飲食業界での勤務経験で、他の業界への転職は厳しいのか…不安になりますよね。
特に自己PRや志望動機をどう書けばよいかわからない方も多いのではないでしょうか?
別の業界へ行くことだけに限らず、転職というもの自体に不安は付き纏うものです。
ここではそんな不安を少しでも払拭できるように、飲食からの転職する場合の自己PRや志望動機の書き方について解説していきます。
飲食業界からの転職する場合の自己PRは?
飲食業界から転職する場合、まず悩むのは自己P Rですよね。
今までと違う業界へ行く場合、どういったアプローチで攻めるべきか纏まりづらいでしょう。
ここでは、飲食の経験を生かせるようなアピールポイントも紹介していきます。
経験が少しでもあればアピールする
少しでもその業界での経験があれば存分にアピールしましょう。
例えば転職をして次は営業職をしたい場合、営業の経験なんてないと思うかもしれません。
しかし、よく思い出してみてください。
どんな飲食店でも宴会獲得のために、日々営業をしているはずです。
企業に対して宴会開催の法人営業をしたことはありませんか?
数回でも法人営業をしたことがあれば、それは十分に営業経験といえます。
マネジメントや教育の工夫をアピール
飲食での社員・アルバイトでの教育経験も十分アピールポイントになります。
ただ「教育した」という言葉だけで、アピールを終えてしまうのはもったいないです。
仕事覚えが悪いスタッフへ工夫したなど、より具体的なエピソードを交えながらアピールしてみましょう。
ハードワークの経験をアピール
飲食業界はどの業界と比べても、年間休日が少ないです。
長時間労働や休日が少ないというハードワークの経験も、アピールポイントに繋がります。
別の業界に挑むにあたり、足りていない経験値をハードに働いてカバーしていくことができます。
ハードワークに耐えられる根性も認められますから、大きなアピールポイントになります。
資格取得してアピール
資格を取得することは一つの大きな武器になります。
経験不足を資格で得た知識で補うことは、強みのあるアピールポイントになります。
例えば営業職につきたいのであれば、「営業士検定」「営業力強化検定」という、専門的な資格があるのはご存知でしょうか?
それぞれの業界にそれぞれ専門的な資格は、必ずと言っていいほど存在します。
これを機に、自分の進路にあった資格に挑戦してみるといいかもしれません。
飲食業界からの転職する場合の志望動機は?
いざ転職活動をはじめようにも、それなりの志望動機がなければ話を聞いてはもらえません。
「今の仕事を辞めたい」となると、その理由はネガティブなものが多いかもしれません。
より前向きな印象の志望動機にするにはどうしたらいいのでしょうか。
飲食の経験と志望する企業の仕事内容を結びつける
「飲食の経験を活かし、こういったことを頑張りたい」など、飲食の経験は強みになります。
そして、その経験を志望する企業の仕事内容と結びつけ、より具体的に話を膨らましてみましょう。
そうすることによって、前職で得た経験に興味も持ってもらうことができます。
そこから自己アピールへ繋げることもできます。
前職を辞めた理由をポジティブする
「飲食業界が嫌になった」「ハードワークに耐えられない」など、マイナス面も出てくるかと思います。
しかし、そこをぐっと堪えてください。
新たな環境での挑戦意欲やキャリアアップなど、前職を辞めた理由はなるべくポジティブにしましょう。
どんな業界にもマイナス面というものはあります。
「前職に耐えられないのであれば、うちではやっていけない」
という判断がされる可能性もあります。
ネガティブな理由はなるべく避けたほうがいいでしょう。
飲食業界からの転職する場合の自己PR例文
では実際に、転職する際にはどんな自己P Rにしたらいいのでしょうか。
ここでは正社員の場合・アルバイトの場合、それぞれの自己PR例文を紹介していきます。
正社員の場合の自己PR例文
大手ファーストフード店の店長として約3年間、現在の会社で勤務してきました。 アルバイトを含む15名程度のスタッフの育成やシフト管理、そして売上・在庫の管理などの店長業務に携わっています。 特に売上・在庫管理に関しましては、より良い管理方法の提案・改善に努めてきました。 その結果、作業効率が全体的に上昇することができました。 管理に対する経験や、スタッフに対する細かい気遣いやフォローは介護の現場でも役に立つと考えています。 |
アルバイトの場合の自己PR例文
私は今まで、飲食店でアルバイトを続けてきました。 長期に渡り続けてきたため、後輩アルバイトたちに対しての指導などにもあたりました。 中には物覚えが少し悪い人や、同じミスをしてしまう人などもいます。 そんな一人一人に合わせて指導を変えるなど工夫をすることによって、アルバイト全体のミスが減っていきました。 「広い視野で全体を見る力」、そして「状況に合わせた柔軟な対応力」は営業の仕事でも活かすことができるのでは無いかと考えています。 |
飲食業界から転職する際の志望動機例文
自己P Rとともに、やはり志望動機も悩んでしまいますよね。
応募先企業に刺さる志望動機とは一体どんなものでしょうか。
志望理由はより具体的に、自分の言葉で伝えられるのがベストです。
あまり難しく考えず、自分の実績などを交えて伝えてみましょう。
正社員の場合の志望動機例文
前職では飲食店に勤めていました。 在庫管理システムを新たに導入したことによって、業務効率が格段に上がったことによってシステム開発に興味を持ちました。 そこからプログラミング言語の勉強を始めました。 システムエンジニアの仕事は未経験ですが、利用者としての視点も持って業務ができると考えています。 |
アルバイトの場合の志望動機例文
以前は飲食店でアルバイトをしていました。 人と接することが好きで、お客様におすすめのメニューの提案をするなど、コミュニケーションを大切にしてきました。 アパレル自体が前から好きだったこともあり、今後は貴社の営業として多くの人と接したいと思っています。 特に、貴社のショップでよく服を買わせていただくのですが、コーディネートや流行りのアイテムについて親身に話を聞いてくださりました。 今後はお客様に寄り添った販売員を志しています。 |
飲食からの転職でおすすめの職種
「飲食業界から離れたい」
「もっとホワイトな業界へ転職したい」
ざっくりそう思っても、実際にどんな職種につけるのか悩みますよね。
そこで、飲食からの転職でおすすめの職種を紹介したいと思います。
是非、飲食業界から転職する際の参考にしてみてください。
営業職
営業職に就くために資格は不要です。
営業での知識は入社後に研修で教えてもらうことがほとんどです。
専門知識が必要ないため人気も高い職種です。
しかし、前述したように、営業専門の資格も存在します。
専門知識が必要ない分、間口は非常に広いです。
そこから確実に勝ち残っていきたいのであれば、資格取得も視野に入れておくと良いでしょう。
Web・ITエンジニア
実は未経験でも受け入れてくれる企業があるのがWeb・ITエンジニアです。
Web・ITエンジニアは、20代の若手の方が挑戦しやすい職種です。
しかし、営業職とは違い、専門の知識が必要な業種です。
しっかりとプログラミングの勉強をしなくてはなりません。
また最初の2〜3年は夜勤をしなくてはならないケースもあります。
介護職
介護業界は人材が常に足りていません。
相当の知識も必要で、介護者に対しての責任など持たなくてはなりません。
しかし、社会人として生きる上で責任というものはつきものですので、臆せずにチャレンジしてみましょう。
また、こういった人材業界は中途採用に積極的です。
「人とのコミュニケーションが好き」という方にはやりがいのある、狙い目の業界なのではないでしょうか。
飲食からの転職でおすすめの転職エージェント
今の時代、転職活動を1人で行うよりは、ハローワークや転職エージェントを利用した方が、確実に効率がいいです。
そこで今回は、家にいても十分なサービスを受けることができる転職エージェントを紹介します。
マイナビエージェント
マイナビエージェントの特徴は転職サポートの期間無制限というところです。
他の転職エージェントでは、約3〜6ヶ月の期間の間に転職が決まらなければサポートが打ち切られてしまうことがあります。
しかし、マイナビエージェントでは転職サポートの期間無制限なので、焦らずじっくり転職することができます。
また20〜30代やIT系・営業職、さらに大手企業の求人に強みがあります。
もちろん上記以外の求人も豊富です。
全体的にみて、求人の質も圧倒的に高くおすすめです。
パソナキャリア
パソナキャリアは、キャリアアドバイザーの親身なサポートが非常に評判です。
また、それが圧倒的な転職実績にもあらわれています。
転職支援実績は全体で25万人にも及びます。
また、取引実績企業も1.6万社です。
何より年収アップ率が67.1%と非常に高い数字を誇っています。
自身のキャリアアップにも、もってこいの転職エージェントですね。
doda
dodaもまたキャリアアドバイザーの評判がいい転職エージェントです。
また、約10万件という、業界最大級の求人情報も魅力の一つです。
面接日のやりとりなども全て代行してくれる、徹底的なサービスが特徴です。
初めて転職する方にはうってつけのサービス内容で、安心して転職活動することができます。
まとめ
転職というもの自体、不安が付き纏うことでしょう。
しかし不安がある時こそ、焦らないでください。
あなたが今まで培ってきた飲食での経験は無駄にはなりません。
「転職はしたいがどんな業種がいいのかわからない」
「転職はしたいが志望動機が見つからない」
そんな時は1人で悩まないでください。
まずは自分にあった転職エージェントから探してみましょう。