「勇気出して転職したのに、失敗してしまった…」
希望に満ち溢れた気持ちで転職を決意したのに、残念な結果に終わってしまうと、落ち込んでしまいますよね。
落ち込むなんてレベルではなく、「もう人前に出たくない」「誰も信じられない」と、引きこもってしまう人も少なくないでしょう。
この記事では、転職失敗で引きこもってしまうとどうなるのか、また引きこもりから脱出するにはどうすれば良いのかについてご紹介します。
まずは頑張った自分に寄り添い、これからどうしたら良いのかを一緒に考えていきましょう。
転職に失敗して引きこもりの末路
転職に失敗すると「もう嫌だ!何もしたくない!」と投げやりになってしまうことがあります。
家族を説得し、勇気を振りぼって勤め先を辞めて臨んだ人は尚更です。
しかし、失敗した後に引きこもってしまうと、どんな未来が待っているのでしょうか。
ここでは、無職で引きこもりになってしまう人に待ち受ける末路について、ご紹介していきます。
生活保護
「最悪の場合は、生活保護があるから大丈夫!」と考えている人は要注意。
セーフティーネットとも呼ばれる生活保護ですが、最後の手段でもあるため、受給条件がとても厳しく設定されているのです。
簡潔にまとめると、「病気や怪我で働けない・車や家などの資産がない・親や親戚から支援を得られない人」でなければ、生活保護は受けられません。
つまり、「転職に失敗したから実家に引きこもっている」という人は、「不可抗力によって働くことができない」とは言えないため、受給対象になる可能性が低いのです。
年金パラサイト
「年金パラサイト」という言葉をご存知ですか?
これは、親の年金に頼って暮らす人のことを指しており、ニートになった人が陥りやすい状況です。
「親がいるうちは大丈夫だろう…」と親を頼ってしまうたくなる気持ちはわかります。
しかし、万が一親が亡くなってしまった場合、年金も途絶えてしまうため、あなた自身が今以上の生活苦に陥ってしまうことが考えられます。
心がボロボロになってしまったなら、まずはしっかり心身を休め、それからまた、自立の道を探っていくことが大切です。
ホームレス
「頼れる親もいない。生活保護も受けられない」
そんな人の頭によぎるのは「ホームレス」という言葉かもしれません。
転職に失敗して、心も病み、頼れる人もいないためにホームレスになってしまうと、その後は「住所がない状態」であるため、非正規雇用すら困難になってしまいます。
あなたは、怠けていたわけでも、価値がないから失敗したわけでもありません。
ホームレスになってしまう前に、自分の心と向き合い、ゆっくりでも自分の生活を立て直していきましょう。
犯罪
転職に失敗し、引きこもった後に、頼っていた親も亡くなってしまった人が「犯罪」を選んでしまうのは悲しすぎる末路です。
生活費がなくなって万引きをしてしまったり、詐欺グループに加担してしまうと、一生罪を背負って生きなければなりません。
あなたの望んだ未来の中に、犯罪という選択肢はないはずです。
最悪の事態になる前に、もう一度だけ顔を上げる勇気を持ってください。
引きこもりから優良企業で正社員になる方法5選!
「一度は引きこもりになったけれど、それでも再スタートを切ってみたい」
そう決意したら、まずは何をすれば良いのでしょうか。
ここからは、「引きこもりから優良企業で正社員になる方法」を5つご紹介していきます。
まずは、もう一度勇気を出した自分を褒め、それから、自分に何ができるのかを一緒に考えていきましょう。
自己分析をする
まず、一番大切なのは「自己分析をすること」です。
引きこもりを体験すると、過去を振り返ったり、内面を知ることは怖いですよね。
しかし、「何でも良いから仕事が欲しい」という焦りから動くと、その不安と投げやりな雰囲気が企業側にマイナスな印象を与えます。
自分が本当に望むことを知るためにも、まずは内面をじっくり見つめる時間が必要です。
無料登録で自己診断ができる「マイナビエージェント」などを活用してみましょう。
将来のことをしっかり考える
一度ニートを経験すると「今日をどうやって生き延びるか」ということに目が行きがちになります。
そのため、「好きな仕事でなくても高時給ならいいや!ブラックでもとにかく雇ってもらえればいいや!」と考えてしまう人も多いです。
しかし、そんな時こと「将来のことをしっかり考えること」が大切です。
一度、心がボロボロになってしまっているなら、次にすべきことは同じことを繰り返さないこと。
長い目で見て、結果的に自分がのびのび働けるのかを考えましょう。
あなたを幸せにできるのは、あなたしかいないのです。
自分の力で生活する
また、「自分の力で生活する」ことも必要です。
実家に引きこもり、料理や選択、その他の家事を全て親に任せてしまうと、そこから出ることが怖くなります。
「自分は何もできない人間だ」という思考回路が染み付いてしまうこともあります。
再スタートを切ると決意したのなら、まずは自分のことを自分でする心を持ちましょう。
自分の足で立つことで、見えてくる未来があるはずです。
危機感を持つ
厳しいことをいうようですが、「危機感を持つこと」も、引きこもりから抜け出すためには必須です。
長い期間ニートとして生活していると、社会から切り離され、自分の暮らしの状態を客観視しづらくなっていきます。
「自分の人生、このままでいいのかな…」という危機感を常に持ち続けてください。
就職エージェントを活用する
「何から手を付けていいのかわからない」という人は、就職エージェントを活用してみましょう。
先述した「マイナビエージェント」は、未経験から正社員を目指したい人にオススメです。
常に数千件以上の案件があり、幅広い業界から自分にあった職を探すことができます。
また、「パソナキャリア」は、フリーターや中退者向けの就職エージェントです。
スタッフのフォロー力が素晴らしいと評判も高く、「1人で再就職をするのが怖い」と感じる人にもオススメできます。
引きこもりが仕事を選ぶ上で基準にすべきこと
引きこもりまで体験すると、心がボロボロになっていたり、自己肯定感が極度に下がっていることがあります。
それでも再スタートを切ろうと決意できたなら、今度こそ自分が生き生きと働ける仕事を選びましょう。
ここからは、「引きこもりが仕事を選ぶ上で基準にすべきこと」について解説していきます。
精神的に楽な仕事を選ぶ
まず、「精神的に楽な仕事」を選ぶことです。
恐怖や不安ではなく、ワクワクや安心感で心が満たされそうな職を探しましょう。
精神的に心が楽である状態を選ぶことは、甘えでも怠けでもありません。
あなたが幸せを感じるための鍵です。
給料や場所、労働時間などよりもまず、「自分がリラックスして働けるかどうか」を意識してください。
無理に人と関わろうとしない
「引きこもりから抜け出すなら、人といっぱい関わらなくちゃだめだ…!」なんて自分を追い詰める必要はありません。
社会から距離を置いていた分、最初はたわいのない会話さえストレスに感じてしまう人もいるはずです。
まずは、焦って人と関わるのではなく、自分を心地よくすることに時間をかけましょう。
それができれば、職場でも自然に他人と関わることができるようになります。
自分に出来ることを選ぶ
そして、「自分に出来ること」を選ぶようにしてください。
引きこもりという過去を払拭し、誰かを見返すために見栄を張ったり、得意ではないことを選んでしまうと、心が辛くなってきます。
あなたは、誰のためでもなく、自分のために働けばいいのです。
自分が出来ること、得意なこと、好きなことを選んでください。
転職に失敗して引きこもりになっても人生逆転できる
断言します。
転職に失敗して引きこもりになっても、人生終了ではありません。
いつでも、人生逆転することが出来るのです。
そもそも、「転職に失敗した」という事実も、その後に「その後人生逆転した」と続けば、その失敗は無駄ではないのです。
まずは、転職を決意し、引きこもりになってしまうほど傷ついた自分自身を、許してあげてください。
その頑張りを認め、褒めてあげてください。
あなたには、あなただけの価値が必ずあります。
まずは、自分自身でその価値を信じ、そこから再出発すればいいのです。
いつでも、「あなたの人生の主人公」は、あなたなのです。
まとめ
今回は、転職に失敗し、引きこもりになった人の末路と、引きこもりから再就職するためのヒントについてご紹介しました。
失敗したという過去に向き合い、自分を見つめ直すことは、決して楽なことではありません。
でも、一度転職を志したあなたには、それだけの勇気が絶対あるはずです。
自分の傷や弱さを見つけ、受け入れ、その後に一歩踏み出してみましょう。
この記事が、少しでもその手伝いをできていれば嬉しいです。