面接での必須アイテムにワイシャツがあります。
普段から来ている人はともかく、就職活動で何をポイントにして選んだらよいか多くの人は迷っているのではないでしょうか。
「とりあえず白色が無難かな?」と思っている人も多いはずです。
今回は面接でのワイシャツは何色が良いのか、柄はどうするべきかなどをお伝えします。
面接におすすめなワイシャツは?
スーツやネクタイは黒や濃紺など、シンプルでオーソドックスなものを選びましょう。
基本的には紳士服の量販店で販売されているもので問題ありません。
派手な色や柄のものだと印象が悪くなる恐れがあります。
ではワイシャツはどのようなものをすべきでしょうか。
スーツやネクタイなどと同じ基準で選んでも良いのでしょうか。
面接のワイシャツは白一択が無難
結論はスーツやネクタイと同じく、シンプルでオーソドックスなものを選択しましょう。
基本は白で無地が良いです。
紳士服店に行けばワイシャツの色はたくさんあります。
他に淡いブルーやピンク、ストライプの入ったものなどさまざまです。
しかし、スーツやネクタイをシンプルにしているので、ワイシャツもそれに合わせた方がファッションとしてもマッチします。
スーツを着慣れている人は淡いブルーなどを一着試すのもOKです。
ただし、面接官に不快な印象を与えないか確認のため、第三者の目からも見てもらいましょう。
面接に使うシャツの襟のタイプ・ボタンタイプは?
ワイシャツと一言で言っても、違いは色だけではありません。
襟やボタンなど様々なバリエーションがあります。
ここでは、面接で使うワイシャツの襟やボタンについてお伝えします。
レギュラーカラー
襟の角度が70度~90度のカラーのことを指します。
一般的に使われるのはこのレギュラーカラーになります。
どんなビジネスシーンやスーツにもマッチし、非常に使いやすい形です。
少し硬い人に見えるのが難点ですが、面接での使用はこのレギュラーカラーを使いましょう。
襟の先にボタンが付いているワイシャツもあります。
こちらは「ボタンダウンシャツ」と言います。
ボタンダウンシャツに関しては、面接の合否に影響はありません。
ワイドカラー
襟開きの角度が100度~120度の、ややゆったりとしたスタイルです。
どんなスーツにも使えます。
しかし、レギュラーカラーと比べてカジュアルな印象を持たれるので、面接には不向きです。
また、レギュラーカラーと比べて首が前に出たように見えるので、猫背な体格の人は似合わないことが多いです。
いずれにしても、面接にはワイドカラーよりもレギュラーカラーを選んだ方が無難です。
面接に使うシャツのサイズは?
ワイシャツは自身の体系にあったサイズを選びましょう。
ポイントは以下の3つです。
1、首周りは首の周囲プラス1.5cm~2cm程度にする
2、袖丈はシャツを着た時にシャツの袖先がちょうど親指にあたる長さにする
3、採寸をしてシャツを選ぶ。適当に決めず、理想を言えば試着をして体にフィットするものを選ぶ
男性のワイシャツ選びのポイント
ワイシャツを選ぶ際は、首周りのサイズがぴったりしたものを選びましょう。
シャツを着てボタンを閉めた時に、人差し指が一本入るくらいの余裕がちょうど良いです。
袖の長さはスーツとの関係もあるので、できればどちらも試着をしましょう。
メジャーで測っただけで購入しても測定する人によって差が大分あるので、いざ着てみると思ったよりも長かったりします。
フィットしているかを一人で確認するのは限界があるので、最初の一回は二人以上で行き、お互いにチェックし合いましょう。
女性のワイシャツ選びのポイント
女性の就職活動での服装は、ワイシャツでもブラウスでも問題ありません。
首元は、ワイシャツのように上までボタンを閉められるレギュラーカラーと、首元の開いたスキッパーカラーがあります。
レギュラーカラーはまじめな印象、スキッパーカラーはすっきりした印象を与えられます。
どちらを使うかは、志望する業界によって決めましょう。
迷った時は、まじめな印象のレギュラーカラーを選べば問題ありません。
面接に使うシャツで柄ものはOKか?
「就職活動で使うシャツに柄(ストライプなど)はOKか?」と気になる方はたくさんいます。
無地と柄入りは、どちらを選べばよいでしょうか。
結論から言うと、薄いストライプなら問題ありません。
しかし、太いストライプは選択をしない方が無難です。
薄いストライプはOK
薄いストライプの場合、角度によってはストライプが浮き出るものをシャドーストライプ、細かい線を並べた柄をピンストライプと呼びばれる二種類があります。
これらのストライプは知的でスマートな印象を与えるため問題ありません。
清潔感のある印象が持たれます。
日々の仕事で白くて無地のワイシャツばかりを着ていると飽きることもあるので、ご自身の気分転換にもなります。
太いストライプはNG
太いストライプはチョークで描いたような太い柄であることからチョークストライプと呼ばれます。
イギリスで働く銀行マンがこの柄を多用することから、バンカーストライプと呼ばれることもあります。
ファッションとしての存在感・信頼感を演出したい場合では、このような太いストライプが有効になることもあります。
しかし、面接となると派手な印象を持たれ、好印象にはなりにくいです。
そのため、面接では控えるようにしましょう。
面接の際のワイシャツの着方
これまでは面接に向けたワイシャツの選び方を紹介しました。
しかし、いくら正しいワイシャツを選んでも、きちんとした着こなし方をしなければ面接官に好印象を与えられません。
着こなし方は選考を行う上で重要な基準の一つです。
ここからは、ワイシャツの着こなし方をお伝えしますので、就活や転職の際にぜひ参考にしてください。
しっかりとシャツの第一ボタンまで留める
シャツのボタンは、第一ボタンまでしっかりと留めましょう。
ファッションとしては第一ボタンを開けてラフな印象を持った方がオシャレな時があります。
しかし、面接ではファッションセンスよりも誠実さ・まじめさが重視されます。
慣れるまでは窮屈に感じますが、第一ボタンまでしっかりと留めた方が見た目も誠実に見え、マナーを心得ている人と捉えられます。
クールビズの時以外は仕事では、第一ボタンまで留めるのが礼儀です。
また、ワイシャツだけでなく、スーツのボタンをどうすればいいか気になる方もいるでしょう。
下記の記事では、面接の際のスーツのボタンの止め方を解説しています。
本記事と合わせて読んでおきましょう。
ワイシャツの下に着るインナーにも注意
ご説明したように面接で着用するワイシャツは基本的に白の無地のため、インナーが透けて見えることがあります。
そのため、ワイシャツの下に着るインナーも気を付けましょう。
面接に適したスーツやネクタイ、ワイシャツを用意しても、インナーが透けるとマイナス評価になってしまう恐れがあります。
ワイシャツと同様、白い無地を使いましょう。
赤や青など色の濃いものだったり模様や大きなゴロがあったりすると、透けて目立ってしまうことがあります。
ワイシャツ選びは清潔さ・誠実さを重視しよう!
業界や職種によって差がありますが、就職・転職活動は清潔さ・誠実さを連想される服装が好ましいです。
志望動機などのトーク内容だけではなく、服装も大事なアピールポイントです。
オシャレやファッションにこだわりを持つ方もいますが、面接官目線で見た時に「この人を採用したい」と思われる服装にした方が無難です。
面接・選考を通過するために、まずは清潔さ・誠実さをアピールできる服装をコーディネートしましょう。
まとめ
「人は見た目が9割」というメラビアンの法則にもあるように、面接においても見た目は重要な選考基準です。
ワイシャツ一つで印象をよくすることができます。面接の練習をするよりも簡単・短時間でイメージアップにつながります。
自分にぴったりのワイシャツを選んで、好印象を面接官に与えて就職・転職を成功させてください。
また、面接の時のマナーがよく分からないという方も多いです。
下記の記事では、面接官に好印象を与えるマナーを解説しています。
本記事と共に合わせて読んでおくことをおすすめします。