長引く不況に加え、新型コロナウイルスの影響によって、「このまま今の仕事を続けていけるだろうか?」という不安を抱えている人はたくさんいます。
会社員として転職するにしても、次の仕事はなかなか見つかりにくい状況です。
副業でも始めようか、それともフリーランスになろうかと思っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、フリーランスは「不安定」というイメージもあり、一歩を踏み出す勇気が持てない人もいると思います。
そこで、フリーランスにはどのような案件があるのか、自分に合った仕事を見つけるにはどうすれば良いのかというとについて、詳しくまとめました。
フリーランスという働き方に興味のある方、実際に仕事を探そうと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
エンジニアだけじゃない!フリーランスの仕事の種類
フリーランスの仕事というと、「システムエンジニアやプログラマーなど、IT関連の仕事しかないのではないか?」というイメージをお持ちの方も多いと思います。
しかし現在では、様々な仕事がフリーランスとしてできるようになってきています。
例えば、このような仕事があります。
- WEBデザイナー
- グラフィックデザイナー
- イラストレーター
- ロゴ・バナーデザイン
- 動画編集
- You Tuber
- インスタグラマー
- WEBライター
- コンテンツの編集業務
- 翻訳・通訳
- 商品撮影・商品登録
- ネットショップの在庫管理・受注管理
- カスタマーサポート(電話・メール)
- データ入力
- 秘書代行
- 経理事務
- カメラマン
- セラピスト
- コンサルタント
- 美容師
- 占い師
- ネットショップ経営
長く会社員として事務仕事をしてきた人は、「フリーランスなんて無理!」と思っている人も多いですが、フリーランスの仕事は幅広いです。
これまでやってきた仕事の経験を活かせるものもあるので、諦めてはいけません。
例えば、「個人事業主になると、お金のことも仕事の管理も全て一人でやらなくてはならないため時間がない!」と悩んでいる人もいます。
そこに需要があります。
「スケジュール管理やクライアントとのメールのやりとりなど、細かいことを誰かにやってほしい!」と思っている人がいれば、秘書代行として請け負うことができるのです。
むしろ、「こんな仕事を必要としている人はいないかな?」と自分で提案できる人は、どんな種類の仕事でもフリーランスとしてやっていける可能性があります。
新たな仕事を生み出せるという魅力もあるのが、フリーランスという働き方なのです。
フリーランス案件の探し方
では実際に、どうやってフリーランスの案件を探していけばいいのか、その方法を説明します。
一つではなく、いくつか組み合わせて行動すると、獲得しやすくなるでしょう。
人脈、ツテを頼る
最初は、友達、会社員時代の知り合い、親戚、これまでお付き合いのあったお客様など、人とのつながりを頼る方法が効率的です。
あなたの人となり、仕事ぶりを知ってくれている人の方が頼みやすく、また、信頼関係を築いていくのにも時間がかかりません。
お互い腹を割って話すこともできますし、何より、報酬面でのメリットが大きいです。
間に取次の業者がいると、その分マージンが取られてしまいます。
しかし直接取引ができれば、設定した報酬をそのまま受け取れるので、手取りが増えるというメリットがあるのです。
自分で営業活動を行う
全く誰も知り合いがいない、という場合には、頑張って営業活動をする必要があります。
自分の作品や活動実績をまとめて、顧客になりそうな人に売り込む、またはSNS等で情報発信するという方法もあります。
売り込むというと、「そんなことできない…」と思う人も多いでしょう。
しかし、待っていても仕事は降ってこないので、行動しなくてはなりません。
「自分のサービスやスキルを必要としている人がどこにいるだろうか?」と考えてみると良いでしょう。
例えば、イラストレーターとして仕事をしたいなら、イラストを必要としている人を探して、声をかけるのです。
企業のホームページでブログが運営されているなら、そのブログで使えるイラストを提案してみるなどの方法があります。
クラウドソーシングを利用する
全く実績のない人は、クラウドソーシングを利用するのも一つの方法です。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- クラウディア
などに登録し、仕事を探します。
登録は無料なので、仕事を始めるにあたって、初期費用がかからないのも大きなメリットです。
利用するサービスによって、利用手数料は違いますが、報酬から引かれる形になりますので、売り上げがマイナスになることはありません。
未経験、初心者OKとして募集している仕事もあるので、気軽に登録してみましょう。
求人サイトでフリーランスの案件を探す
最近では、求人サイトでもフリーランスを募集しています。
雇用するという形ではなく、業務委託という形での契約が多く、実績によっては会社員よりも高額な報酬を得られる仕事も多数あります。
求人サイトを利用するメリットは、エージェントがついてくれるということ。
自己アピールの方法や履歴書の書き方を丁寧に指導してくれるところもあります。
また、中には、独立のサポートまでしてくれる求人サイトもあります。
フリーランスになることに不安が大きい人も多いと思いますので、給与保証制度のあるサイトなどを利用してみると良いでしょう。
ただし、求人サイトはIT関連の仕事の紹介が多いです。
もしこれからフリーランスを目指そうという人は、 IT関連のスキルを身につけた方が仕事は探しやすくなります。
フリーランスとして安定的に案件を獲得するためにすべきこと
フリーランスになる上で、最も心配なのは、「仕事が途切れたらどうしよう?」ということでしょう。
安定して仕事を獲得するためにはどうすれば良いか、次のことに気をつけてください。
定職があるなら辞めずに副業からチャレンジするのがおすすめ
もしあなたが、今会社員として仕事をしているなら、いきなり辞めて、フリーランスになることはおすすめしません。
たとえどんなにお給料が低くても、毎月決まったお金が確実に入ってくるというのは、心の安定につながります。
実績もないままフリーランスになってしまうと、収入への不安から、仕事を選ぶ目に曇りが生じるからです。
本当は受けたくない仕事を受ける、クライアントを見極める力が足りなくて、納品したのに報酬がもらえないなどのトラブルに巻き込まれたりすることもあります。
ですから、本業があるなら、まずは副業としてスタートし、実績を積みながら独立する機会を見極めるのが良いでしょう。
そのためにも、フリーランスの仕事の紹介実績が豊富な、信頼できる求人サイトにいくつか登録しておくことをおすすめします。
副業からフリーランスを目指す流れは下記の記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
また、下記の記事では副業の仕事の種類とポイントを解説しています。
こちらもぜひご覧ください。
社会人として当たり前のことができる
どんな仕事をするにしても、大切なのは信頼関係です。
- 納期を守る
- コミュニケーションをしっかりとる
- わからないことは自分から聞く
など、社会人として当たり前のことが、当たり前にできることが何よりも大事です。
会社員とフリーランスは、単なる働き方の違いであって、仕事で守るべき大事なことは同じです。
単価は安くても一生懸命に!まずは実績を作ることが大事
実績が十分にある人なら、その実績をアピールして高単価の案件を獲得していくことも可能でしょう。
しかし、これからフリーランスを目指そうという人の中には、まだ売りにできる実績が不十分な人の方が多いと思います。
最初のうちは、満足のいく単価での仕事がなかなか見つからないこともあるでしょう。
しかし、それで諦めてはダメです。
まずは、単価が安くても、実績を作っていくことに力を入れましょう。
ポートフォリオを作る
実績ができてきたら、自信のある作品、活動実績などをまとめておいて、いつでも営業できるようにしておきます。
チャンスはどこに転がっているかわからないので、「これまでのお仕事の実績を見せてください」と言われた時に、すぐに提出できるようにしておくのです。
最近では、SNSでの投稿も、ポートフォリオがわりになることがあります。
投稿を見た人からメッセージが来ることもありますので、自分の作品がある人は、どんどんアップしていきましょう。
大事なのはリスクヘッジ!キャッシュポイントは複数作ること
良い仕事が見つかったからといって、一つに絞るのは危険です。
どんなに一生懸命仕事をしていても、クライアント側の事情で仕事が切れることはあるからです。
そんな時に備えて、複数のお客様と契約しておくことをおすすめします。
リスクヘッジのためにも、求人サイトは常に覗いておいてください。
手が空いた時に、契約できそうな案件があれば、積極的に応募しておくと、突然仕事が途切れた時でも困ることがなくなります。
まとめ
フリーランスというと、 IT関連の仕事ばかりだと思われがちですが、他にも種類はいろいろとあります。
最近では、事務仕事やコールセンターの仕事などを、フリーランスとして在宅で行なっている方もいます。
自分で仕事を生み出すこともできますし、種類の違う仕事を組み合わせて請け負うことも可能です。
安定して案件を受注するためにも、まずはポートフォリオを作れるような、実績を積み上げていきましょう。
そして、チャンスを逃さないよう、求人サイトを利用しながら、良さそうな案件があれば積極的に獲得するように行動してください。
また、フリーランスを目指す際にエージェントを利用したほうが良い理由は下記の記事で解説しています。
こちらもぜひご覧ください。