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年収を上げるために必要なことは?実現する方法から現状するべきことまで解説!

年収を上げたいと考えていても、どうすればいいのか悩んでいる会社員の方は多いのではないでしょうか。

例えば転職やフリーランスを考えていても、現在の社会情勢で本当にその選択をしていいのか、市場を把握していないのが実態です。

そこで、今回は年収を上げるためにするべき選択肢と、そのための市場関連について解説をしていきます。

年収を上げる5つの方法について詳しく知る

年収を上げる方法について、深く理解している人は本当に少ないのが現状です。

それを裏付けるように日本では、年収1,000万円を超えるのは男女込みでも5%しかいません。

どの職種が年収を上げるのに役立つのか、どうすれば年収が上がるのか、理解している人が少ないのです。

まずは年収の上げ方について、どんな方法があるのかを解説します。

勤続年数や資格取得による定期昇給

まずスタンダードな方法ですが、勤続年数とその業界で役に立つ資格を取得することです。

日本ではいまだに年功序列などの制度が続いている企業は多くあり、年齢が上がり勤続年数も伸びるほど、昇給する仕組みが根強く残っています。

そのため、基本的に年収を上げるには勤続すれば良い、というのが通用する企業はまだまだあるのが現状です。

また、そのような企業では資格を取得することで、基本給の増加も見込めるため、この先も安泰である場合はこのような方法を選択できます。

役職や肩書きを得て社内で出世する

部長、課長、などの肩書きを得ることで、年収は変化していきます。

出世をするということは責任を背負うこととなり、企業はその責任にみあった報酬を支払われなければなりません。

また、社内で出世することは勤続年数と同様にスタンダードな方法であり、もっとも簡単な仕組みであると言えます。

大企業では昇格のための試験が存在していることや、資格の取得を条件に出世の道を開くことが可能になっているのです。

出世することは自分にとっても企業にとってもプラスに働きますので、1度は出世の経験をしておくことが良いでしょう。

副業可の場合は積極的にお金の仕組みを作成

企業の職務規定にもよりますが、副業を可としている企業は近年増えてきています。

副業にオススメなのは本業に影響がない程度に行える投資などです。

つまり、お金が入ってくる仕組みを作ることと言えます。

他にも以下のような副業を選択する方が多いのが現状です。

  • 株式を購入しデイトレードする
  • 情報商材などを作成して販売する
  • 得意なことを副業として売買する

未来のことを思えば、ひとつの企業で終身雇用というのは現実的ではありません。

副業可の場合は積極的に利用することで、今後の生活を楽にすることもできますし、別の道を考えるための指標にもなるのです。

技術力があればフリーランスとして独立

どんな業務でも、それでやっていける実力が備わっている場合はフリーランスとなり、独立することが年収を上げることには効果的です。

しかし、その前に企業に所属する利点を理解しておく必要もあります。

  • 仕事が安定的に供給される
  • 個人を企業が守ってくれるため、賃金を保証してくれる
  • 福利厚生によって利益を得られる

フリーランスになることは「年収を上げる」という点においては最も効果的であるのは事実ですが、代わりに背負うリスクは大きいのです。

それでもフリーランスとして独立したいというのはその働きやすさの自由さや、年収を上げる効率が最も良いからといえるでしょう。

堅実な方法として転職を選択

転職することをためらっている人は実際のところ多いといわれています。

しかしフリーランスよりも安全に、かつ福利厚生も良くしたい、年収も上げたいという視点から見れば転職を選択するのは良い方法です。

企業に勤めているとわかりますが「優秀な人間から去っていく」のは事実です。

有能であることで、所属する企業の将来が見えることや、外部からのヘッドハンティングなど、様々なケースがあります。

転職の選択は情もあってか取りづらいのですが、企業が年収を上げない以上、自分で上げる選択をするしかないのが現在の社会です。

年収を上げる前に世代別平均給与を知る

日本における、世代ごとの平均給与をご存知でしょうか。

「年収を上げるぞ」と息巻いても、まずは平均給与を知らなければどの程度上がるのか想像がつきませんし、自分の居場所もわからないでしょう。

世代別の平均給与をまとめましたので、ご紹介します。

世代別の平均給与を確認

年齢(歳)\性別 男性平均年収(万円) 女性平均年収(万円) 全体平均年収(万円)
19以下 160 111 135
20〜24 278 248 264
25〜29 403 328 369
30〜34 470 321 410
35〜39 529 313 445
40〜44 582 318 476
45〜49 629 324 499
50〜54 679 320 525
55〜59 686 301 518
60〜64 522 254 411
[引用元:国税庁「令和元年分 民間給与実態統計調査

国税庁のデータによると、男性の20代後半は年間403万円の給与が平均値であることが表からわかります。

つまりあなたの年齢に対して、平均的に貰える給与の指標をここから理解することができるでしょう。

逆に言えば、年間の給与がここまでない場合は伸びがあると期待することもできますし、所属する企業に対する見切りをつける良い機会といえます。

しかし、企業に給与アップを期待することはオススメしません。

企業の給与アップに期待しない方がいい理由

現在の日本企業は内部留保によって守られている企業が多くあるといえます。

不安定な経済の中、内部留保を持つことが必要であるのは当然のことです。

また、内部留保を開放したからと言って、給与に直接つながるわけではありません。

そもそも、給与が上がるというのはそれだけ市場が大きく、社会から必要とされているかです。

専門的な職業かつ、需要と供給の「需要」が高い業界へ行けば自然に給与は上がります。

年収を上げるために必要なマインドを作る

「価値のある人材」といわれてどんな印象が浮かぶでしょうか。

努力できる人、安く買い叩かれない人、他にはいない人材などなど、様々な考えを巡らせる人がいるでしょう。

企業から見て「価値のある人材」とは「コストを払ってでも必要だと感じる人材」です。

  • 希少性が高い
  • 他の人よりも専門性に優れている
  • 自分の価値を上げるための行動を継続する

これが年収を上げるために必要な条件であり、意識するべきマインドです。

ただ日々をこなすだけの人材は、いずれAIなどの人工知能にとって変わられてしまいます。

「成長」することを意識するのはもちろんですが、どれだけの仕事をこなしてきたのか、成果を出そうと努力してきたかどうか。

そう言った価値を上げていくマインドが、年収を上げるために必要とされているのです。

各職種の年収を確認し目標を定める

年齢別の給与やマインドがわかったところで、各業界の年収を知っていなければ働く場所を決めることができません。

また、コロナ禍のような事態がいつ起こるかはわかりません、そういったことを考えながら業界について知ることが必要です。

業界ごとの年収を確認し、どのような職業がおすすめか解説していきます。

年収の高い職種とは

職種平均年収(万円)
専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)601
企画/管理系516
技術系(電気/電子/機械461
技術系(IT/通信)452
営業系442
技術系(建築/土木)428
金融系専門職426
技術系(メディカル/化学/食品)411
クリエイティブ系381
販売/サービス系329
事務/アシスタント系322

引用元:doda(デューダ)「【平均年収を検索】平均年収ランキング 最新版

dodaの平均年収検索のページを利用すると職種や業種、年代を選択して平均年収を知ることができます。

マインドでも説明しましたが、専門職の年収は高い傾向にあります。

つまり、希少性、専門性に優れている、代わりのいない「価値のある人材」であるという証拠です。

年収の高い職種をがむしゃらに目指すのもありですが、平均年収検索のページを利用することで、満足いく年収や仕事を探すことが可能です。

年収を上げるためにも、まずは様々な職種についての知識を得ましょう。

経済の低迷に強い職種や業界はどこか

社会情勢が不安定な中で、低迷していない企業や、不安な情勢を逆手にとって業績を伸ばしている企業を知る必要があります。

年収が上がることは大事なことですが、社会情勢が危機に陥っても柔軟に対応できる企業を知らなければ共倒れするといえるでしょう。

以下の職種は経済の低迷の中でも、強く柔軟であることが今までの情勢でわかっているため、参考にしてください。

  • コンサルティングファーム
  • 技術系(メディカル/化学/食品)
  • 技術系(IT/通信)

コンサルティングは年収も高いですが、IT革命が追い風となり、ITコンサルタントが今後も広く普及していくことが予想されます。

また、メディカルや日用品に関連する食品は言うまでもなく生活基盤として必要です。

そしてIT技術はICTやIoTの発展により人材不足が深刻となっています。

5Gの普及やいずれそれ以降の通信世代6Gなども予想されることから、技術系(IT/通信)はこれ以降も必要とされていくでしょう。

社会情勢を先読みするために政府情報を確認

2000年に入ってから急速に発展してきたインターネットにより、情報を素早く制することが必要なスキルとなってきたのは言うまでもありません。

そのため、これからは情報の正確さや信憑性にスポットライトが当たることになります。

コンサルティング企業が今後も伸びていくことからも、その視点を持っていることが重宝されるでしょう。

つまり、社会情勢を先読みすることで、自分の居場所をより正確にすることが大切です。

政府は常に雇用についての情報や、離職率、経済の情報をプレスリリースしています。

そういった正確な事実、ファクトと表現する人もいますが、それらを把握することが重要視される時代に入ったということです。

コロナ禍の転職やフリーランスは現実的?年収を上げるために知っておくべきこと

コロナウイルスは働き方や生活様式を大きく変化させてきました。

今までの話の中で、年収を上げるためには転職することやフリーランスになるべきなのではないかと考える方もいるでしょう。

実際これらの行動が現実的なのか、解説していきます。

現在の転職求人倍率を確認

2021年1月の求人倍率は、前月比-0.19ptという結果が出ています。

こちらはdodaの転職求人倍率レポートからわかる通りで、求人数も転職希望者数も増加していることが説明されています。

引用元:doda(デューダ)「転職求人倍率レポート(2021年1月)

つまりこのコロナ禍で転職する人が増加傾向にあるということです。

また、企業も前年度の求人に慎重であったことから、新たな人員を求めていることがわかります。

企業も人を求めており、所属している企業に危機感を感じた人は転職を行なっているということです。

この事実を客観的に見ると、すでに転職行動を開始するべき時期にきていることがわかります。

また、すでにニュースでもあったように、ワクチン接種が開始されていることからも一応の収束が見込まれることも考えられるでしょう。

年収を上げるために動き出す時期が始まろうとしているのです。

フリーランスよりも転職の道を選択するべき

ここでは、安定した企業で満足していない人がフリーランスか転職かで迷っていることに焦点を当てます。

結論から言うと、フリーランスよりも、転職の道を選ぶことが賢い選択といえます。

理由としては、今回のような社会情勢になった時にフリーランスとして生きていくことの難しさが露呈したためです。

働き方改革によって、在宅ワークができるようになったことで、フリーランスの利点は減ってしまいました。

  • 安定して仕事を取ることができないこと
  • 自由な働き方のスタイルは在宅ワークによってできること
  • 年収が上がるという利点も社会情勢によって難しくなったこと

これらの理由からフリーランスではなく、転職の道を選ぶことをオススメします。

転職求人倍率レポートの動向を見ればわかりますが、今後転職者が増えていく傾向が強まる見込みとなっています。

ライバルが増える前に、優良な企業への転職を急ぐことが「いま」年収を上げる鍵になるのです。

毎日6分以上を学習の時間にあてる

日本の社会人のうち、1日に学習をしている時間は平均6分しかないと言われています。

秒に直せばたったの360秒の学習時間しかとっておらず、社会人がいくら忙しいとはいえ、通勤時間が6分ということはないでしょう。

つまり、平均的な社会人から抜き出るためには6分以上の学習を行うことが重要です。

それで平均的な社会人の大半を抜くことができるならば、これ以上に大切なことはありません。

もちろんこれは社会人の平均であるため、普通に考えれば長時間の学習をしている人がいるということです。

生涯学習という言葉が生まれたように、これからは常に学習し、情報を仕入れる時代です。

年収を上げるには継続、努力、そして成長を感じるマインドを持つことが必要であることは言うまでもないでしょう。

年収を上げる策を持つために、自己投資をして備える

転職活動をする際には策がなければなりません。

現在持っているスキルや資格を把握して職を選ぶことが必要ですし、年収が高いだけで自分に合っている仕事かどうかを判断することはできないからです。

そのため、自己投資をして学習に力を入れましょう。

ライバルが少ない今だからこそ、自己分析・自己投資をして、必要な資格の取得や年収が上がる企業に1%でも受かる確率を上げる必要があります。

業界の下調べをするのはもちろんのことですが、企業が欲しがっている人材についても深掘りすることが大切です。

自己投資をして、日々成長できる人材でいることは社会人として重要なスキルのひとつです。

いまからその習慣をつけておくことで、実際の転職でも効果を発揮できます。

また、個人での転職活動に不安を感じるようであれば、転職エージェントを積極的に利用することでその不安を解消することが可能でしょう。

年収を上げるための転職は充実したサポートの転職エージェントに相談しよう!

年収を上げるのは並の努力ではありませんが、転職という方法を利用することで所属している企業よりも高みへ進むことができます。

転職は個人で行うよりも転職エージェントを利用することで、非公開求人や、よりリアルな「欲しい人材」に関する情報が手に入ります。

そのため、年収を上げる方法が転職であると決めた場合は、積極的に転職エージェントを利用することがオススメです。

また、転職エージェントは無料で利用することが可能ですので、複数の転職エージェントに登録し、自分にあった求人を選ぶのが良いでしょう。

転職を希望している方は、まずは転職エージェントに相談することで書類選考や面接の対策などの準備から手伝ってもらうことが可能です。

「年収を上げる」という目標のために、利用できることはすべて利用して進んでいきましょう。

年代別の転職成功へのポイントは下記の記事で詳しく解説しています。

ぜひご覧ください。