仕事にやりがいや喜びを見出せないまま、ただ生きるために働くという人が多いなか、仕事に熱中できることはとても幸福で素晴らしいことです。
しかしそれが行き過ぎると「仕事人間」になってしまいます。
仕事人間になると、仕事に精力を注ぎすぎるあまり、仕事以外の多くの大切なものを失ってしまうかもしれません。
そうならないために、この記事では、仕事人間にならずに仕事とうまく付き合っていくための方法をお伝えします。
「もしかしたら自分も仕事人間かも…」と心当たりのある方はご一読ください。
仕事人間とは
さて、「仕事人間」とは一体どのような状態の人のことを言うのでしょうか。
デジタル大辞泉(小学館)によると、「仕事が生きがいという人。仕事一途で他に趣味などもない人。会社人間」とあります。
責任感が強く、昼夜問わずに一心不乱に仕事に取り組む人や、人生のほとんどを仕事に注ぎ込んでいるような人は、男女問わず「仕事人間」に分類されます。
あなたの身の回りにも思い当たる方はいませんか?
もしくは、あなた自身が仕事人間かもしれません。
比較的真面目な人が多いとされる日本人にはたくさんの仕事人間がいそうですが、仕事人間に陥るのは何も日本にかぎったことではないです。
英語では仕事人間のことを「fiend for work(=仕事の鬼)」、「workaholic(=仕事中毒)」、「career-minded person(=キャリア志向)」などと呼んでいます。
ここから仕事人間は海外でも受け入れにくい、少し気持ちの悪い存在として認識されていることがうかがえます。
とはいえ、仕事を生きがいにしてしまう人間というのは、やはりどの国にも一定数存在するようです。
仕事人間は2パターン存在する
先ほど「仕事人間」は「仕事が生きがいの人」「仕事一途で他に趣味などもない人」と説明しましたが、この2つはまったく同じ意味を指す言葉ではありません。
この2つ、実は似て非なるものだったりします。
つまり、仕事人間には2つのパターンが存在するということです。
ここではそれぞれの違いを簡単に説明しましょう。
「仕事が生きがい」という積極的仕事人間
こちらは「仕事が生きがいの人」に該当します。
仕事をすることが何よりも楽しくて、仕事が趣味といって差し支えない人。
好きなことをしてお金を稼ぐ、ある意味で幸せな状態であるとも言えます。
「仕事しかしてこなかった」消極的仕事人間
一方、こちらは「仕事一途で他に趣味などもない人」のことを指します。
こちらは別に仕事のことが好きと言うわけではなかったりします。
ただ、責任感の強さや頼まれごとを断れない押しの弱さなどから仕事に明け暮れるうちに、気づいたら仕事人間に“なってしまった”人のことです。
仕事が趣味ではないのに、仕事しかしてこなかったから仕事以外の人生の目標や価値観が見つからない、という悲しい状況。
世の中には、望んで仕事人間になったのではなく、周囲の状況に呑まれて気づけば仕事人間になっていたという人が意外と多く存在します。
消極的仕事人間が生まれる原因
あなたの身の回りで仕事人間と呼ばれる人は、仕事人間になりたくてなった「積極的仕事人間」でしょうか。
それとも、社会の仕組み上、仕事人間にならざるを得なかった「消極的仕事人間」でしょうか。
ここでは消極的仕事人間が生まれる仕組みをご説明します。
日本人の1日の平均労働時間は7.6時間
日本経済団体連合会が2020年9月17日に、「2020年労働時間等実態調査」の集計結果を発表しました。
それによると、2019年の日本人全体の総実労働時間の年間平均は2,000時間。
2017年の年間平均は2,040時間、2018年の年間平均は2,031時間なので、総実労働時間は減少傾向にあるようです。
これ自体は喜ばしいことですが、1ヶ月単位、あるいは1日単位の総実労働時間を割り出してみるとどうでしょう。
1ヶ月の総実労働時間:167時間
1日の総実労働時間(週休2日と仮定し、月に22日間働くと仮定する):7.6時間
職場の勤務時間が9:00〜18:00というところも珍しくないでしょうから、概ね間違ってはいないのではないかと思います。
ただ、実際はここに昼休憩の時間(1時間と仮定)や残業時間も加算されるので、会社に拘束される時間はもっと伸びるでしょう。
通勤時間を含めれば、1日のうちで労働時間は10時間を超えると想定しています。
勤務時間外の仕事づきあいが労働時間を伸ばす
1日を24時間として、睡眠時間を6〜7時間確保したとすると1日に残された時間は17〜18時間。
このうち少なくとも10時間が仕事に奪われるわけですから、いかに多くの人が仕事に時間を費やしているかがわかります。
しかしこれはあくまでも一般人の話で、消極的仕事人間の労働時間はもっと長いのです。
そこには、上司や同僚との飲み会、取引先の接待、会社ぐるみのイベントなどの勤務時間外の仕事づきあいが絡んでいます。
これらはすべて勤務時間外におこなわれるため、総実労働時間には組み込まれていません。
賃金も発生しないどころか、ときにはマイナスになることだってあります。
表には出されないサービス残業をおこなっているケースもあるでしょう。
真面目で責任感のある人ほど、こういった仕事上の付き合いやサービス残業も「仕事のうち」と捉え、プライベートよりも優先してしまう場合が多いのです。
「断ると角が立つので会社にいづらくなる」という気持ちもあるでしょう。
しかしこれら勤務時間外での会社との関わり合いを増やせば増やすほど、プライベートの時間は削られていきます。
これを繰り返すことで、気付けば人生の大半の時間を仕事に費やしてしまっているという消極的仕事人間ができあがるのです。
「仕事だからさ…」を口癖に、家族の時間より会社の人間と過ごす時間を優先してしまっている、そんな人はあなたの身の回りにいませんか?
仕事人間の5つの特徴
ここでは仕事人間の特徴を挙げていきます。
もしも当てはまるものがあったら、過去の自分の行動を振り返ってみましょう。
知らぬうちに仕事人間になってしまっているかもしれませんよ。
早出・残業・休日出勤が多い
責任感の強さゆえ、人より多くの仕事を抱え込んでいるケースが多く、大量の仕事をさばくために早出や残業はもちろん、休日出勤も厭わずにおこなってしまいます。
早出や残業が恒久化しているためか、勤怠管理がずさんになり、表面上は定時勤務にしているケースも。
プライベートでも仕事の話しかできない
日々の生活のほとんどを仕事に費やしてしまっているため、たまのプライベートで友人と食事に行ったとしても、仕事の話しかできません。
その結果、友人を失い、交友関係もなくなってますます仕事にのめり込むことに。
常に仕事のことが頭の片隅にある
帰宅して一息ついたときや家族サービスをしているときなどでも、不意に仕事のことが頭をよぎります。
一度、仕事のことを考え出してしまったら、しばらくは頭の中がそのことでいっぱいになり、うわの空になることも。
休日にもかかわらず自宅のPCから業務管理ツールにログインする、仕事に関係のある本ばかり読む、といった形で仕事を引きずる人もいます。
仕事以外の楽しみがない
仕事をすることが何よりも楽しくて、それ以外のものはつまらない、取るに足らないものと感じています。
積極的仕事人間によく見られる特徴で、プライベートなどいらないぐらい仕事をしていたい、と仕事を切望するようになります。
自分を仕事人間とは思っていない
仕事をがんばるのはある種当然のことと捉えていて、仕事への向き合い方が他人と比べてストイックであることに気づいていません。
本人にとっては家族や将来のためにがんばっているだけにすぎないため、「仕事人間」と呼ばれることに嫌悪感を示したりします。
身近な存在である家族からは仕事人間だと認識されているケースも。
仕事人間になりやすい人の9の心理
ここでは仕事人間になりやすい人の特徴を説明します。
以下を読めばご理解いただけると思うのですが、仕事人間になる人は基本的に優秀です。
優秀な人間は組織のなかで出世していきます。
ゆえに、あなたの上司が仕事人間である可能性は非常に高いと言えるでしょう。
社会人として秀でたマインドを身につけた人が、仕事という魔物に魅入られてしまった結果、仕事人間になってしまうのです。
責任感が強い
仕事人間の多くは責任感が強いと言えます。
与えられた仕事を自責と捉え、完遂するための努力を惜しみません。
なかには「ノルマを達成できなかったらどうしよう」「今の仕事を失ったらどうしよう」という一種の恐怖心や不安感が責任感に拍車をかけるケースも。
精神をすり減らす日々を送ると、うつ病などの精神疾患にかかることもあります。
心を壊してしまう前に診断を受けなければいけません。
チャレンジ精神が旺盛
仕事人間は、高い壁がそびえ立つほど奮い立つ、そんなチャレンジ精神を身につけています。
壁を乗り越えるための努力は厭わないので、仕事では結果を出すことが多いようです。
会社としては非常に頼もしい存在なのですが、その裏でプライベートを犠牲にしていることを忘れてはいけません。
頼まれごとを断れない
人から頼まれた仕事を断る労力と引き受けた後の労力を天秤にかけた結果、引き受けた方が心理的に負担を少なくできると考えてしまうタイプです。
なかにはプライベートの予定を蹴ってまで仕事を優先してしまうケースもあるようです。
完璧主義
依頼された仕事を完璧にこなさないと気が済まない人も仕事人間には多いようです。
完璧性を自分自身のみに求めているうちはまだいいのですが、行き過ぎると他人にまで完璧性を求めてしまいます。
そこから軋轢や衝突が生まれ、周囲から疎まれてしまうことも。
目標が明確で計画的
「○年以内に部長に昇進する」「○以内に起業する」など目標を明確に定めているので、その目標に向けて一心不乱にがんばれるのです。
大きな目標を達成するために年間・月間計画、ひいては1日単位でやるべきことの計画を立てていたりもします。
大きな野望を達成するためには他の全てを犠牲にしてもかまわない、と腹をくくっているからこそ、がむしゃらに働けるのです。
負けず嫌いでプライドが高い
営業などの結果が数字で現れる仕事に情熱を燃やすのは、負けず嫌いでプライドが高い人が多いようです。
同僚が少しでも自分を上回った業績を出すと、なんとしてでも乗り越えようと努力します。
ライバルという存在を自分の糧にし、切磋琢磨できる人です。
上昇志向が強い
出世こそが組織人の本懐と捉え、とにかく出世するためならなんでもするというタイプがこれに該当します。
それこそ露骨な媚びへつらい、ダーティな作戦や裏工作なども辞さずに実行します。
上司には好かれますが、周囲からは疎まれることもあるでしょう。
しかし本人もそんなことは百も承知なので、周りなど眼中にありません。
社会貢献への意欲が強い
出世したいという個人の欲望よりも、「よりよい社会をつくりたい」という社会貢献への意欲が強い人も仕事人間であることが多いと言えます。
「大事の前の小事」ということわざがありますが、壮大な理想を叶えるためには自分一人のプライベートなど必要ないと捉えがちです。
歴史上の偉人や著名人もこのタイプが多く、彼らの存在があって今の我々があるため、無碍にすることはできません。
とにかく稼ぎたい
なんとしてでも手に入れたいものがある、あるいは目標貯金額が決まっているという現金な人がこれに該当します。
会社員が収入を増やすためにできる、一番手っ取り早い手段が残業です。
少しでも残業代を稼ぐために他人の仕事も率先して引き受ける人もいたりします。
仕事人間になるとどんな末路が待っているか
さて、ここまで仕事人間の特徴と、仕事人間になりやすい人の心理状況について解説してきました。
他人事だと思っていたのに、自分に当てはまる点があって冷や汗をかいた人もいるのではないでしょうか。
もしくは、仕事人間になりやすい人の心理状況を見て、「仕事人間になることは、悪いことではないのでは?」と思った人もいるかもしれません。
たしかに仕事人間は、仕事ができるからこそ仕事人間になったとも言えます。
仕事人間になれば、出世して裕福な生活を送れる可能性は高いでしょう。
しかしそれは本当に幸せなことなのでしょうか。
ここでは仕事人間になることの負の側面を明らかにします。
恋愛・結婚生活が冷え切る
仕事人間にも彼氏や彼女はできます。
結婚だってできるでしょう。
しかし、恋愛も結婚もマラソンのようなもの。
お互いの信頼関係を長く構築しつづけるためには努力が必要です。
プライベートを犠牲にして仕事に打ち込んでいると、パートナーはあなたに愛想をつかすことでしょう。
すでに結婚していてお子さんがいる場合は、すぐに離婚にはならないかもしれません。
しかしそれにあぐらをかいてプライベートをないがしろにしていると、当然ながら夫婦関係・家族関係は冷え切ったものになります。
望まない人生を生きることになる
仕事人間としての今の人生に不満を持っていて、現状を打破したいと思っていたとします。
しかし、結婚して子どもが産まれた、ローンを組んだ、役職についたなどの理由から、組織を抜け出すことに二の足を踏んでしまうという人は意外と多いのです。
その結果、なんとか自分を納得させて、今の組織のなかで生き続けるという選択肢を取ってしまいます。
もしかしたら、その選択は家族にとってはありがたいことなのかもしれません。
しかしそれは同時に、一人の人間の人生を諦めることを意味します。
振り返ると仕事の記憶しかない
自宅と会社の往復だけで、定年まで過ごしてしまったとしたらどうでしょう。
退職して過去を振り返っても思い出すのは、仕事をしていた記憶だけ。
その仕事も奪われてしまった今、あなたに残されたものは何もありません。
果たしてその状態で、明日を生きる活力が湧いてくるでしょうか。
人生100年時代、会社を退職してからもあなたの人生は30年以上は続きます。
現役時代のうちに、仕事以外にも打ち込めるものを何か見つけておいた方がいいでしょう。
引退後に孤独が待っている
仕事人間として生きていた会社員時代は、仕事が終われば飲み会や接待でそれなりに交友関係を築いてきたかもしれません。
しかし、仕事で知り合った人間との交友関係は退職後には途切れるものです。
社会に出てひたすら仕事に打ち込んできた人は、退職後に気のおけない友人がいないという状況に愕然とすることでしょう。
熟年離婚をするケースも増えており、退職と同時に一気に孤独に陥ることもありえます。
過労死する可能性も
そもそも働きすぎるあまり、体調を崩して過労死する危険性もあります。
過労死は、英語でも「karoshi」と呼ばれている日本特有の病です。
人間は生きるために働くのであって、死ぬために働くのではありません。
自分の意に反して働かざるをえないブラックな職場ならば、今すぐにでも自主退職を。
命あっての物種です。
下記の記事では、仕事のストレスで体調不良になる4つの症状と対策を詳しく解説しています。
ぜひご覧ください。
仕事人間として悲しい人生を送らないようにする5つの方法
仕事人間は会社からは歓迎される存在ですが、一人の人生として考えると悲しいものではないでしょうか。
やはり仕事とは、ほどよい距離感で付き合えることに越したことはありません。
そこでここでは、仕事人間にならないための5つの方法をお伝えします。
家庭や友人といったプライベートの人間関係を大切にする
仕事人間の方のなかには、家族のために仕事をがんばっているという方も多いと思います。
その一方で、家族との時間をないがしろにして仕事をする。
これは矛盾していませんか?
稼ぐことで家族への愛情を示す、というのは今の時代では通用しません。
平日の大半の時間を仕事に費やしてしまっている分、プライベートでは家族との時間を大切にして、良き旦那・良き妻であり続けましょう。
特に子どもの成長は早く、あっという間に大きくなります。
一番かわいい時期が知らないうちに終わっていた、ということがないよう、一瞬一瞬をしっかりと記憶に留めておきましょう。
家族と同じぐらい貴重な存在といえるのが、友人の存在です。
利害関係のないところで築き上げた友情は、ちゃんと育む努力をすれば一生続くものです。
気のおけない友人がいれば、引退後の生活にも張り合いが出ることでしょう。
あなたの周りにいる人々を大切にすると、数十年後も大きな財産であり続けてくれます。
他人に自分と同じレベルを求めない
仕事に対する考え方は人それぞれ。
他人が自分と同じモチベーションで仕事をしているとはかぎりません。
むしろ、仕事よりもプライベートを重視していたり、仕事とプライベートをきっちり分けたいと考えていたりする人もいます。
業務に著しい支障がないのであれば、他人の仕事観に干渉すべきではありません。
自分が休日出勤をするからといって他人を巻き添えにするなどもってのほかです。
そんなことを繰り返していると、いずれ社内でも孤立してしまうでしょう。
無理をして心身を壊さない
心身を壊すまで無理して働かないでください。
ちゃんと休息と栄養、睡眠を取りましょう。
過度の疲労は体調不良や精神疾患につながるだけでなく、寿命も縮めてしまいます。
先にも述べましたが、人は生きるために働くのであって、死ぬために働くのではありません。
仕事を抱え込む癖がある人は、もっと他人を頼っていいと思います。
いろんな人に仕事を振って、自分一人で仕事を抱え込まずに済む環境を整えましょう。
仕事以外の趣味を見つける
仕事が好き、というのは決して悪いことではありません。
度を越して仕事に没入してしまうのが問題なだけです。
仕事以外のものがつまらない、興味を持てないと考えている方にひとつ言わせてください。
「あなたは今まで、仕事以外のものに真剣に向き合ってきましたか?」
一見しただけだと面白さがわからないけれども、深く取り組めば夢中になってしまうもの、というのは世の中にいくらでもあります。
今までに自分がやったことのない、ありとあらゆるものにチャレンジしてみましょう。
思いもよらぬものに夢中になってしまうかもしれません。
仕事以外に夢中になれるもの=趣味を見つけましょう。
趣味は人生を豊穣にしてくれます。
そして何より、仕事を引退した後も趣味はずっと続けることができます。
仕事を引退した後も、趣味はあなたに生きる目的を与えてくれるのです。
最悪の状況を想定してみる
今、仕事を辞めたら家族が露頭に迷うから辞められないという人は、仕事を辞めた後にどんな現実が待っているのかを具体的に想像してみましょう。
そもそも次の仕事先を決めずに退職でもしないかぎり、露頭に迷うことはないと言えます。
仕事というものは選り好みしなければ、意外とたくさんあるもの。
生活水準が変化する可能性はありますが、それで死ぬことはありません。
仕事人間として生きざるをえない環境にいる方は、一度自分が仕事を辞めた後のことを想像してみると、「意外となんとかなる」ことに気づくのではないでしょうか。
今いる会社だけが世界ではありません。
人間はいくつになっても羽ばたけるのです。
もちろん、事前に家族と話し合って、理解を得るようにしてくださいね。
また、時には仕事はお金のためと割り切って働くことも重要です。
下記の記事では、仕事はお金のためと割り切って働くメリットを紹介していますので、ぜひご覧ください。
仕事人間として悲しい人生を送らないために
自分が仕事人間だという自覚がある方は、今からでも脱・仕事人間を目指しましょう。
会社に所属しているうちは仕事人間でもいいかもしれませんが、人生は仕事を引退した後も続きます。
仕事をしていた記憶しかない半生を振り返らずに済むように、また、味気ない老後を送らずに済むように、今のうちから仕事とプライベートのバランスを取るようにしましょう。
何より仕事一辺倒になってしまうと心身を壊す危険性もあります。
健やかに生きるため、そして自分の人生をもっと彩り豊かにするために、仕事とは適度な距離感を持って接することをおすすめします。