労働環境

係長の年収を企業規模別・業種別に徹底解説!年収アップ法3選

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これから役職を目指す方にとって係長の年収がどれくらいなのか気になるところです。

また、既に係長職の方は、ご自分の年収が他社と比べてどれくらいのレベルなのか関心があるのではないでしょうか。

この記事ではサラリーマンが最初に就く役職、係長の平均年収や平均年齢を紹介します。

加えて年収アップするためにおすすめの方法も解説しますので、参考にしてみてください。

係長はどんな仕事?

まず初めに係長の仕事内容について解説します。

係長は一般社員と同様の業務と部下のマネジメントを並行して行います。

具体的には業務の進捗管理、スケジュール管理をしながら、日常業務を遂行しているということです。

部下が仕事上でミスをした場合には、その責任を負う役割でもあります。

また、上司である課長と一般社員との間の橋渡し役も係長の仕事です。

課長の意見や業務を進める方向性などを部下に伝えなければなりません。

業務がスムーズに進められるよう考える役割も担っています。

係長とは、プレイヤーであり管理職でもある難しい職種です。

係長の平均年収・平均年齢

係長の平均年収と平均年齢を大企業、中小企業に分けて調べた結果が以下のとおりです。

同じ係長でも大企業と中小企業では大きく差があります。

  大企業(1000人以上) 中小企業(100人~499人)
平均年齢 45.2歳 44.9歳
平均年収 780万4,400円 591万9,700円

参考:2019年賃金構造基本統計調査

大企業(1000人以上)

大企業に勤務している係長の平均年収は780万4,400円、平均年齢は45.2歳です。

月給にすると49万400円、賞与が年間191万9,600円と高額な給与をもらっています。

日本において従業員1000人以上の大企業の数は少なく、係長に昇進できる人はさらに限られた人数です。

大企業で勤務し係長に昇進できる社員は優秀な人材といえるでしょう。

中小企業(100人~499人)

中小企業に勤める係長の平均年齢は44.9歳、平均年収は591万9,700円です。

大企業に比べると年収で約188万円少なくなっています。

月給にすると38万6,700円、賞与が年間127万9,300円です。

大企業と比較すると大きな隔たりがあります。

収入より仕事内容、仕事に対するやりがいを求める人もいるでしょう。

しかし、こうやって年収を比較してみると、その差に悲哀を覚える中小企業の係長も多いのではないでしょうか。

公務員

公務員には国家公務員と地方公務員があります。

しかし、国家公務員には係長という役職がない場合もあるため、この章では地方公務員の係長職について紹介していきます。

地方公務員の中でも都道府県庁の中でベーシックなモデルとして、群馬県の係長を取り上げました。

係長モデルの年収は683万6,000円、年齢は45歳で、中小企業と大企業の中間くらいです。参考:群馬県職員の給与等に関する報告及び勧告の概要(平成29年)

公務員は一般企業と違い、昇進するためには一定の勤務年数や年齢に達する必要があります。

その基準を満たしたうえで、さらに昇進試験にパスしなければなりません。

一方、自治体によっては一定の年齢に到達するだけで係長になれる場合もあるそうです。

いずれにしても実力で昇進する一般企業と比べると係長昇進までにかかる年数は長くなります。

業種別係長の年収

同じ係長でも大企業と中小企業、公務員では年収に大きく差がありました。

この章では業種による年収の違いに焦点を当てて解説していきます。

年収の高い業種と低い業種について詳しく紹介しますので、参考にしてみてください。

年収の高い業種

係長の年収が高い業種は、不動産業、金融保険業等です。

特に不動産営業の係長になると平均年収は854万円で大企業の係長より高くなっています。不動産営業では多くの会社が売上に対する歩合制です。

不動産は1件の売上額が大きく、専門知識も必要とされるため給与が高くなっています。

また、規制業種で競争が少ない業界では会社の利益率が高いため、従業員に支給する給与も高めの設定です。

規制業種に限らず参入障壁の高い業界では年収も高くなります。

規制業種でいうと金融保険業、参入障壁の高い業種では電気・ガス業といった業界の年収も高額です。

年収の低い業種

年収の高い業種があれば低い業種もあります。

係長の年収が低い業種は飲食・レジャー業です。

この業界は係長に限らず平均年収が低くなっています。

年収が低いのに労働時間は長く、スタッフが休めば係長が穴埋めをしなくてはなりません。少ない役職手当と引き換えに長時間労働を強いられるブラック企業が多いのがこの業種の特徴です。

一方、この業界では昇進スピードが早く場合によっては20代で係長になることもできます。また、飲食業界では技術を身につけ独立を目指すことも可能です。

目的達成のために低収入でも働き続ける人は多くいます。

好きでなくては務まらない業界ともいえるでしょう。

役職別平均年収

係長の年収を企業規模別、業種別に見てきましたが、この章では企業の規模別に課長、部長の平均年齢と平均年収を紹介します。

係長から昇進したあとの年収が気になる方は、参考にしてみてください。

以下の表を見ると課長や部長の平均年齢には差がありませんが、年収は大きく違っています。

係長時点での差は188万円でしたが、課長、部長と昇進するにつれて大企業と中小企業の差額は広がっています。

転職せず定年まで同じ会社に勤務する場合、生涯賃金に大きな差が出ることでしょう。

大企業(1000人以上)

  平均年齢 平均年収
課長 48.7歳 1,006万1,000円
部長 52.4歳 1,258万7,900円

大企業の課長になると、年収が1,000万円を超えます。

多くのサラリーマンが目標とする年収です。

月額給与は60万円程、賞与は年間280万円あるのでローンの返済をしながら高い生活レベルを維持できるでしょう。

子供の教育費もかかる時期ですが、浪費に気をつければ十分に支払える金額です。

部長は、さらに高額で1,200万円を超えています。

月額給与額が約75万円なので生活レベルを上げ過ぎて浪費さえしなければ、十分な資産形成ができる金額です。

中小企業(100人~499人)

  平均年齢 平均年収
課長 48.5歳 710万3,900円
部長 52.6歳 909万8,500円

中小企業の課長は、年収が710万円で大企業と比べると300万円近く下回っています。

この年収は大企業の係長より低い金額です。

月額給与は45万円ほどですから決して低くはありませんが、子供の教育費やローンの支払いなどの出費を考えると十分とは言えません。

貯金や投資といった資産形成を考えると生活レベルは落とす必要があるでしょう。

部長の年収は課長より200万円ほどアップしますが、大企業の課長より約100万円下回っています。

月額給与は58万円ほどあるので、生活レベルを高く保てるでしょう。

また、平均年齢52歳なので、子供の独立により余裕のできた資金を投資や貯金に回すことも可能です。

年収アップする方法

企業規模や業種により年収が大幅に変わることを知り、勤務している会社と比較した方も多いでしょう。

比較した結果、将来に不安を感じた方に向けて年収アップする方法を3つ紹介します。

社内でのキャリアアップ、副業、転職です。

3つの方法について以下の章で詳しく解説していきます。

キャリアアップ

キャリアアップというと転職と結び付けてしまいますが、社内での昇給、昇進を目指すこともキャリアアップのひとつです。

現在勤務している会社が安定しており仕事に不満がないのなら、転職するより社内でのキャリアアップをおすすめします。

業務に関連する資格を取り、専門的な職種に就ければ昇給が期待できるでしょう。

資格以外にも業務に役立ちそうなスキルを身につけるのも良いでしょう。

副業が解禁されている場合には、副業を通してスキルアップすることもできます。

この場合、収入とスキルの両方が手に入るため一石二鳥です。

また、業務知識を深め社内でのコミュニケーションを円滑にすることにより、昇進の可能性もあります。

副業でスキルアップ

働き方改革とコロナ禍の影響で副業を解禁する会社が増えてきました。

残業代がなくなり給与が減少した方も多いのではないでしょうか。

そこで空いた時間を利用して副業を始める人が増えています。

副業と一口にいっても多種多様です。

コンビニなどでバイトをする人もいますが、時間の制約があるため在宅でできる仕事が人気です。

この章では在宅でできる副業の探し方とおすすめの仕事を紹介していきます。

副業の探し方

「副業・在宅」で検索すると多くのサイトが表示され在宅ワークを探している人が多いことが分かります。

在宅ワークで募集される業務には、プログラミング、デザイン、ライティング、翻訳、データ入力など多種多様です。

探し方はいろいろありますが、在宅ワークを探す場合にはクラウドソーシングの利用をおすすめします。

特別な資格や専門知識を必要としない簡単な仕事も多く、明日からでも副業を開始できるからです。

ライティング

クラウドソーシングで人気があるのは、ライティング、データ入力など初心者でも受注できる案件です。

ノースキルで受注できるライティング案件には、アンケート入力、商品レビュー、口コミなどがあります。

文字数が500文字以内の案件ばかりなので、初心者も応募しやすいのでしょう。

しかし、いずれも単価が低く設定されており1案件1,000円~2,000円ほどです。

このような低単価案件を受注していては時間と労力を使っても報酬が少ないため、割に合わないと思ってすぐにやめてしまいます。

文章を書くことが好きな人は、SEOの知識や文章力を上げるための書籍で勉強してみましょう。

SEOを意識した文章が書けるようになれば単価が大幅にアップします。

動画・画像編集

ライティング以外では動画・画像編集も人気のあるジャンルです。

日頃から動画や画像の編集経験があり、ソフトにも慣れている人なら仕事を受注できるレベルになるのも早いでしょう。

画像編集の仕事は、YouTube動画のサムネイル制作やECサイトの商品画像の編集が多く募集されています。

画像編集は1件当たりにかかる時間が短いので件数をこなせば、ある程度の収入が期待できるでしょう。

動画編集の場合は、一定のスキルが身についていないと低単価案件しか受注できません。

最初は安価な案件を受け実績を作る必要があります。

実績を作ってから高単価案件に応募してみましょう。

副業収入の目安

副業で得たい収入の目安として、多くの人が5万円/月を希望しています。

しかし、月に5万円稼ぐのは難しいです。

現在私もWebライターとして副業をしていますが、まだ到達していません。

フルタイムで働きながら副業を持つことは体力と気力が必要です。

最初は2万~3万円を目標にしましょう。

副業で得たスキルを本業に活かす

副業をすることによって一定のスキルが身に付きます。

そのスキルを本業に活かせば、社内での評価も上がり、昇給や昇進につながるでしょう。

ライティングの場合、文章力が上がるため社内文書やメール改善され周りの評価も上がります。

また、副業をすることでスケジュール管理能力がアップし、〆切を意識する習慣がつくため上司からの評価は確実に良くなります。

転職

現在勤めている会社に不満がある場合や、将来に不安を覚えて転職を考えている方もいるのではないでしょうか。

会社に不満を持ちながら勤務するのは辛いことです。

係長職の場合、課長と部下との板挟みになって心の病を発症する人もいます。

リーダーではなく、プレイヤーの方が向いている人がいるのは事実です。

その場合、社内で降格を申し出るより転職を選択することをおすすめします。

また、現在の会社で得られる生涯賃金に不安を持っている方もいるでしょう。

係長クラスの方が中小企業から大企業に転職するのは難しいですが、年収の高い業界への転職は可能です。

転職エージェントを利用すれば、ご自分の希望に合った転職先を紹介してくれるでしょう。

まとめ

係長の平均年収を企業規模、業界別に見ることで今後ご自分が取るべき行動が見えてきた方もいるのではないでしょうか。

この記事を読んで転職を考え始めた方は、年収面で有利な業界への転職を希望されることでしょう。

転職先を探す際、一般的な転職サイトで管理職の求人を探すのは難しいといわれています。管理職の求人は非公開になっていることが多いからです。

転職エージェントであれば非公開の管理職求人が集まっています。

ご自分に合った転職先を探すには、まず転職エージェントに相談してみましょう。

転職はしたくないが収入を上げたいという方は副業を始めてみてはいかがでしょうか。

本業に役立つスキルを身につければ仕事の幅が広がります。

現在の会社で昇進を目指す方は資格取得の勉強を始め、スキルアップに精進しましょう。

いずれにしても、何らかの努力を継続することが生涯賃金を高く引き上げることにつながります。

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