「就活は気になっているけれど、いつからどのように動けばいいかわからない」「就活ってみんないつから始めているの?」と気になっている学生も多いことでしょう。
この記事では
- 2023卒はいつから動くべき?主な就活スケジュール
- 2023年卒の就活を攻略するためのポイント
- エントリーする企業を決めるポイント
を解説します。
この記事を読むと就活のスケジュールや、ポイントがわかり効率よく就活できるようになるでしょう。
ぜひ今後の就活に役立ててください。
2023卒はいつから動くべき? 主な就活スケジュール
就活をするためにはまず自己分析、企業分析、OB・OG訪問などの準備をしておく必要があります。
大学4年生、もしくは修士2年生になる春休みには企業へのエントリーや、企業説明会が始まるでしょう。
その後はエントリーシートの提出をし、6月からいよいよ本格的な選考がスタートします。
自己分析・企業分析・OG・OB訪問は早めに
自己分析・企業分析・OB・OG訪問は早めに手を付けましょう。
期限が決まっていないため、つい先に伸ばそうと思うかもしれませんが、自己分析や企業分析は1日や2日でできるものではありません。
就活を進めていく軸になりますし、これらをもとにして就活でとても大切な自己PRや志望動機を作成するため、じっくりと時間をかけて取り組みたい部分です。
あなたがこれまでの人生の中で何をどう思って行動し、その行動の中にはどのような価値観があるのかを深堀りしましょう。
企業分析をする際には、同業他社にはないその企業ならではの特徴を探してください。
OB・OG訪問も、実際に企業で働いている先輩を訪問すれば、公の情報では手に入らないようなことを聞けるでしょう。
また、その訪問により、その企業のオフィスの雰囲気を知ることができ、あなたが働き出したときのイメージがしやすいでしょう。
OB・OG訪問は、あなたの希望する企業で働く先輩がいるかどうかから調べなければいけません。
また、訪問する際には先輩のスケジュールに合わせなければいけないため、余裕を持って取組んでください。
春休みのスケジュール
春休み中に志望企業へのエントリーを行い、企業説明会や合同説明会に参加しましょう。
3月から情報が解禁になり、さまざまな企業がホームページなどに採用情報を公開し始めます。
春休みからは非常に慌ただしくなるため、スケジュール管理をしっかりするようにしてください。
志望企業へのエントリー
興味がある企業には、どんどんエントリーをしましょう。
エントリーをした企業は、すべて選考を受けなければいけないというわけではありません。
しかし、エントリーをしなかった場合は、選考が受けられなくなりますし、エントリーにも期限があります。
後から「もっとエントリーしておけばよかった」と思わないように、幅広い企業にエントリーしておきましょう。
持ち駒を多くしておけば、選考の経験も積めますし、内定が決まらないときのリスクヘッジとしても有効です。
企業説明会・合同説明会の参加
企業説明会や合同説明会に参加しましょう。
企業ごとに行われる企業説明会は、事前に予約が必要です。
説明会に参加しないとエントリーできないという企業もあるため、興味のある企業の会社説明会や今後の選考の流れについては、きちんと把握しておきましょう。
会社説明会では、場合によっては適性検査や面接があります。当日慌てないためにも、心の準備をして参加してください。
複数の企業で開催する合同説明会も、複数の企業の説明が聞けて効率的に情報が得られます。
あなたが今まで知らなかった企業でも、面白そうだと興味を惹かれる企業があるかもしれません。
合同説明会の中で気になる企業があるのならば、効率よく回るためにも事前に予約をしておきましょう。
インターンシップ先のイベント参加
インターンシップに参加した企業から、イベントなどの案内が来ることもあるでしょう。
企業側としては、優秀な学生は早めに確保したいと考えています。
インターンシップに参加してくれた学生ということは、その企業に興味・関心のある学生のためインターンシップ参加者に優遇措置を取る会社が多いです。
あなたもその企業に興味があるのなら是非参加して、内定の足がかりにしましょう。
早期特別選考を受けられたり、選考でも一部免除が受けられたりする可能性があります。
ESの作成・提出
企業によって、エントリーシートの提出時期が異なりますが、多くの企業では3月から5月の間でしょう。
それぞれの企業へ提出するエントリーシートの様式は同じではないため、企業ごとに作成しなければいけません。
しかし「自己PR」「志望動機」「学生時代に打ち込んだこと」などは、どの企業でも聞かれることです。
することがたくさんあって忙しい3月~5月よりも前に、どのようなことを書くか考えて準備しておくと安心です。
選考・面接は6月からスタート
6月からは選考、面接が始まります。
何社も受けるとなると、各企業の面接日がバッティングしないようにしっかりとスケジュール管理をすることが大切です。
就活の目的は「早く内定をもらう」ことではなく、あなたにマッチした企業と出会うことです。
社会人となり、長く勤める企業のため、いくら早く内定をもらえても、その企業で働きたいと思わなければ意味がありません。
もし、内定をなかなかもらえなくても、焦ることなく地道に就活を続けましょう。
理系学生はさらに早めのスケジュールで動こう
理系の学生は、大学の4年生や修士2年生になっても実験や研究に忙しい日々を送ります。
そのため、就活が本格化する前から早めの準備が必要です。
最終学年の夏以降も就活を続けなくてはいけないのであれば、学業との両立が大変になるでしょう。
2023年卒の就活を攻略するためのポイント
どのようにすれば就活をスムーズに進められるのでしょうか。
就活が成功した人にはその成功のポイントがあります。
そのポイントを知って行動することで、就活を効率良く進められるでしょう。
就活を攻略できるポイントを6つ、詳しく解説します。
とにかく早く動くことが大切
就活攻略のポイントの一つは、とにかく早く動くことです。
早く動き、早く情報をキャッチすることで、余裕を持って準備ができます。
早めに動けば、例えばインターンシップにしても、「もうそろそろ就活をしなければ」と思った時期にはすでに申込期間が過ぎていたなどということも防げます。
就活の準備や対応が遅くなれば遅くなるほど、選択肢が狭まっていくでしょう。
多くの選択肢の中から選びたいのであれば、早めに動くことを心がけてください。
オンラインでの活動も忘れないようにする
コロナ前まではインターンシップや会社説明会、就職のための面接は、対面で行われるのが一般的でした。
しかし、コロナ禍の中では、それらの一部または全てが、オンラインで行われています。
今後どうなるとかというと、コロナ収束の見通しがつかない状況であれば、就活のオンライン化はさらに広がるでしょう。
そのため、オンラインでの活動にも力を入れるようにしてください。
オンラインで就活をするメリットは、交通費がかからなかったり、遠方からでも参加できたりすることです。
ただし、オンラインだと表情が伝わりにくいこともあります。
部屋の照明や、ライトなどの小物で顔映りを良くし、通常話すときよりも声やジェスチャーを大きめにするなどの工夫をしましょう。
通年採用している企業も確認する
企業の中には、通年採用をしているところもあります。
通年採用というのは、採用活動のルールとは関係なく、時期を問わず必要になったときに採用活動をする方式です。
新卒を通年採用している企業は、例えば、富士通、ソフトバンク、リクルート、アイリスオーヤマ、ネスレ日本、ファーストリテイリングなど多数あります。
倍率も高いですが、たとえ落ちても経験値が得られるため、試してみる価値があるのではないでしょうか。
また通年採用に応募するメリットとしては、たとえ大学1年生であっても応募できたり、何月でも応募できたりすること、応募できる企業の数が増えること、などがあげられます。
一括採用の企業だけではなく、今からでも応募できる通年採用の企業の情報も集めましょう。
就活生向け求人サイト以外のサイトで探す
就活生向け求人サイト以外でも、企業を探せるサイトがあります。
さまざまなところから企業の情報を手に入れるため、活用してみてはいかがでしょうか。
例えば、新卒向けの就職エージェントがあります。
就職エージェントにはコンサルタントがいるため、エントリーシートの作成、面接の仕方などサポートを受けられます。
求人紹介もしてもらえるため、一人で就活するよりも視野が広がるかもしれません。
他にも、逆求人サイトに登録しておくのはいかがでしょうか。
逆求人サイトとは、そのサイトにプロフィールを登録しておくと、企業側からオファーがもらえるというサイトです。
断られることが多い就活の中で、企業側からオファーが来るというのは嬉しくもあり自信にもなるのではないでしょうか。
幅広い企業にエントリーする
大企業に就職希望のため、大企業にだけエントリーする、ひとつの業界の企業にだけエントリーする、ということがないようにしてください。
大企業や有名企業は、希望者が大勢いるため、倍率もかなり高いでしょう。
大企業に挑戦することは素晴らしいですが、中小企業や、そこまで知名度がない企業もエントリーしておきます。
企業分析をしっかりすると、中小企業にも優良企業は多くありますし、一般に知名度は高くなくても安定した経営をしている企業も多くあることがわかるでしょう。
業界も、エントリーの時点から一つの業界に絞る必要はありません。
就活を続けていくうちに、思ってもいなかった企業に興味を持つこともあるでしょう。
まずは幅広くエントリーをするのをおすすめします。
気になる企業はエントリー開始前からチェックする
気になる企業があるのならば、就活のスケジュールは関係なくこまめにホームページなどをチェックしましょう。
例えばインターンシップ参加などは、エントリー開始後になんとかしようと思っても、どうにもできません。
もしかするとその企業は通年採用をしているかもしれませんし、その業界やその企業のエントリー時期が、他の企業のエントリー時期よりも早いということもありえます。
「チェックしておけばよかった」「調べておけばよかった」と思っても、期限があるものはその期限が過ぎてしまうと取り返しがつきません。
また、企業が開催するイベントなどの情報をいち早くキャッチし参加すれば、志望動機などでそのエピソードを盛り込むことができて他の就活生に差をつけられるでしょう。
エントリーする企業を決めるポイント
就活のためにはまずいくつかの企業にエントリーをしなければいけません。
しかし、その企業をどのように選んでいいか迷いますよね。
ここでは、あなたが何を基準にしてエントリーする企業を決めればいいかのポイントを解説します。
自己分析・業界分析の結果をもとに決める
自己分析を重ねると、あなたという人間が、何に喜びを感じて、何に価値を置いているかがわかってきます。
あなたの強みや、特徴、今後どのように生きていきたいかまで、分析結果を見るとわかるでしょう。
業界分析をしていくと、各企業が何に重点を置いているか、経営理念が何なのか、どういう働き方ができるのか、というのが見えてきます。
その自己分析と業界分析の結果を照らし合わせて、価値観が似ている企業にエントリーしましょう。
複数の業界からエントリー先を探してみる
エントリーする企業を、ある業界だけにこだわらないようにしてください。
一つの業界だけだと、エントリーする企業が少なくなるかもしれません。
あなたの自己分析の結果、ある業界がぴったりだとしても、視点を変えれば他の業界にも適応することがあるでしょう。
多角的な視点を持って、就活をすることが大事です。
あなたの小さい頃からの夢が、ある業界で働くことだとしても、まずは複数の業界からエントリー先を探してみましょう。
「数撃ちゃ当たる」という戦法はおすすめしない
先ほど、複数の業界からエントリー先を探すことをおすすめしました。
しかし、やみくもにエントリーすることはおすすめしません。
「数撃ちゃ当たるだろう」とあなたの興味の対象外の企業を選んでも、意味がありません。
もし、興味のない企業の選考に進んだとしても、興味がないためあなたは全力で選考に臨めないでしょう。
しかし、時間と手間は、興味のある企業と同じようにかかります。しかも、あなたが全力でないことは採用担当者から見てもわかるものです。
内定をもらえてその会社に就職したとしても、あまり興味を持てない仕事はモチベーションの維持ができないかもしれません。
同じ時間や労力をかけるとしたら、あなた自身が一生懸命になれる企業を選びましょう。
志望企業のランキングを作成してみる
企業分析をする際には、分析したあとにあなた独自の志望企業ランキングを作成してみましょう。
あなたが働く上で重要な項目をピックアップし、それぞれの企業に点数をつけます。
例えば、人間関係や自分の成長、給料、福利厚生、知名度などのそれぞれの項目に、この企業は10点満点中何点かというのをつけていきます。
全部の項目に点数をつけたあと、合計得点が高い順に並べ直すと、それがあなたにとっての志望企業ランキングです。
点数化して見える化することにより、優先順位がはっきりとつけられるでしょう。
2023年卒の就活はスケジュールを考えて行動しよう
この記事では、2023卒の就活生のための就活スケジュールと攻略ポイントを解説しました。
具体的には、2023年卒の就活生が、いつからどのように動いたらいいかと、就活の攻略ポイント、エントリーする企業のポイントを紹介しました。
就活に関する情報をいち早くキャッチアップして、早めに動く。
これができれば、就活を余裕を持って進められます。
これからの長い社会人生活を、どこでどのように働くかを決定する大事な時期です。
後悔のないようにしっかりと頑張りましょう。