「転職したいけれど、スキルがないから転職できるか不安」「スキルなしで転職するためにはどうしたらいいのかな」という方は多いです。
本記事では、スキルなし30代の方が転職する方法やコツ、おすすめのエージェントを紹介していきたいと思います。
スキルなしでも転職はできるのか?【結論、転職は可能です】
スキルがなくても転職はできるの?
さっそく結論ですが、スキルがなくても転職は可能です。
スキルがなくてもポテンシャル重視の企業もありますし、業界的に未経験歓迎の求人が多いこともあります。
とはいえ、スキルなしの転職が不利なことも事実です。
だからこそ、スキルなし転職を成功させるために必要なのは、遠回りせず1つ1つのことをこなしていくことです。
無理に多くの企業に応募する、希望の条件ではないけれどとりあえず応募する、などは本当にすべきことに時間が使えなくなってしまいます。
効率的に転職活動をするためにも、すべきことに集中しましょう。
「スキルなし転職者がすべきことなんて、とにかくたくさん応募することなのでは?」と思っている方は要注意です。
実はここに、スキルなし転職は後悔すると言われる落とし穴があります。
とにかく応募して転職できたとしても、ブラック企業だったり人間関係がギスギスしていたりと企業をよく知った上で転職しないと後悔につながります。
そこでスキルなし転職を考えているあなたに質問です。
「スキルって何でしょうか?」
この質問に具体的に答えられる人は少ないのではないでしょうか。
ここからは転職においてスキルとは何かをご紹介したいと思います。
実は、転職に必要なスキルには2種類あります。
転職に必要なスキルには、
- ポータブルスキル
- テクニカルスキル
の2種類が存在します。
転職におけるスキルとは、なんなのかを改めて確認しましょう。
①ポータブルスキル
ポータブルスキルとは、コミュニケーション能力や論理的思考能力のことで
いわば、社会人の基礎力ともいえるスキルのことです。
専門的な知識や技術とは関係ないこのポータブルスキルを高めることで
自分の市場価値をあげることができます。
というのも、このポータブルスキルは業界や業種に囚われない
仕事をする上で重要なスキルだからです。
スキルなし転職とはいえ、ポータブルスキルが高い人であれば面接官から
「伸び代がある」と評価してもらえる可能性も高くなります。
②テクニカルスキル
テクニカルスキルとは、その仕事をする上で欠かせないスキルのことです。
美容師であれば、髪の毛を切るスキルは必須ですし
レストランのコックであれば料理ができるというのが必須の条件ですよね。
このように、その職種や業界で仕事をする上で必要な専門知識や技術のことです。
上記の通り、2種類のスキルがあることがお分かりいただけたかと思います。
転職におけるスキルと言うと、つい「テクニカルスキル」に注目しがちですが
面接などではポータブルスキルもみられています。
特に、テクニカルスキルがない場合には専門知識や技術がない分ポータブルスキルが高いことをアピールしていきましょう。
20代で未経験・異業種へのスキルなし転職は可能
スキルがなくても20代であれば未経験・異業種への転職は可能です。
繰り返しになりますが、20代のうちであれば「ポテンシャル」を重視して採用を行っている企業が多いからです。
業界や、職種未経験の場合でも今後活躍してくれそうと面接官に思ってもらえることができれば採用をしてもらえる可能性は高いです。
さらには、20代のうちにさまざまなスキルを身につけておくことは
今後の自分のスキルアップや年収アップにも繋がるので決してネガティブなことではありません。
なぜなら、すでに1社に勤め続けるという価値観が古くなっており
転職は当たり前の世の中になってきているからです。
そんな時、より価値の高い人材は下記のどちらだと思いますか?
- Webデザインのスキルがある
- Webデザイン+マーケティングのスキルがある
圧倒的に後者の人材の方が価値は高いと思います。
確かに、全くスキルのない状態で未経験・異業種への転職は不安もありますが
将来のことを考えると今のうちに挑戦することがおすすめです。
30代でスキルなし転職は楽ではない
結論から言うと、30代のスキルなし転職は決して楽なものではありません。というのも、30代転職者に求められているのは即戦力だからです。
とはいえ、希望が全くないわけではありません。
その理由は2つです。
- 成功するため再現性のあるスキルがある場合
- 仕事への取り組み方など評価してもらえる可能性がある
1つ1つ解説していきます。
成功するため再現性のあるスキルがある場合
「自分には大したスキルも、自信もない…」そう思っている方は少なくないかと思いますが、他者から見たら立派なスキルだということはよくあることだと思います。
全く同じ業界や業種ではなくとも、今持っているスキルを転職先でも生かせる場合は成功する可能性を感じてもらえることもあります。
自分が思っているよりもスキルがある場合はそのスキルを生かして転職することが可能です。
まずは、自分の今までやってきたことや客観的な評価をすることが大切です。
仕事への取り組み方などを評価してもらえる可能性がある
繰り返しになりますが、転職では専門的なスキル(テクニカルスキル)以外にもポータブルスキルも見られています。
専門的なスキルがない場合は、いかに自分のポータブルスキルをアピールできるかが重要となります。
上記の通り、30代の転職は厳しいといえど、希望もあるので諦めずに行動しましょう。
「いや、それでもスキルなし転職は厳しいと思う、自分の精神的にも無理…」というあなたのためにスキルがなくても比較的転職しやすい業界をご紹介していきたいと思います。
スキルがなくても転職できる業界
スキルがなくても比較的転職しやすい業界は下記の通りです。
- 製造業
- 運輸業
- 建設業
- 接客業
- IT業界
- 介護
製造業
工場などでラインの作業などは専門的な知識やスキルがなくても可能な業務が多いためスキルなしでも転職できる可能性が高いです。
運輸業
運輸業界は人手不足で比較的転職しやすい業界と言えるでしょう。
また、メインの業務としても運転免許があれば未経験でも転職しやすい業界だといえます。
建設業
運輸業と同じく、人手不足が叫ばれている業界です。職人の高齢化に伴い、若い世代の人材を確保するため求人も多くなっています。
接客業
アルバイトなどで経験があればスキルなしでも比較的転職がしやすい業界です。マニュアル等のある企業も多く、未経験でも業務がしやすい業界だといえます。
IT業界
特に、スタートアップなどではスキルがなくてもポテンシャル採用を行っている企業が多いのが特徴です。
介護
超高齢化社会に伴って、介護職は今後より人手不足になると言われています。求人も多いため、資格などを取得していれば仕事の幅も広がるでしょう。
また、無資格で出来る楽な仕事は下記の記事で詳しく解説しています。
ぜひご覧ください。
スキルなしで転職するときに覚悟すべきこと
ここまで、スキルなしでも転職はできますというお話をしてきました。
とはいえ、スキルなしで転職するにはデメリットもあります。
- 給料は下がることが多い
- スキルがある人よりも不利
- 勢いでスキルなし転職をして後悔することも(スキルなし転職で後悔する人に多い特徴)
給料は下がることが多い
スキルアップの転職であれば今よりも良い条件で求人を探すことができますが、スキルのない状態では給料はほとんど変わらない、もしくは下がると思っておくべきでしょう。
大切なのは、目の前の給料がどう変わるかよりも
将来「スキルを貯めてどう年収を上げるか」と考えることです。
スキルがある人よりも不利
転職活動の時に、同じ年齢だとしてもやはりスキルがある人に比べると不利になってしまうことがあります。
そのため、就職先が決まるまで時間がかかったり、多くの企業に応募したりと転職に手間がかかります。
しかし実は、この手間を省くことができます。
詳しくは記事後半の転職を成功させるコツで紹介します。
スキルなしで転職できたとしても後悔することがある
例え転職できたとしても、「条件を妥協しすぎてしまった」「ブラック企業だった」などスキルなし転職は後悔になることもあります。
そんな後悔はせずに転職したい、もっと効率よく転職活動がしたい
そんなあなたのためにスキルなし転職を成功させるコツを紹介していきます。
【必須】スキルなしで転職を成功させるには転職エージェント
転職エージェントを活用しよう
転職エージェントは企業の求人を紹介してくれたり、時には面接などのサポートなどをしてくれます。
ハッキリ言って、スキルなしで転職する上でエージェントを使わないのはチャンスを逃すことになると思います。
エージェントは基本的に全てのサービスを無料で利用できます。
スキルなし転職者は絶対にエージェントを使うべき4つの理由
スキルなし転職者が効率よく、さらに後悔のない転職をするためにエージェントは必須です。
- 自分のスキルを客観的に棚卸しができる
- 自分で求人を探す手間が省ける
- 優良企業を紹介してもらえる
- 採用の状況を知ることができる
①自分のスキルを客観的に棚卸しができる
エージェントに登録すると、最初に面談を行います。
転職に至った理由や今までの経歴をエージェントに話すことで今まで忘れていた実績やスキルを思い出すこともあります。
たいしたことないと思っている話でも「それは立派なスキルですよ」とアドバイスをもらえることもあります。
エージェントも、より多くの求人を紹介するために
ヒアリングをしてくれるので自分で忘れていたことでも、より客観的に自分のスキルを見直すことができます。
②自分で求人を探す手間が省ける
自分で求人を探すのは意外にも時間がかかる作業です。
特に、働きながら転職活動をする場合は少しの時間も惜しいものですよね。
そんなときに、エージェントに登録していれば
エージェントが求人を探してくれるので自分で探して応募するという手間が省けます。
多くの場合は履歴書など書類の提出もエージェントが行ってくれるので
自分で郵送したり、メールしたりする手間も省くことができます。
③優良企業を紹介してもらえる
エージェント会社の多くは、求人を出す企業に訪問するなどをして
実際に会社の雰囲気を見ています。
そのため、実はブラック企業だったということも少なく自分で求人を探すより安心です。
後悔のない転職をするなら、エージェントは必須ですね。
④採用の状況を知ることができる
1年の中でも転職しやすい時期、そうでない時期があります。
また、コロナウイルスなど非常事態の採用状況などは転職者はわからないことが多いですよね。
ですが、エージェントであれば採用のプロなので企業の採用熱度はどうか、求人は多いのか少ないのかなど採用の状況を教えてくれます。
場合によっては、もう少し待てば希望の求人が多くなりそうですなどと言った有益な情報も得ることができるので情報収集の一貫としてもエージェントはおすすめです。
おすすめの転職エージェント3選
特におすすめな転職エージェントは下記の通りです。
- doda:求人数も多く、さまざまな転職サポートの評判◎
- パソナキャリア:オリコン顧客満足度3年連続1位
- マイナビジョブ20’s:20代、第二新卒に強いエージェント
doda:求人数も多く、さまざまな転職サポートの評判◎
求人数、転職サポートともに評判が高いのはdodaです。
履歴書の添削や面接サポートの質が高く、しっかりと転職成功に導いてくれます。担当者によってサポートの質が異なることが多いエージェントの中でも平均的に評価が高く、登録しておくべきエージェントと言えるでしょう。
パソナキャリア:オリコン顧客満足度3年連続1位
顧客満足度が高く、未経験の転職にも強いのがパソナキャリアの特徴です。
特に、顧客満足度については3年連続1位を獲得するなど求人を紹介するだけではなく、客観的なアドバイスやマッチング力が強みと言えるでしょう。転職が不安という方はぜひ登録しておきましょう。
マイナビジョブ20’s:20代、第二新卒に強いエージェント
20代や第二新卒の転職に強いのが特徴のマイナビ20’sです。
20代に特化しているからこそ、的確なアドバイスやサポートを受けられるのが魅力的です。
20代での転職なら登録必須ですね。
20代・第二新卒・既卒の転職ならマイナビジョブ20’s!!どのエージェントを使えばいい?
おすすめエージェント5選を紹介してきました。
「でもどれを使えばいいか迷ってしまう」と思う方もいるかもしれません。
ですが結論、スキルなし転職者はできるだけ多くのエージェントに登録
した方が良いです。
というのも、どんなに評判の良いエージェントも人と人との相性がありますし求人の入れ替わりもあります。
上記でおすすめしているエージェントは全て登録無料ですので
一度登録して、面談に行ってみてください。
相性が良い場合や、良い求人があればそのまま継続して利用すればいいですし、そうでないならサービスの利用をストップすることも可能です。
自分からチャンスを狭めないためにも、できるだけ多くのエージェントに登録しましょう。
また年代別におすすめの転職エージェントは下記で解説しています。
本記事と合わせてぜひご覧ください。
転職エージェントを利用してスキルなし転職を成功させよう!
スキルなしの転職には不安が多く、時間もかかりがちです。
いかに自分の手間を減らし、効率よく転職活動を進めていくかが成功のカギとなります。
まずはエージェントに登録をして、採用の状況や自分のスキルの棚卸しをしてみてください。
動き始めることで、不安だったことがなくなったり、解決の道が現れたりすることもあります。
エージェントを使い倒して転職を成功させましょう。