「就活サイトと一口に言っても、どんな特徴のサイトがあるのだろう?」
「就活サイトがたくさんあって、どれを使ったらいいのか迷ってしまう」
このように、どんな就活サイトがあり、何を使えばいいか迷っている就活生も多いことでしょう。
この記事では、どのような就活のおすすめサイトがあるのか探している就活生に、就活のおすすめサイトの種類を説明し、志望別おすすめサイトを紹介します。
この記事を読むと、あなたがどのサイトに登録すればいいのかがわかるようになるでしょう。
就活のおすすめサイトの種類
就活関係のサイトと言えば、インターンシップや企業の情報などを、あますところなく載せている「ナビ型」がまず挙げられます。
就活が始まれば、就活生は真っ先にナビ型の就活サイトに登録するでしょう。
しかし、ナビ型の他にも
- インターンシップサイト
- スカウト型のサイト
- 就活支援サイト
などがあります。
それぞれのサイトの特徴を知り、上手に活用して、スムーズな就活につなげていきましょう。
これら3つのサイトの特徴を一つひとつ説明します。
インターンシップサイト
もしあなたが、働きたい企業が決まっていて、その企業のインターンシップに参加したいのならば、その企業の公式サイトをチェックするのが一番いい方法です。
しかし、まだ就職先に対してぼんやりとしたイメージしか持っていないのであれば、どこでどうインターンシップ先を探せばいいかわかりませんよね。
そんなときには、インターンシップサイトを活用しましょう。
インターンシップサイトでは、さまざまな企業のインターンシップ情報が掲載されています。
職種や業界、エリアなどから選ぶことも可能です。
インターンシップは、サマーインターンシップ、ウインターインターンシップ、長期、短期、1dayなどいろいろありますが、そのような情報も掲載されています。
さらにサイトによっては、インターンシップの説明会や就活のイベント情報などもあるため、上手にインターンシップサイトを活用しましょう。
スカウト型のサイト
スカウト型のサイトは、年々利用者が増加しています。
企業側がスカウト型のサイトを利用する理由は、欲しい人材を効率よく探せるからです。
就活生にとっても、自己PRを登録しておくと企業側からアプローチしてくれるため、企業ごとにエントリーシートを書かなくてすみます。
また、通常の就活ではエントリーしてもまったく脈のないこともよくあります。
スカウト型だと企業側からスカウトが届くため、可能性のない企業に時間を使うことが少なくなり、効率的に就活できるでしょう。
スカウト型のサイトに登録し、しっかりとプロフィールを記入しておけばあなたに興味を持った企業から連絡が来るため、サイトに登録しておくことをおすすめします。
このようにスカウト型のサイトは、企業側、就活生側双方にメリットがあるため、今後も利用者は増えていくでしょう。
就活支援サイト
ナビ型の場合、サイトに書いてある情報をもとにして、基本的には自分一人で動きます。
あなたが、自分に必要な情報を取り込み、テキパキと動けるタイプならナビ型の就活サイトに登録するだけでいいかもしれません。
しかし、自分一人ではちょっと不安に思っていたり、誰かプロのアドバイスがほしいと思っている就活生は就活支援サイトにも登録するとよいでしょう。
就活支援サイトでは、キャリアアドバイザーなどのプロがあなたの就活をサポートしてくれます。
具体的には、エントリーシートの添削や面接対策、求人の紹介などのサポートです。
他にも就活セミナーが受けられたり、LINEなどでアドバイスをしてくれたり、内定が出るまで伴走してくれたりするでしょう。
就活の中ではさまざまな悩みも出てくるでしょうし、うまくいかないこともあるでしょう。
そんなとき就活のプロに相談できれば、とても心強いですね。
志望別おすすめサイト
あなたの就職先の志望がどこかによっても、おすすめのサイトが違ってきます。
例えば〇〇というサイトには、あまりベンチャー企業の情報はないけれど、△△のサイトだと多くの情報が載っている、などということがあります。
このように就活サイトもそれぞれ特徴があるので、その違いを知っておきましょう。
違いがわかれば、欲しい情報に素早くアクセスできるようになるでしょう。
- 大手・外資企業
- ベンチャー・スタートアップ企業
- 地元就職
それぞれのおすすめサイトを紹介します。
大手・外資企業
大手・外資企業を志望している就活生も多いことでしょう。
大手・外資企業を狙っているのなら
- マイナビ
- 外資就活ドットコム
- キャリアチケット
- Unistyle
- キャリタス就活
などのサイトがおすすめです。
これらのサイトの中には、就活情報サイトもあれば、就活アドバイザーからサポートを受けられるサイト、内定が決まった先輩のエントリーシートが見られるサイトなどもあります。
それぞれのサイトの特徴を詳しく解説します。
あなたに有益なサイトだと感じたら、会員登録をして使ってみましょう。
マイナビ
マイナビは株式会社マイナビが運営している就活サイトです。
業界大手の就活サイトで、掲載企業数が26,000社以上、説明会予約受付企業が18,000社以上あります。
自己分析や選考対策が充実しており、会員登録をすると利用可能です。
3分でできる自己分析ツールや、LINEを使用し気軽に友だちに他己分析をお願いできるツールがあります。
長所・短所からの就活の注意点もアドバイスしてもらえ、短所を長所に変えるポイントも教えてくれるでしょう。
あなたに向いている業界がわかる適性診断も利用可能で、あなたの強み・弱みや社会人基礎力、向いている業界・職種などがわかります。
それに基づきキャリアプランをたてることも可能です。
また適性検査対策のWebテストも受検できるなどの、就活生に向けた多彩なサービスがあります。
マイナビ公式サイト:https://job.mynavi.jp/2023/
外資就活ドットコム
外資就活ドットコムは株式会社ハウテレビジョンが運営している、外資・日系トップ企業を目指す就活生に向けたサイトです。
通常の就活サイトの場合、掲載企業が多いほうが就活生の登録者数が伸びるため、多くの企業を掲載しようとするでしょう。
しかし外資就活ドットコムは、厳選された企業の情報だけを載せることにより、他の就活サイトと差別化を図っています。
会員となると、先輩の就活体験記が読めたりエントリーシートを見たり、内定者に就活の疑問などを聞けたりします。
外資就活ドットコムの中にはコミュニティが存在し、情報交換ができるのもメリットです。
選考突破法や、インターンシップの情報もあり、大手企業を狙っている人は参考になることも多いのではないでしょうか。
外資就活ドットコム公式サイト:https://gaishishukatsu.com/
キャリアチケット
キャリアチケットは、レバレジーズ株式会社が運営する就活サイトです。
就活エージェントサービスを主軸としているため、手厚いサポートを受けながら就活を進められます。
あなた一人で就活をすると、キャリアに対する理解も経験も少ないためやみくもにエントリーしたり、入社後に「こんなはずじゃなかった」と思ったりするかもしれません。
キャリアチケットでは自分のキャリアを考える方法や観点を教えてくれるため、自分のキャリアにとって何が重要かがわかり、適切に会社を選べるでしょう。
就活に役立つ「就活お悩み相談」や「IR情報ざっくり解説シリーズ」などのお役立ち記事もあるため、まずそれらを読んでみてはいかがでしょうか。
キャリアチケット公式サイト:https://careerticket.jp/
Unistyle
Unistyle(ユニスタイル)はUnistyle株式会社が運営する就活支援サイトです。
会員登録すると、有名企業や外資系企業に内定が決まった先輩の書いたエントリーシートが62,000枚以上見られます。
あなたが自己PR、志望動機、エントリーシートを記入するときの参考にできます。
例えば、三菱商事や三井物産、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、野村証券、東京海上日動火災保険、トヨタ自動車、味の素、国際石油開発帝石、楽天、アクセンチュアなどの内定者のエントリーシートを見ることが可能です。
その他にも、選考突破のテクニックやノウハウが詰まったコラムも充実しています。
大手や外資企業を狙っているならUnistyleに会員登録し、どのようにエントリーシートを記入すれば書類選考されやすくなるのかを研究しましょう。
Unistyle公式サイト:https://unistyleinc.com/
キャリタス就活
キャリタス就活は、株式会社ディスコが運営する就活情報サイトです。
情報量が多いだけのサイトとは違い、掲載基準を設け、基準をクリアした企業のみを掲載しています。
掲載されている企業の8割以上が、大手・準大手の優良企業のため、あなたの希望条件に合った企業が探せるでしょう。
基本の企業情報も豊富で、過去の採用情報、先輩情報なども掲載されています。
あなたの登録情報や検索状況に合わせて、キャリタス就活からあなたの志向に合わせた企業をレコメンド表示してくれるため、効率的に企業が探せます。
さらに「就活エージェントに相談する」ボタンがあり、就活コンサルタントのサポートを受けながら就活することも可能です。
キャリタス就活公式サイト:https://job.career-tasu.jp/2023/top/
ベンチャー・スタートアップ企業
大手や有名企業ではなく、ベンチャーやスタートアップ企業であなたの実力を試したいという就活生もいるでしょう。
毎日同じルーティンをこなすより、さまざまな企画を立ち上げたり、成果が目に見えるのが好きという就活生には、ベンチャー企業などが向いているかもしれません。
その場合は、ベンチャーやスタートアップ企業の情報がたくさん載っている就活サイトにまずは登録してみてください。
- あさがくナビ
- Wantedly
これらのサイトには比較的ベンチャーやスタートアップ企業の情報が集まっているため、チェックしてみましょう。
あさがくナビ
あさがくナビは株式会社学情が運営している就活サイトです。
新卒学生対象のスカウト型就職サイトで、会員数は2年連続No.1。
中小企業やベンチャー企業とのマッチングに期待できます。
登録してスカウトを待つだけでなく、あさがくナビが主催するイベントや、企業が主催するイベントにエントリーすることも可能です。
就活支援として、インターンシップ、就職活動の対策講座が無料で視聴できたり、適職診断テストが受けられたりします。
他にも就活支援のメニューの中に、朝日新聞社が提供する「時事から学ぶ業界研究」というコーナがあります。
そのコーナーでは、業界研究の始め方や新聞で業界研究をする7つのポイント、記事データベースで調べる企業研究などがあり、あなたの業界分析のサポートになるでしょう。
あさがくナビ公式サイト:https://www.gakujo.ne.jp/2023/
Wantedly
Wantedly(ウォンテッドリー)はウォンテッドリー株式会社が運営する、求人者と求職者をマッチングするSNSです。
ベンチャー企業を多く掲載しており、「なにをやっているのか」「なぜやるのか」「どうやっているのか」「こんなことやります」などの企業の理念や方針などが記載されています。
ただし、Wantedlyは給与・待遇の記載がNGとなっているため、条件から選びたい就活生には向かないでしょう。
一般的な就活だとエントリーシートを提出しますが、Wantedlyは「話を聞きに行きたい」というボタンがあり、気軽に会って話す機会を持つことができます。
また企業とチャットでやり取りができるため、何か尋ねたいときでも心理的なハードルが下がることでしょう。
就活生からアプローチすることもできますし、企業側からスカウトすることも可能です。
Wantedly公式サイト:https://www.wantedly.com/
地元就職
地元から遠く離れた大学に進学すると、地元の就職の情報が手に入りにくいかもしれません。
大学は地元を離れたけれど、就職はぜひ地元でしたいと思っている就活生のためにはどんなサイトがあるのでしょうか。
地元から離れていても、地方のイベントや就活の情報を手に入れられたり、地元企業からオファーが来るかもしれないサイトを紹介します。
- 合説どっとこむ
- ダイヤモンド就活ナビ
- OfferBox
この3つのサービスを、一つひとつ見ていきましょう。
合説どっとこむ
合説ドットコムは株式会社ちかなりが運営する、全国の合同企業説明会やイベント、セミナーなどの情報が検索できる就職情報ポータルサイトです。
大手就活サイトだと全国の求人情報が掲載されているため、地元の情報が埋もれがちです。
合説ドットコムなら、年間4,000件にも及ぶ合同企業説明会などが、地域別で検索できるため、就職したい地方での合同説明会の情報がすぐ手に入るでしょう。
地元で就職希望があるのならば、その地元で開催される合同説明会に参加することで就活を一歩進められます。
他にも、エントリーシート作成講座や履歴書写真無料撮影会、自己分析セミナーなど、就活生にとってありがたいイベントをたくさん開催しています。
合説どっとこむ公式サイト:https://www.gosetsu.com/
ダイヤモンド就活ナビ
ダイヤモンド就活ナビは株式会社ダイヤモンド・ヒューマンリソースが運営する就活サイトです。
週刊ダイヤモンドというビジネス情報誌の発刊企業が母体のため、信頼できる優良企業の情報を持っています。
ダイヤモンド就活ナビのサイトを見てみると、メニューの中に「UIターン・地元就活」という項目があり、そこでは全国各地でのイベントの開催や合同説明会の情報などを得ることが可能です。
オンラインでの会社説明会、地域に密着したTwitterアカウントでの就職に関する情報の発信なども行っています。
就活の対策としては、会員登録をするとSPIの模試が受けられたり、玉手箱対策ができたりします。
地元での就職が希望ならば、ダイヤモンド就活ナビも要チェックです。
ダイヤモンド就活ナビ公式サイト:https://www.shukatsu.jp/2023
OfferBox
OfferBox(オファーボックス)は株式会社i-plugが運営する逆求人サイトです。
大手からベンチャー企業まで10,000社以上の企業が登録しています。
OfferBoxの特徴は、オファーできる学生に上限を設けていることです。
そのため、企業側はやみくもに学生にオファーは出せず、厳選してオファーを送るでしょう。
学生側は、登録してもオファーが来ない場合もあるのではないかと心配しますが、プロフィール入力率が80%以上の場合、93%以上の就活生がオファーを受信している実績があります。
適性診断ツールも充実しており、25項目の診断結果であなたの強みと弱みがわかり、その診断結果をもとにしてあなたの自己PR文を作成できます。
企業がOfferBoxを利用して学生検索をする際には、学生の属性情報に加え、自由検索として単語で絞り込むことも可能なため、地元企業の目にとまるような自己PR文を考えましょう。
OfferBox公式サイト:https://offerbox.jp/studentlp/
志望別に就活サイトへ登録しよう
この記事では、志望別の就活のおすすめサイトを紹介しました。
就活では、どのような企業があるか、その企業がいつインターンシップを実施しているか、どのようにエントリーすればよいかなど、調べなくてはいけないことがたくさんあります。
「知っていれば応募したのに」と、後からあなたの希望に合った企業のことを知っても遅いですよね。
そのために、効率的にあなたが欲しい情報を手に入れることが重要です。
とりあえず就活サイトに登録しておくのではなく、あなたの志望の業界の情報がたくさん掲載されているサイトを探して、そこに会員登録するようにしましょう。
それが就活の大事な一歩となるでしょう。