皆さんが日常的に触れているInstagramやYouTube。
これらには「Python」という言語が使われています。
PythonはAI開発からWEBアプリの開発までたくさんの活躍の幅を広げています。
これほどの実用的だとすごく難しい言語なのではないかというイメージがあるのではないでしょうか。
しかしPythonは実は一番シンプルでもあり、初心者向け言語でもあるのです。
では今回はそんなPython言語を使うエンジニアについて紹介していきます。
Pythonとは?
Pythonはアプリケーション開発や統計解析の際に用いられるオブジェクト指向言語で、様々な分野で利用できます。
そのほかにもPythonで開発できるのは組み込み開発やAI開発などがあります。
これだけ幅広く使われ、凡庸性のある言語なので、専門ライブラリも豊富にあります。
Pythonの大きな特徴として、ソースコードがシンプルでわかりやすい文法であることがあげられます。
なので簡潔にプログラムを書くことができます。
そのメリットとして、
- 勉強しやすい
- 修正しやすい
- エラー箇所がわかりやすい
などがあげられます。
それゆえに初心者向けのプログラミング言語としても親しまれています。
これだけの需要があるので、Pythonの学習価値はかなり高いと言えます。
Pythonエンジニアに求めるスキル
Pythonには2系と3系の2つのバージョンがありますが、これらには互換性がありません。
2系と3系の大きな違いとして、print文やrange文などのソースコードの書き方があげられます。
なので、2系・3系の使い分けができたり、大量のデータを扱ったことがあるなどのスキルが欲しいところです。
そのスキルを持っていることによって、Pythonエンジニアとしての付加価値が倍増します。
しかし、Python2系は2020年にサポートが終了しているので、これから始める人は3系を学ぶことをおすすすめします。
Pythonはエンジニアの人材が不足しているため、高単価な案件が多いです。
そのため、Pythonのスキルを持っていても損をすることはまずないでしょう。
また、転職の際に求められるスキルはRubyやPHPなどのLinux環境の開発を3年経験していること、さらに独学・独習でPythonを学んだことを証明する必要があります。
Pythonエンジニアの年収
Pythonエンジニアの年収も気になるところです。
ここでは、Pythonエンジニアの年収について解説します。
他の言語と比べてPythonエンジニアの年収は高い
Pythonエンジニアの年収は他の言語より遥かに高いです。
その理由は幅広く使われる言語のわりにはPythonエンジニアが不足しているのでそのような傾向が見られます。
それゆえに需要が高いので、他の言語に比べて高い年収が見込まれるのでしょう。
Pythonエンジニアとして年収を上げるには、WEBアプリを開発している会社でバックエンドエンジニアを目指すのも1つの手です。
平均年収は約600万円
実際に求人検索サイト「スタンバイ」でプログラミング言語別年収を見てみましょう。
ざっと見ると平均550万円というところでしょうか。
それに比べるとPythonの年収は約600万円と、他の言語の年収より明らかに高額です。
企業側は提示額を上げてでもPythonスキルを持ったエンジニアを獲得したいという需要の高さが伺えます。
Pythonエンジニアの年収が高い理由
Pythonエンジニアの年収が高いのには理由があります。
ここでは、Pythonエンジニアの年収が高い理由を解説します。
人工知能への流れが押し寄せている
AIブームがきていて、Pythonは言語自体の特徴から、機械学習に向いています。
これらの最先端技術は業界内でも大きな役割を担っています。
さらにブームとPythonの言語の特徴がマッチして需要が高まっているのでそれに比例して年収も高まっています。
機械学習の技術開発を展開されている企業では事業拡大のためにも技術者を募集しています。
また、Pythonを議題にあげているコミュニティでは最新技術の議論が活発化しているのが見られます。
規模の大きさにかかわらずその熱が冷めることはまずないでしょう。
Pythonは手早く簡素に要求を実現できる
Pythonは作業効率が良く、費用対効果が高いです。
また、コードに基準があるのでシンプルにプログラミングできます。
それゆえに自然と作業効率が良くなるというメリットがあります。
少ない投資で情報システムやサービスへの要求を実現可能です。
情報システムやWEBサービスへの費用対効果を重要視する現在では、このようなメリットがあるPythonを扱えるエンジニアの需要が高まっています。
Pythonのエンジニアが足りてない
JavaやPHP、最近はRubyの勢いに押されていてPythonは目立つ存在ではなく、陰の存在でした。
多くのWEBサイトやアプリに使われているにもかかわらず、日本ではまだPythonのエンジニアが足りていません。
Pythonを扱うことのメリットに気づいた企業がエンジニアを探しますが、市場に該当する人がいないという現実があります。
Pythonエンジニアは世界中で重宝される存在です。
それにもかかわらず、需要に対して供給が間に合っていないという問題を抱えています。
フリーランスのPythonエンジニアの単価相場
フリーランスのPythonエンジニアの年収も比較的高いです。
ここでは、フリーランスのPythonエンジニアの年収について紹介します。
フリーランスのPythonエンジニアの平均月単価は約80万円
業界内でもトップクラスの年収を誇るPythonエンジニア。
フリーランスのエンジニアの平均月単価はなんと約80万円になります。
驚くことに正社員で雇われるより高い収入を得ることができます。
フリーランスのエンジニアで1000万稼ぐのもそう遠くないでしょう。
AIなどに特化したエンジニアは月100万円を超える
続いてAIとビッグデータに特化した求人を出しているフリーランス専門エージェントサービス「BIGDATA NAVI」を見てみましょう。
こうして見るとどれも高単価の案件ばかりですね。
また、必須スキル・歓迎スキル、単価などは案件と自身のスキルや経験によって大きく変わってきます。
なので、自身のスキルを磨いたり、エンジニアとしてたくさんの経験を積んでおく必要があります。
Pythonエンジニアの将来性は?
好条件・高待遇な求人が多いPythonエンジニアですが、将来性はどうなのでしょうか?
ここでは、Pythonエンジニアの将来性について解説します。
現在Pythonは世界で最も成長している言語
「世界で最も学びたい言語」ランキングでは3年連続で1位を獲得しています。
さらにプログラム言語ランキングでは世界4位という実績をあげています。
ITの発展が進んでいるアメリカで高い人気を誇っています。
アメリカといえばAppleやマイクロソフトなどの大企業が生まれた地でもあります。
最先端技術の開発のイメージが強いPythonですが、今後も様々な分野で発展することが見込める言語でもあります。
日本でも期待されている
日本国内でもPythonをメイン言語とする会社やサービスが引き続き増加傾向にあります。
今後もさらなる人気を見込める言語でもあります。
PythonはAIや機械学習の研究と実用化、さらにデータサイエンス分野でも必要不可欠な言語です。
先ほどでも述べた通り日本ではPythonエンジニアの数は多くありません。
なのでそういった最先端技術のスキルを持ったPythonエンジニアの希少価値は高まりつつあります。
Pythonを扱えるだけではなく資格も持っておくと付加価値も付き、転職に有利に働くでしょう。
データサイエンスの分野で需要が高い
データサイエンスの専門家が利用しているツールやフレームワークには、Pythonを利用した多くのコアデータサイエンスパッケージが多く見られます。
Pythonの特徴として、その汎用性の高さゆえ、コンピューターサイエンスの複数分野にまたがって使用されているため、利用する企業も増えつつあります。
また、AIやビッグデータを取り扱うことのできるPythonエンジニアは世界中で重要視されてます。
世界中で利用される最先端技術にPythonが使われている限り、その需要は増え続けています。
まとめ
業界の最先端に携われるPythonエンジニア。
その技術革新は日進月歩です。
技術は一人ではなく、皆で作りあげるものです。
エンジニアは一人で黙々とパソコンに向き合うイメージが強いですが、やはりチームワークが必要となってきます。
そのため、技術や経験も大切ですが、さらに対人スキルも磨いておくと良いでしょう。
Pythonエンジニアは貴重な人材として重宝され、優遇される未来を担う職業です。
それゆえに1つの案件に高額な単価が設定されるほど期待されているのです。
また、自分の能力次第で獲得できる単価は大きく変わっていきます。
意現状維持で満足したりせず、幅広く活躍できるスキルを磨いていきましょう。
そうすることでいつか世界で活躍できるエンジニアになることも夢ではないでしょう。
Pythonを扱う最先端技術がある限り、エンジニアの仕事が途絶えることはないのです。
その他のフリーランスエンジニアで稼げる言語は下記の記事で詳しく解説しています。
本記事と合わせてぜひご覧ください。