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【あなたの経験・資格が役立つ!】経理に転職するためのポイント8つ

会社の売上や経費、利益を管理する仕事を担う「経理」。

数字との戦いである経理は、正確な処理や集中力が求められる大変な仕事です。

一方で、会社に関わるすべてのお金を取り扱うため、経営全体を見渡すことができ、会社を支えることのできるやりがいのある仕事でもあります。

また経理はどの会社にとっても必要な人材であるため、スキルを身に着けることで様々な企業で活躍できるでしょう。

経理を地味な仕事だと思っていた人も多いかもしれませんが、ちょっと魅力的に感じてきませんか?

そこで今回は、経理への転職を考えている方に「転職を成功させるためのポイント」を徹底的に解説していきたいと思います!

目次

【経理に転職するためのポイント!】求人情報の見分け方

まず転職希望者にとって1番大切なのが求人情報の見分け方です。

せっかく時間と労力をかけて転職するわけですから、ホワイトな企業に勤めたいですよね。

そこでホワイト企業である可能性の高い、求人情報の傾向をお伝えしていきます。

【経理に転職!】求人情報の見分け方①求人掲載の期間を見るべし!

こちらはどの企業でも言えますが、求人掲載の期間が長いところは要注意です。

長い間、求人を掲載している理由に「辞める人が多く掲載を取り下げられない」という可能性があります。

回転率・離職率の高い職場は、働いている人が不満を抱いているケースが多く、ホワイト企業ではない確率が高いでしょう。

【経理に転職!】求人情報の見分け方②資格やスキルの条件を見るべし!

経理には、ある程度のパソコン技術やスキルが必要となってきます。

経理に対して全く知識や技術がない人も応募可能な求人の場合、人材不足の深刻化が考えられます。

また、採用側が指導にかかるコストを把握しきれていない場合や、経理の仕事への理解度が低い可能性も捨てきれません。

もちろん教育に時間がかけられる、じっくり育てていきたいという気持ちのある企業もありますが、パソコンのスキルや資格など応募条件のない求人情報はあまりお勧めできないでしょう。

【経理に転職!】求人情報の見分け方③仕事内容が曖昧な場合

求人情報の中には、仕事内容に「その他」や「〇〇に関する業務全般」というような、曖昧な表現を使っているものがあります。

こういった求人情報には注意が必要です。というのも、経理以外の雑用を任される必要あるからです。

経理以外の幅広い業務を担ってしまえば、経理の仕事に集中できないだけでなく、残業が当たり前になるなどのブラックな状態になってしまう可能性もあります。

【番外編:経理に転職!】ホワイト企業の見分け方…自分の勘を信じる!

転職をするまでに

  • 求人情報を見る
  • 企業と連絡をとる
  • 面接を受ける

といった手順を踏む中で、今後働く可能性のある会社とコミュニケーションをとっていきます。

その中でもし、何か違和感を感じる、この企業に勤めて大丈夫だろうか?といった懸念点がある場合は一度立ち止まって考えてみることが大切です。

はやく就職して安定したい、次の就職先を見つけて安心したいと、何かと焦りがちになってしまう転職。

焦れば焦るほど、ちょっとした企業への不信感や違和感は目を瞑ってしまいがちです。

しかし、人間には、危険を察知する能力が備わっています。

そういった時こそ冷静になり、自分の勘を信じて動くことも大切になってきます。

下記の記事では転職したいけれど勇気が出ないときの対処法を詳しく解説しています。

ぜひ経理に転職したいけれども、なかなか踏ん切りがつかないという方はご覧ください。

【経理に転職するためのポイント!】企業へアピールするための事前準備!

転職者は自分の希望にあった企業を選ぶ立場でもありますが、同時に選ばれる立場でもあります。

会社の行く末を担う、重要なポジションである経理だからこそ、企業も慎重に採用を行います。

そこで大切なのが、自分の強みやアピールポイントを事前に準備しておくこと。

転職に備えて、事前に準備した人としていない人の勝敗の分かれ目は非常に大きなものとなります。

今回は転職をスムーズに行うために、事前準備についてご紹介します。

【経理に転職!】事前準備①資格について企業にアピールするために

まずは、経理に転職する場合に、有利になる資格をご紹介します。

未経験から経理への転職を考えている場合、資格を所持しておくと他の未経験者と差をつけることができます。

さらに、基本的な知識があることや、やる気を見せることができる、有効な手段と言えるでしょう。

また経験者の場合は不必要と思われがちですが、キャリアアップを狙っている方にとって、資格は重要なアピールポイントになります。

①MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

MOS検定とも呼ばれるマイクロオフィススペシャリスト。

Word、 Excel、 PowerPointなど、パソコンでよく使用されるオフィスソフトの知識と技術を身につけられる資格です。

経理では日々の業務として、これらのソフトが利用されるので取得しておいて損はないでしょう。

②日商簿記2級

日商簿記検定では、経理で必要な会計処理の知識を身につけることが可能です。

おすすめは2級。

3級は現場で活用できるレベルの知識ではないため、採用に有利になりづらいでしょう。

③ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは、税金、投資、住宅ローン、不動産、教育、老後、相続と、お金について幅広く理解できる資格です。

経理で役に立つのはもちろんのこと、日々の生活にも役立つ、非常に便利な資格となっています。

以上、経理に転職する際にアピールできる3つの資格をお伝えしました。

これらの資格をすでに所持している方は、ぜひ履歴書や面接でアピールしてみてくださいね。

また、下記の記事では役に立つ資格と、立たない資格を解説しています。

こちらもぜひご覧ください。

【経理に転職!】事前準備②スキルや経験についてアピールするために

転職する方々の中には猶予がなく「資格を取るだけの時間はない!」と考えている人も多いのではありませんか?

しかし、資格以外にもアピールできる方法はあります。

特に未経験者だと「資格も経験もない……」と悩んでしまわれるかもしれませんが、今までの経験が役に立つ可能性も大いにあります。

社会人経験やキャリアの中で武器になるものを、一緒に探していきましょう。

①求められるスピード・正確さに対応できる力

経理に求められるスキルとして、お金の計算をミスなく正しく処理する能力が必要となります。

さらに年次決算業務、法人税などの確定申告、賞与支払の計算など、期日が設けられているため、スピードも求められます。

金融、保険、事務、システムエンジニアなど、数字に関わる職についていた方は、こちらのスキルでアピールするのもおすすめです。

②コミュニケーション能力

経理は、数字を扱う仕事であること、パソコンと向き合う仕事であることから、外部との関わりが少ない部署と思われがちですが、そんなことはありません。

ほぼ全部署とコミュニケーションをとる必要があり、経営・営業など会社の大切な役割を担う部署と連携しながら仕事をこなす必要があります。

接客業、営業職、講師、福祉分野など、人と接する職についていた方は、こちらのスキルからアピールすることができそうですね。

③同時進行で仕事をこなすマルチタスク力

経理は、多くの業務を抱えることのある仕事です。

それぞれの業務が数字に関わることのため、ミスのないよう集中力を発揮しつつ、他の仕事も遅れが生じないように気を配る必要があります。

自営業、フリーランス、IT関連、経営など、多くの仕事を1人でこなす職についていた方は、こちらのスキルが役に立ちます。

今回は、3つのスキルをご紹介しましたが、経理に活かせる能力はこれだけではありません。

パソコンスキルや、プレゼンテーション能力、分析力や計画力なども大切な力になってきます。

ぜひ、あなたの得意分野や社会人経験の中から活かせるものを見つけてみてください。

【経理に転職!】採用者はここを見ている!転職のときの面接ポイント

最後に、採用者が見ている「転職のときの面接ポイント」をご紹介します。

【経理に転職!】採用者が見るポイント①なぜこの会社を選んだのか

面接では、数ある企業の中でなぜこの会社を選んだのかをきちんと答えられるようにしておくことが大切になります。

そのためには、企業分析をしっかりと行っておく必要があるでしょう。

企業名や事業内容はもちろんのこと、創立者、現代表者、資本金、役員、企業理念、社名由来、従業員数、会社の歴史、商品などもおさえておきましょう。

また転職の際は、特定の業界の企業を複数社受ける場合が多いので、比較するための表やグラフを作っておくのも有効ですね。それを元に話ができると、より説得力出るでしょう。

これらの情報はホームページで確認できることがほとんどです。

他にも説明会やOBOG訪問、インターネットでの口コミなど、情報を集めるためのツールは多く存在します。

分析を行い、その企業だけの強みや武器を見つけて、自己分析と絡めて「この会社を選んだ理由」を明確に示せるようにしましょう。

【経理に転職!】採用者が見るポイント②この会社に入って何を成し遂げたいか

「なぜこの会社を選んだのか」を明確にしたら、次はこの会社に入って何を成し遂げたいかを考えます。

ここで注意してほしいのですが、会社の目指している方向性と自分の目標がマッチしているかの確認を行いましょう。

例えば「最高の焼き肉を食べること」を目指している人にとって、「最高のスイーツを食べること」を目指している人は必要ありません。

お互いに食べたいものが違うからです。

「最高の焼き肉を食べること」を目指している人にとって必要なのは、おいしい肉を知っている人、おいしいご飯の炊き方が分かる人、焼き肉の火加減を熟知している人などですよね。

少し話がそれてしまいましたが、会社は自社の方向性に沿って活躍してくれる人物を求めているということです。

つまり、企業分析から会社の方向性を見定めて、その上で自分の成し遂げたいことと会社の目標が合っていること、会社の方向性に貢献できる目標であることをアピールしましょう。

また、下記の記事では面接の質問をパターン別にまとめています。

こちらも合わせてぜひご覧ください。

【あなたのスキルや経験を活かして!】満足できる経理への転職を

【あなたの資格・経験が役立つ!】経理に転職するためのポイント8つをご紹介しました。

求人の見分け方、自分の経験・スキルや資格の活かし方、面接のポイントをお伝えしましたが参考になりましたでしょうか。

経理に転職して知識と技術を身につければ、多くの企業で働けるキャリアとなります。

そのために自己分析や企業分析など、いかに準備して面接に挑めるかが鍵となります。

ぜひこれらポイントをおさえて、転職活動に活かしてみてくださいね。