒のインターンシップは2022年の夏から開催
- インターンシップの重要性が高まっている
この2点を詳しく解説します。
2024年卒のインターンシップは2022年の夏から開催
2024年卒のインターンシップは、2022年の夏からです。
インターンシップとは、学生が興味のある企業で実際に職場体験ができる制度です。
1日体験や1週間~1カ月の短期、1カ月以上の長期など、さまざまな期間が設定されています。
インターンシップに参加すると、あなたが将来その企業で働くイメージが湧きやすくなるでしょう。
参加した企業の仕事内容や企業の雰囲気も理解でき、社会人としてのマナーも学べます。
さらに、業界・企業研究に役立ちますし、就活をする際の経験談としても役に立つでしょう。
大学によってはインターンシップを単位認定するところもあります。
インターンシップ本番は2022年の夏ですが、エントリーはもっと早くから始まるため、先に情報を集めておきましょう。
インターンシップの重要性が高まっている
インターンシップに参加するべきかどうかで迷っている2024年卒の学生もいるでしょう。
結論から言うと、参加するのをおすすめします。
企業側がなぜ時間と手間と経費をかけてインターンシップを実施しているかを考えてみましょう。
学生たちの教育支援や社員教育という側面、学生とのミスマッチが防げるという点もありますが、企業の広報活動や優秀な人材の確保の面が大きいです。
インターンシップに参加する学生は情報を自分で取りに行け、働くことに対して意欲のある学生だと見られます。
インターンシップを実施すると、就活が始まる前に優秀な学生と接点を持つことが可能です。
双方にメリットのあるインターンシップは、さらに重要性が高まっていくでしょう。
そのため、インターンシップに参加していなければ、逆に情報に疎い学生、働くことに積極的ではない学生と見られてしまう可能性もあります。
2024年卒のインターンシップに向けての準備方法
インターンシップに参加しようと思えば、そのための準備も必要です。
申し込めば誰でも参加できるインターンシップもありますが、選考を経て参加できるインターンシップもあります。
特に秋・冬のインターンシップは募集人数が少ないために、選考が厳しくなるでしょう。
選考を通過するためには事前準備が欠かせません。
- 2022年5月までに就活準備を進めておく
- 自己分析をしておく
- 自己PRを作成してみることも大切
この3点について、一つひとつ詳しく見ていきます。
2022年5月までに就活準備を進めておく
就活準備はまだまだ先と考えていた学生にとって、2022年5月までに就活準備を進めておくことを伝えるとびっくりするかもしれません。
しかし、就活は早めの準備が肝心です。
「そうは言っても、何から手を付けていいのかわからない」と思っていませんか?
就活の準備としてまずあげられるのは、自己分析と、業界・企業研究です。
自分を知り、仕事について知ることで、あなたの価値観に基づいた企業を選べます。
- 自分のことも、仕事のこともよくわかっていない
- 自分のことはよくわかっていないけれど、業界や企業のことはよく知っている
- 自分のことはよくわかっているけれど、世の中にどんな仕事があるのかわからない
このような状態だと、あなたにピッタリ合った仕事を選べません。
あなたに合わない企業を選んでしまったら、頑張って就活をしたのにもかかわらず、すぐに仕事を辞める可能性が出てくるでしょう。
仕事を頑張って続けても、あなたに合わないため、身体や心にダメージを受けることも考えられます。
そんなことにならないように、しっかりと準備を進めましょう。
自己分析をしておく
あなたは今まで自己分析をしたことがあるでしょうか。
あなたはどのような特徴があり、どのような考え方をしてどのようなことに価値を認めるのか、考えたことがありますか。
「人と話をするのが好き」とか「細かいことをコツコツするのが苦にならない」「新しいことに挑戦するのにワクワクする」など、自分の大体の性格はわかっているでしょう。
しかしそのような表面的なことだけでは、就活では役に立ちません。
あなたの価値観にマッチするような企業に就職するためには、
- あなたがその企業の求める人物像に沿った人物だと説明できる
- あなたの性格を、その根拠となるエピソードを交えて説明できる
ことが重要です。
あなたが自分をしっかり分析し、志望する企業のことも詳しく理解できれば、その企業にあなたをどのように売り込めばいいかがわかります。
これは本選考のときに非常に重要ですが、インターンシップでも選考を通過しないといけない場合もあるため、今のうちから準備をしておきましょう。
自己PRを作成してみることも大切
インターンシップのエントリーシートにも、就活が始まってから企業に提出するエントリーシートにも自己PR欄があります。
自己分析が終われば、一度自己PRを作成してみましょう。
そのときに注意することは、何のために自己PRするかの目的を忘れないことです。
インターンシップや就活の自己PRなら、「私は御社の役に立つ人材です」「御社が求めている人物像に沿った人物です」というPRが必要です。
そこを押さえずに、ただ「スポーツが得意です」や「洋服が縫えます」と書いても、企業側から見ると「だから、どうした」となるでしょう。
あなたの自己PRを読んで、企業側がどう感じるかを念頭に置きながら自己PRを作成することがコツです。
その企業で活躍するイメージが湧くような、成果を残せる人物であると印象づけられるような自己PRにしましょう。
「私の強みは〇〇です」で終わらず、それを裏付けるエピソードや、感じたこと、行動したこと、そのことがどのように仕事に生かせるかも盛り込みましょう。
サマーインターンシップのスケジュール
サマーインターンシップは、その名の通り、夏にインターンシップが行われます。
そのため、サマーインターンシップの選考はそれよりも前、そしてエントリーはその選考よりも前です。
「サマーインターンシップは夏休みくらいにあるだろうからと、ゆっくり構えていたらエントリーの締め切りはとっくに終わっていた」ということにならないように注意しましょう。
企業によって違いはありますが、一般的なサマーインターンシップのスケジュールは、
- 4月中旬~5月中旬:サマーインターンシップ情報公開
- 5月末~6月:エントリー期間
- 6月末~7月中旬:サマーインターンシップ選考
- 7月末~9月:サマーインターンシップ実施
です。
それぞれの時期にチェックしておくことなどは以下の通りです。
- 4月中旬~5月中旬:サマーインターンシップ情報公開
この時期に、多くの企業がサマーインターンシップの情報を公開し始めます。
気になる企業がある場合は、その企業のホームページで確認してください。
まだ、志望する業界や企業をはっきり決めていない場合は、インターンシップの情報がまとめて載っているサイトがあり、そこで探してもいいでしょう。
情報を集めて、どのインターンシップに参加するかの計画を立てます。
- 5月末~6月:エントリー期間
サマーインターンシップのエントリーをするためにエントリーシートを提出することもあるため、事前に準備しておきましょう。
- 6月末~7月中旬:サマーインターンシップ選考
企業により選考のある・なしがあります。
選考がある場合は書類選考、適性検査・筆記試験、面接などにより選考されます。
- 7月末~9月:サマーインターンシップ実施
いよいよ本番です。
参加する前に企業研究もしておき、その企業のことを理解した上で参加するのをおすすめします。
サマーインターンシップは就活の第一歩と言えるでしょう。
近年は就活が早期化傾向にあります。
インターンシップに参加する学生も増加しているため、ここで後れを取らないようにサマーインターンシップを探して参加しましょう。
ウインターインターンシップのスケジュール
サマーインターンシップは、ある程度共通のスケジュールがありました。
しかしウインターインターンシップは10月から2月まで分散して実施されます。
大学の秋学期中の週末や、冬休みに実施されることが多いです。
外資系や日系大手商社などのインターンシップも実施されるため、しっかりとチェックし、情報を取り逃がすことのないようにしましょう。
ウインターインターンシップのスケジュールは、以下の通りです。
- ウインターインターンシップ本番の3~5カ月前:ウインターインターンシップ実施要項発表
- 本番2カ月前:エントリー開始
- 本番1カ月前:ウインターインターンシップ選考
ウインターインターンシップの実施要項は、早い企業だと9月後半から発表するため注意しておきましょう。
サマーインターンシップは、企業の認知を広げるために実施している企業もあります。
しかし、ウインターインターンシップでは、採用に関係する可能性が出てきます。
例えば、高評価を受けると内々定が決まったり、ウインターインターンシップ参加者は書類選考を免除されるたりするなどのメリットを受けられることもあるでしょう。
そのため、インターンシップ参加者を少人数にし、選考も厳しくなることが予想されます。
秋に行われるインターンシップは、大学の授業もあるため日程調整が難しいでしょう。
しかし、志望している企業のインターンシップは、なんとか調整してぜひ参加しましょう。
インターンシップは情報のチェックが重要
この記事では、2024年卒のインターンシップの状況とスケジュールを解説しました。
就活はまだ先と思っていても、インターンシップはもう始まります。
のんびり構えていると、締め切りが過ぎてしまったとなってしまわないように早めに情報をチェックしましょう。
インターンシップもただ経験をするというだけでなく、目的意識を持って参加しましょう。
そしてその経験を、就活本番に生かしてください。
インターンシップに参加すると、
- なぜインターンシップに参加したか
- どのような業務を経験したか
- どのような目的を持って取り組んだか
- その目的は達成できたか
- インターンシップで得たもの
- その企業の印象
など、たくさんのエピソードを、志望動機や自己PRに盛り込め就活が有利になります。
ぜひ積極的に参加しましょう!