「営業がイヤで仕方がない」
「ノルマが達成できなくて辛い」
「いつも上司や先輩に叱られてばかり」
「先輩みたいに客とうまく喋れない」
「そもそも自分は営業に向いてないのではないか」
本当に営業はハードな仕事です。
会社の最前線に立ってお客様と交渉し、自社製品やサービスを買っていただく。
しかもノルマを達成しなければいけない。
その納期も決まっている。
時にはお客様からクレームが来て、罵声を浴びせられることもある。
会社に帰れば上司に報告をせねばならず、また嫌味を言われるのかと思うだけで胃が痛くなる。
「もう会社に行きたくない・・」そう思い詰めている方は多いのではないでしょうか。
今回はそんなあなたを救う解決法を5つご提案します。
その前に、なぜそんなに営業が苦痛なのかを考えてみましょう。
営業が苦痛な理由
- 人と話すのが苦手
- ノルマを課せられるのが辛い
- いちいち上司や先輩に叱られる
- きちんとした格好や態度でいるのが苦しい
- 大変な割に給料が安い
そして、こう思う方も多いでしょう。
「希望していなかったのに営業に回された」。
好きでもない仕事をやらされるのはとても辛いものです。
「本当は事務職に就きたかった。事務職ならパソコンと向き合ってコツコツ作業をしていれば良いんだもの」。
「だいたい自分は人見知りだし、話下手だ。先輩みたいな饒舌な営業トークなんて何年かかっても無理」
「ああ営業を辞めたい。人事部に相談して異動してもらおうかな。でもそんな勇気もない。上司や先輩にわかったら何て言われるか想像しただけで怖くなる」
そんなネガティブ思考がグルグル回って止まらない。
だからいつも頭の中はストレスだらけ。
それをゲームやお酒でごまかして日々を何とかしのいでいる。
そんなところはありませんか?
あなたはまだまだ若いし可能性はいっぱいある。
その気になれば理想の未来が手に入るのに。
ゲームやお酒にのびる手をちょっと止めて、上記の悩みをいっきに解決する5つの方法をご覧ください。
営業が苦痛でなくなる最強の解決法!5選
1.話が下手でも大丈夫!お客様を喜ばせる「聞き上手」になろう
「人の話を聞くよりも、自分の話をするのが大好き」
自分は話下手だと思っているあなたには信じられないかもしれませんが、世の中はそんな人がほとんど。
自分の話を聞いてほしい、すごいと言ってほしい。
自己承認欲が高い「かまってちゃん」は、特に成功した人、あるいは仕事で業績を残した人ほど多いのです。
あなたの得意先にもきっといるはず。
トップの人なら、自分がこの会社を興すまでどんなに苦労したか。
会社員なら、上司やライバルと闘いながらいかにこの役職にのし上がったか。
そんな苦労自慢をしたくてウズウズ。相手が話下手だろうか関係ありません。
むしろ話を聞いて共感してくれる人の方が良いのです。
同じようにベラベラ喋る人だと「うるさいなあ。今は俺の話を聞いてくれよ」とイライラするでしょうね。
だったら話は簡単です。
「聞き上手」になれば良いだけ。
相手の話をひたすら聞き、時々「ほぉ!」「すごいですね!」と合いの手を入れる。
たったこれだけでお客様は喜んでくれるのです。
これならできそうじゃありませんか?
最初は興味がない話にうんざりするかもしれないけれど、慣れていくうちに右から左に聞き流せるようになります。
その頃にはお客様から「俺のことをわかってくれる」と信頼を得て、あなたが売りたい商品やサービスを快く買ってくれる可能性大。
「人は自分の話を共感してくれる人を好きになる」もの。
親身な態度で相手の話を聞くことで「俺をわかってくれている良いヤツ」と思わせ、お客様のハートを掴んでしまいましょう。
あなたは「喋り上手になる」という辛い努力などせずにいっきに手堅い顧客を得られるのです。
2.ノルマをクリアするために「目標を細分化」しよう
営業成績トップレベルの同僚を見て「ああ・・・あそこまではとても無理」と落ち込むあなたの前にはだかるノルマと言う壁。
それはとても高いハードルに見えます。
あなたはいっきにそこに行かなければいけないと思っていませんか?
だから辛いんです。
やる気を失って当たり前。
いきなり平地からエベレストを目指そうとしているのだから。
まず、目標を定めましょう。自分が目指す地点はどこか。
たとえば売り上げ目標が月に〇〇万円達成だとします。
そこにたどりつくにはどうすれば良いか。
その大きな目標をひたすら細かく分けて行くのです。
小さな目標をいくつも目の前に置いて行く。
そんなイメージをしてみてください。
例えば、今日は新規のお客様に出すメールを研究してみよう。
どんな営業メールだったら読んでもらえるだろう?
書き出しは?
長さは?
ネットで何か良いアイデアが見つかるかもしれない。
逆に、自分がもらった営業メールで真似できるようなものはないだろうか。
とにかく今日は徹底的に研究して、メールを出すお客様は誰が良いか練ってみよう。
「そんな小さなことで・・・」と思うかもしれません。
でも営業する=人にモノを買わせると言う行為は、「いかに人の心を揺さぶり、買うという衝動に駆らせるか」なのです。
今のあなたにとって営業は辛いだけのものかもしれない。
でも実は「いかに人の心を揺さぶり、買わせるか」というワクワクする楽しいゲームなのです。
マーケティングを学んだことがある人ならわかるかもしれません。
たった一通のメールが、たった数行の文章が人の心を掴み、モノを買わせ、お金を払わせる。
そのためにあなたは策を練るのです。
ゲームに勝つために。
そのために小さな目標をどんどん連ねて行って下さい。
新規のお客様への上手な電話のかけ方。効果的なアポの取り方。
もし会ってくれるとなったら、何を着て行こう。
好印象に見せるために何ができるだろう。
そうして一つずつクリアしていくうちに、いつの間にかエベレストがあなたに近づいて来ます。
さきほどご紹介したやり方でお客様の話を聞くことも相乗効果となり、あなたを好きになってくれたお客様があなたから商品やサービスを買って下さる。
そしてあなたはいつか目標を達成します。
しかも「これはゲームなんだ」と楽しんで行くうちに。
さあ目標を細分化しましょう。
そしてゲームを楽しみましょう。
「どうすればお客様は感動してこれを買いたいと思ってくれるだろうか」。
もし自分だったら?
営業マンにどう言われたら買おうと思うだろう?
そのようなことを、自分に置き換えるのも良いかもしれません。
3.先輩や上司に叱られるのが嬉しくなる「いただきまーす!」の心境
叱られるのは誰だって嫌なもの。
叱るより優しい人に囲まれていたい。
そう思うのが普通。
でも叱るのは「あなたに期待しているから」。
「○○君は本来できる人間なのに。もうちょっとで良くなるのに。ここを治したらグッと売り上げが伸びるのに」
とにかく、「能力があるのに」と思うとつい小言を言いたくなってしまうのが、上司や先輩という立場の人なのです。
先を行く上の立場から見ればあなたの高い可能性が見えるから、頑張ってここまで登って来てほしい。
そう願うあまり熱く語ってしまうのです。
それがあなたには「叱られている」と聞こえるのかもしれません。
確かに言い方は厳しいけど、あなたに期待するあまりつい熱くなり、結果的に「叱る」と取られるような言動に。
でも、そう言われているうちが花。
「どうでもいいヤツ」と思ったら誰も注意などしてくれません。
「あんなできないヤツは放っておこう」と見向きもしなくなります。
ものごとはとらえ方次第。
上司や先輩はあなたを叱っているのではなく、「経験者として、改善点を教えてくれている」のです。
あなたはこれをヒントに失敗した箇所を改善していけば、グングン成長していける。
そう思うと、「叱られるから聞きたくない」と上司や先輩のお小言から逃げているのはもったいないと思いませんか?
これをチャンスとして改善していくなら、いつかキャリアを積んで高いお給料が得られるかもしれないのに。
上司や先輩からどんどん叱られましょう。
いっぱい失敗して、「改善のヒント」「成長するためのアドバイス」をもらいましょう。
叱られるたびに「そのヒントいただきまーす!」とあなたの頭の引き出しに入れちゃいましょう。
その引き出しが溜まり、改善していくたびにあなたは「できる男」「稼げるミリオネア」へと近づいているのです。
4.営業に必要なきちんとした格好や態度は「一生ものの財産」
「自営業の友達はいいなあ。Tシャツと短パンで仕事をして。在宅業務だから誰にも会わずどんな格好でいても構わない」
でも会社員はそうはいかない。
ましてや営業となるとなおさら。
アイロンがピシッとかかったシャツにネクタイ、スーツ。
ヘアスタイルだってまめに散髪に行かきゃいけないし。
外見だけじゃない。
お客様の前では礼儀正しく丁寧に振る舞い、舌を噛みそうな敬語で喋らなきゃならない。
営業マンはただひたすら好印象を与えるために、普段の自分を押し殺している。
ああ、なんてしんどいんだろう。
もっとラフに自由に生きられたら。
確かに、そうぼやきたくなるほど営業マンはきちんとした格好や態度を求められます。
何せ会社の最前線にいるのですから、あなたの態度一つで会社のイメージが決まってしまうからです。
だらしない格好で行けば「何だあの会社は」と誤解を招き、商品まで粗悪製品のように思われかねません。
若いうちはそれが堅苦しく、ストレスにもなるでしょう。
でもあなたはこの先年を重ねて行き、そろそろ40にもなろうと言う頃から、きちんとした格好が活きてくるのです。
清潔感や爽やかさが漂った上に渋みが重なり、「ダンディ」という言葉が似合うようになってきます。
若い頃から積み重ねてきた「きちんと感」のおかげで、あなたは大人の男の魅力を勝ち得るのです。
もしこれが若い頃からTシャツと短パンだけの生活だったらどうでしょう。
カジュアルで気さくなおじさんにはなれても、「ダンディ」な大人の男には程遠いかもしれません。
そしてさらに年を重ねると「貫禄」がついてくる。
「この人に任せても大丈夫」という安心感を与えるようになるのです。
その頃あなたは得意先で揺るぎない信頼を経て、高い業績を積み、社内では相当高いクラスに登り詰めているかもしれません。
退職して自営業を始めた人なら、お客様や社員に人気の社長になっているでしょう。
あなたは今、そんな素晴らしい大人の男への階段を登っている途中なのです。
たかが格好と思うなかれ。何でもそうですが、小さな積み重ねがいずれ大きな成果となって、あなたの人生を大きく変えるのです。
今は窮屈でもきちんとした格好や態度に甘んじましょう。
そのうち肌に馴染み、もっと自分を素敵に見せるスタイルはないかと研究するほどに成長すると信じて。
5.収入アップを狙うなら副業より「稼げる本業」を目指そう
残業や接待までして頑張っている割に給料はこれっぽっち。
ボーナスを足しても自由にお金を使えるにはほど遠い。
こんなんじゃ遊びに行けないし彼女もできやしない。
そうぼやきたくなるのはわかります。
本当にバカバカしくなりますよね。
さあ思いきって給料の良い所に転職しましょう!
と言いたいところですが、ちょっとお待ちを。
若いあなたなら転職先はいくらでもあるでしょう。
でも「営業が嫌だから」とよく理由や対策も考えないでいきなり転職するのは短絡的。
どうすれば給料をアップできるのか?
今の会社ではこの額が限界なのなら、もっと収入を上げる方法はないのか?
そんな「一人作戦会議」を始めましょう。
まず、収入を上げるためにネット、本、新聞などなど、あらゆるところから情報をキャッチ。
「高収入を得る職業は何か?」
そう考えて新たな目標を持つのも良いかもしれません。
最近よく副業が話題になっていますが、
「本業と副業の二つの仕事を持つぐらいなら、一つの仕事で大きく稼いだ方が将来性がある」
と言うのが事実。
副業は儲かる時と全く儲からない時の差が激しいため、結局は本業頼みとなり、稼げない状態に戻りやすいから。
それなら稼げる職業やスキルを勉強して、いずれ退職してその職業に移行していく。
その方が年収は大きく上がり、二つの仕事を持つより体も気持ちも楽です。
そして大事なことをお教えしましょう。
あなたが今嫌だと思っている営業は、将来あなたが何か違う仕事についた時に大きく役に立つのです。
もしあなたが自営業を選んだ場合、営業で身につけたトークや交渉術、プレゼン力などなど、あらゆることが活かせます。
と言うのも、営業は「すべての仕事の基本」だからです。
何も会社組織だけではありません。
町内会やボランティアといった小さな組織から、国際政治の世界まで、営業力で成り立つと言っていいほど、営業はものごとを動かしています。
今あなたは目の前の状況だけ見て「営業は苦痛だ。辞めたい」と思い詰めている。
その辛さはとてもよくわかります。
でも、それで営業を捨ててしまうのは非常にもったいない。
はっきり言って、営業力があれば何をやってもうまく行きます。
先ほど書いたように今後何かスキルを学んで違う仕事に就いたとしても、あなたが培ってきた営業力で大きく成功できるかもしれない。
そして「ダンディ」なステキな男性になれる可能性も秘めている。
それを今捨ててしまうのは惜しいな、と多くの成功者を見てきた人生の先輩としてそう思うのです。
それでも営業が苦痛で辞めたい場合はどうする?
どうしても営業が辛い、他の職種に転職したいと思うのであれば、早いほうが良いです。
40代、50代と年を重ねるごとに転職は難しくなります。
転職により、他の職種で華が開くことも多いです。
どうしても営業が苦痛な場合は、転職も視野に入れましょう。
早めに動くことで他の職種で花開くこともあります。
道は一つだけではありません。
下記の記事では年代別に転職成功のポイントを紹介しています。
営業が苦痛で他の職種への転職を考えている方は、ぜひご覧ください。
まとめ
- 話が下手でも大丈夫!客を喜ばせる「聞き上手」になろう
- ノルマをクリアするために「目標を細分化」しよう
- 先輩や上司に叱られるのが嬉しくなる「いただきまーす!」の心境
- 営業に必要なきちんとした格好や態度は「一生ものの財産」
- 収入アップを狙うなら副業より「稼げる本業」を目指そう
今のあなたには苦痛でしかない営業。
でもいずれこの苦しさが大きく花を咲かせます。
落ち込んで下を向いている顎をグッと上げて下さい。
あなたのこれからの未来には限りない可能性が待っているのです。
しかし、どうしても営業が辛い、他の職種に転職したいと思うのであれば、早いほうが良いです。
その可能性を生かすために「一人自分会議」で作戦を練って、自分に合う職種や業種を探してみて下さい。
下記の記事では転職で業界を変えるメリットと、おすすめの業種を紹介しています。
本記事と合わせてぜひご覧ください。