中堅社員はなぜ辞める?中堅社員が辞める理由を徹底解説!

労働環境

中堅社員は辞める方が多いです。入社して5年程度を経過する頃から中堅社員と呼ばれます。多くの中堅社員は仕事の流れを理解し部下を持ちます。

中堅社員は会社にとって業績を向上させる戦力です。しかし、その頃に辞める方は多いです。

なぜ中堅社員は辞めてしまうのでしょうか。会社は辞めさせないためにはどうすればよいでしょうか。

中堅社員はなぜ辞めるのか?

中堅社員になり始めた頃は、業界や職種にもよりますが、仕事を覚え社内外の人とも良好な関係をようやく築き上げた頃です。仕事も軌道に乗り、順調にいっています。

その頃になぜ辞めてしまうのでしょうか。

それは中堅社員だからこその悩みがあるのです。理由を知ることができればおのずと辞めさせないための対策ができます。

仕事がつまらない

新入社員の頃は覚えることが多く、毎日が新鮮です。

しかし中堅社員では経験を積んだために新鮮なものに触れる機会が少なくなります。

日々が同じことの繰り返しでルーティンワークに慣れてしまい「これから先何十年も同じことの繰り返しか…」とうんざりして、辞めてしまうのです。

ベテランの域になるとルーティンの中にも違いが分かり、対処をすることに喜びを変えられます。しかし中堅社員はその域に達していないのでつまらないと感じ、辞めてしまうのです。

仕事が給料に見合わない

仕事も一通り覚えて自分一人で仕事の最初から最後までこなせるようになると、仕事に対する達成感が得られます。

仕事を達成すると、達成や成果に見合った報酬を求めるようになります。しかし入社5年目で急激に給料が上がる企業は少なく、仕事量や達成感と比較して報酬が少ないと感じるようになります。

年功序列制度の色が濃い企業であれば尚更、給料が上がりにくいです。

年功序列型の企業に勤めている中堅社員は、成功報酬制度や人事評価制度が確立した企業への転職を多く望みます。

成長できない

新入社員の頃は毎日が新鮮で仕事をするたびに自分がレベルアップしているように感じた方も多いのではないでしょうか。

「先週よりも今週の方が仕事ができるし、今週よりも来週の方が仕事ができるのでは」と多くの人は感じるのです。

中堅社員になると仕事に慣れる一方でそのような自己成長感が薄れます。仕事を覚えるとルーティンワークに陥りがちと記載しましたが、仕事ができるからこそ成長感がなくなるのです。

その結果、今の職場に不安を感じ、転職をする方が多いです。

人間関係が悪い

今までガムシャラにやってきた人が仕事をできるようになると、周囲のことに目が届くようになります。人間関係も広がり、多くの人との関わりを持つようになります。

その結果、職場内での人間関係が分かるようになります。

良好な人間関係の職場であれば問題ありませんが、そうではない場合もあります。

中堅社員は周囲を巻き込みながら仕事をするケースが多いので、人間関係が悪い職場で仕事をすることに嫌悪感を覚え、転職します。

なかには成績の悪いベテラン社員からの嫉妬の対象になり、退職するケースもあります。

会社に将来性がない

会社への在籍期間が長くなるほど、自社に将来があるかどうかが見えてきます。優秀であったり社外に知り合いが多かったりする社員であれば、尚更会社の状況が分かります。

優秀な中堅社員であるほど、自社の「アラ」が見えてくるのです。

優秀な社員は自社を改善しようと努力や工夫を、上司への提言を行います。

しかし努力をしても改善されなかったり、改善提案をしたばかりに自分だけ仕事量が増えたりすることが続くと、今の会社に将来の希望を持てなくなり退職してしまいます。

歳を取ると転職が難しくなる

少し前までは35歳まででなければ転職できないといわれていました。しかし少子高齢化による労働人口の減少により、最近は40歳前後でも転職しやすい環境になってきました。

いずれにしても中堅社員が当てはまる年齢です。

その頃になると「次が最後の転職活動」という思いが強くなり、今までのキャリアを踏まえて夢や収入増を実現しようと転職をするのです。

中堅社員が辞めるデメリットは?

会社の存在意義として色々な言いが方ありますが「ゴーイング・コンサーン(持続的成長)」もその一つです。常に利益を出し続け、成長をすることが求められるのです。

中堅社員は利益を生むための戦力です。その方々が辞めると、多くのデメリットが発生します。

以下に、具体的なデメリットを挙げていきます。

連鎖的に退職が起きる

社員が辞める理由は金銭面や人間関係など様々ですが、いずれにしても「良い職場ではない」から辞めるのです。

中堅社員は多くの仕事を任されていますから、その方が辞めると在籍社員に仕事のしわ寄せが行きます。

結果、大量の仕事量に忙殺されることにうんざりして辞めてしまうのです。

また新入社員の精神的な支えになっている中堅社員も多く、その中堅社員が退職すると新入社員もつられて退職するケースがあります。

業務が滞る場合がある

優秀な中堅社員は当然パフォーマンスが良いので、周囲がみているよりも多種多様・大量な業務を行っています。

退職をするにあたり引継ぎも実施されますが、引継ぎ書や口頭での説明だけでは十分な引継ぎにならず、いざ後任が業務をやろうとして初めて不明点が浮き彫りになります。

「非定型業務」と呼ばれる経験や個人に紐づく業務は引継ぎがしにくいのです。

結果、中堅社員なら難なくこなしていた業務に何時間も掛ける羽目になり、業務が滞ります。

大切な中堅社員が辞めることを防ぐには?

何度も言うように、優秀な中堅社員が辞めると至る所でダメージが発生します。会社としては、何としてもダメージを防がねばなりません。

辞めることが決まってからでは遅いので、事前に対策を取らねばなりません。

大切な中堅社員が辞めることを防ぐには、どうすれば良いでしょうか。

以下に具体的な対策を記載します。

昇給や昇進など正当な評価をする

優秀な中堅社員は「成果に見合った報酬が得られていない」と感じている人が多いです。

勤続年数が長いという理由だけで成果が少ないにもかかわらず役職が高く、給料も多いベテラン社員が多くいる職場では、不公平感を覚える中堅社員は多いです。

その不公平感を是正するために、昇給や昇進に対しては正当な評価をする制度を構築しましょう。

場合によっては降格人事も設定して仕事をしないベテラン社員の役職を解き、優秀な中堅社員の抜擢人事も必要です。

辞めないために中堅社員のキャリアプランを明確にする

「仕事がつまらない」「自己の成長がない」「会社の将来性がない」と感じている中堅社員は、自身のキャリアプランが描けていないことがあります。

会社での将来像が見えていないので、現状だけで上記のように判断してしまうのです。

まずはキャリアプランを明確にしましょう。

そして「今の仕事が何のためにあるのか」「将来どのように役に立つのか」「会社が今どの方向に進んでいて、そのためにあなたが必要である」ということを伝えましょう。

面談をするなどコミュニケーションをとる

中堅社員に限らず、社員の多くは「このまま今の会社に勤めていて良いものか」と考えがちです。

そのため、年に数回は上司の方はキャリアプランを話し合うなどのコミュニケーションをとるように心がけましょう。その時はマンツーマンでの実施をしてください。

上司の知らないうちに社員は様々な悩みを抱えています。上司に話をすることで気が楽になり、明日への仕事の活力になります。

その結果意欲が高まり、退職リスクが減るのです。

まとめ

新型コロナの影響があるとはいえ、優秀な社員を新たに採用する経費は莫大なものになります。

優秀な中堅社員が辞めるリスクは費用だけにとどまらず、スキル低下や職場の雰囲気悪化など広範囲に影響します。

中堅社員自身にとっても、退職という選択が必ずしも正しいとは限りません。

どのような問題も解決することができますので、中途社員の退職者が多い企業は問題の発生原因を突き止め、改善を行うことが大切です。

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