生保営業をしている方で、今まさに転職を考えている人がいるとしたら、ぜひこの記事を読んで頂き、しっかりとした転職後の自分のビジョンを描いてほしいなと思っています。
転職するには思い切った決断と、この先自分が何をしたいのかを明確にしておくことが大事です。
生保営業という、営業職の中でも特殊と言われる仕事を経験したことに自信を持ち、その営業スキルを使ってさらに上のステージ、もしくは自分のやりたかった夢に向かって転職しましょう。
ここでは、生保営業という仕事について・転職のタイミング・転職時の気持ちの伝え方など、さまざまな情報を紹介していきます。
転職に不安を抱えている人が少しでも前向きに考えていけるようになってくれたら嬉しいです。
生保営業という仕事
“生保営業”と聞くと、その業界のことを知らない人でさえ、大変そう…と言うほど、他の種類の営業よりも仕事内容が複雑・ノルマがたくさんありそう・などそんなイメージが湧いてきます。
筆者も過去に生保のセールスをしないかと誘われたこともありますが、上記のようなイメージから、なかなか足を踏み入れることができませんでした。
しかし、生命保険などに加入している身からすれば、生保営業の方というのはとても頼りになる存在なのです。
筆者の経験談ですが、自分が加入している保険の担当の方は、とても良心的で親切でした。いつもまめに連絡をくれたり、加入している保険のプランを見直してくれたり、保険に詳しくない筆者のためにわかりやすく説明・紹介をしてくれ、本当にお世話になりっぱなしでした。
確かに“大変な仕事”だと思いますが、感謝をしている人もたくさんいるのだと思えば、やりがいのある仕事、とも言えます。
実際にノルマはありますし、新しい人脈づくりをしたり、契約をとらないと収入が安定しなかったりと、軌道に乗るまでは時間と労力がいる仕事ではあります。
生保営業という職種は少し特殊で、会社に属してはいるものの、一般の企業と違って【個人事業主】という形で仕事をすることになるため、仕事にかかる経費などもすべて実費で出さなければなりません。
しかし、そんな業界で働いている人・いた人だからこそできる仕事・スキルがあります。
生保営業で培ってきたことを活かして転職し、新たな世界で輝くことも十分可能なのです。
“転職”には少しの勇気がいる!
いざ転職をしようと思っても、不安や心配事も多いですよね。
自分に合った転職先が見つかるだろうか、転職先で自分のスキルをちゃんと発揮できるだろうか、生保営業の経験を活かせる転職先は見つかるだろうかなど、考え出すと不安は尽きません。
転職するにあたって、次に自分が何をしたいのかを具体的に決めていないと、後々苦労してしまいます。
ただしんどいから辞めたい、とりあえず転職、などと目先の感情だけに流されず、転職する前にはある程度の気持ちの準備も必要と言えます。
そしてお世話になった会社に辞める意思を伝えるのも、なかなか気をつかう部分なので、退職の意思を伝える前には、何をどう伝えるかも考えておきましょう。
実際転職をするのは自分自身なのですから、自分がこの先こんな仕事がしてみたい・こんな仕事にチャレンジしたいというはっきりとしたビジョンがあれば心配ありません。
生保営業で得た知識や営業力を活かし、次の転職先を見つけましょう。
今もしやってみたいことがあるならば、恐れずにチャレンジしてほしいと思います。
何度か転職を経験した筆者から言えることは、いろいろな仕事を経験することによって、この仕事が私には合っているな、と自分なりに気づくこともできるのです。
だからと言って、いくつになっても転職・転職と続けていると、本当にやりたかった仕事に出会うどころか、転職する仕事の幅も狭まってきます。
もし生保営業からまったく違う職に就きたいのであれば、できるだけ早い段階での転職をおすすめします。
生保営業を辞めるタイミングはいつ?!
仕事をしている人で、転職を経験している人なら誰しもが1度は悩んでしまうのが、退職する時期や上司に言うタイミングです。
営業の仕事をしている人は、特に辞めるタイミングがわからないという人も多いのではないでしょうか。
自分の努力で契約を取ったお客様だったり、上司や先輩から紹介してもらって引き継いだお客様だったり、生保営業はお客様あってこそ成り立つものですよね。
「ちゃんと引継ぎをしないと…」「あのお客様は私だから、と加入していただいたのに、辞めて大丈夫かな…」「私が辞めた後、担当になった人はしっかりやってくれるかな…」
など、いろいろな心配事も多いと思います。
そのような心配をしなくても済むように、できれば計画的に辞める時期は決めておきたいものです。
辞める意思が自分の中ではっきりしたら早めに上司に相談し、引き継ぎなどの話も進めていきましょう。
おすすめのタイミングとしては、新年度などで今までの上司が異動や退職になったり、会社の組織が一新することになったりした時も、辞める意思を伝えるには最適と言えます。
1年間会社に属していると失業保険も出るので、その辺も考慮しながら退職・転職の時期を決めてもいいかもしれません。
転職を数回している筆者の経験から言いますと、やはり退職の意思を伝える時期についてはかなり悩みました。
特に新年度が始まってすぐの頃に転職を決めた時は、新体制が出来上がっていたため、職場の上司、同僚に迷惑をかけることになると思ったので、結局転職を決意してからも数か月は我慢してズルズルと働いていました。
その時のモチベーションはお恥ずかしいほど下がっており、おそらく職場の同僚にも気づかれていたことでしょう…。
それは会社にとっても迷惑ですし、自分にとってもやりがいのない仕事を淡々と数か月も続けるのは無駄なように思います。
この時、退職を伝えるタイミングはやはり大事なのだなと感じました。
どうせ辞めるのだから関係ない、ではいけません。
最後まで責任を持って、今の会社に迷惑にならない退職・転職の時期を考えましょう。
しかし、自分の体・心が1番大事ですので、心身共に辛かった時は辞める時期など考えず、自分のために辞めて休んでくださいね。
生保営業としてのスキルや転職先として紹介したい業界は?
生保営業の仕事をしていると、自然と身についていくスキルがありますよね。
これから紹介するいくつかのスキルを、次の転職先でもしっかり発揮していきましょう。
営業する力
お客様や取引先の会社へのコミュニケーション力や、保険プランをいかに良いものか交渉する力など、人との関わりについては営業という仕事を経験してきた上で、とても強みになります。
営業という職種は、誰もができる仕事ではありません。
この営業する力は、他の業界に転職してもとても役に立つスキルと言えます。
信頼関係を築くこと
お客様との関わりを、心を込めてすることで信頼関係も生まれますし、その信頼関係を持続することで、次のお客様との出会いにもつながったりします。
精神的な強さ
生保営業に限らず、営業という仕事は精神的に強くなります。
知らない会社や知らない人にも、自分の会社のお勧めしたい商品を紹介し、“良い”と思っていただかなければいけません。
生保営業を経験した人なら、ちょっとやそっとじゃへこたれない精神力を持った人も多いはずです。
もちろん違う世界で自分の力を十分に発揮して働いている人もいる
この3つの代表的なスキルから見て、生保営業からの転職先としてオススメな業界は、やはり同じような業界や職種です。
生保営業での経験や身についたことなどが、金融の世界でも役に立つと考えられます。
同じ営業の仕事ですが、生保営業はいわゆる個人事業主として働くような形態に対し、他の企業などは会社に属すサラリーマンとして働けるので、営業経費も自分で出資しなくて済んだり給料が安定していたりとメリットは多いと思います。
これらのことも念頭に入れて転職先を考えてみてください。
しかし、営業から全くかけ離れた仕事に就くことも、新しい自分の発見ができたり、新しいスキルがついたりもするので、その辺は自分との相談で決めるしかないですね。
ここでも経験談をお話しさせていただくのですが、筆者の友人で20代の頃生保営業をしていた女性がいます。
しかし早い段階で自分がこの業界に向いていないと判断し、今では営業ではない仕事に就いています。
今の方が勤務年数も長く、自分には合っているようで生き生きしていて輝いて見えます。
生保営業を経験していれば、確かに営業職に再び就くことのほうがおすすめです。
しかし、筆者の友人のように違う世界で自分の力を十分に発揮して働いている人ももちろんいます。
とにかく大事なのは自分の気持ちです!
この記事を“参考”にしながら、じっくり考えてみてください。
転職の時、自分の気持ちをどう伝えたら良いのか
今、あなたはどうして転職を考えているのですか?
改めて考えた時、どんな気持ちが浮かんでくるでしょうか。
転職をするにあたって、どうしてこの転職先を選ぶのか・どうして転職を決意したのかなど自分の中で気持ちを明確にしておくといいと思います。
なぜなら、生保業界から転職する時、“どうして転職をしたのか”聞かれる場合もあります。
この時、「人間関係が良くなかった」「収入が安定しなくて不満があった」「上司が信頼できなかった」など、マイナスなことばかりを発言してしまうと、転職先の会社からあなたに対して悪いイメージを持たれてしまう可能性があります。
せっかく新しい職場で頑張ろうとしているのに、悪いイメージを持たれてしまったら自分のモチベーションも上がりませんよね。
転職理由は、なるべく前向きな言葉を用いて伝えることが大事と言えます。
「自分のやりたいことが見えてきたので転職することを決意した」「もっと自分のスキルアップを目指したいのでこの会社に転職することにした」「生保営業のスキルを活かして、この会社に貢献したいと思い転職を決めた」などマイナスだった理由をポジティブに変換していくことも必要です。
これは、自分の気持ちに嘘をつけと言っているわけではありません。
例えば、人間関係が辛くて辞めて転職したとしたなら、これから働く職場では、素敵な同僚と出会いたい・自分のモチベーションが上がり、刺激し合える仲間と出会いたいなど、人間関係で嫌な思いをした分、これからは同僚といい関係を築いていきたいという気持ちに考え方を【変換】するのです。
転職することを前向きに、自分にとってプラスに考えるようにしましょう。
この記事を読んでいると、転職って大変…自分の意思や気持ちをはっきりしないと…だなんて難しいことばかり書いてある…と感じる方もいるかもしれません。
これは、あくまでも転職を経験した筆者の思いであり、参考にしていただければという気持ちでいろいろと書かせていただいています。
転職先で後悔のないように、素敵な職場に出会ってほしいのです。
生保営業から新たなステージへ
転職するのは不安や心配が尽きない…とこの記事で書きましたが、実はそれと同時に“ワクワク”する気持ちもあるはずです。
- 新しい職場で自分はこうやって活躍して見せる!
- 今までの経験を活かしてきっと会社に貢献できる!
- 自分の力がどこまでなのか、試すんだ!
など、不安と心配の陰にはやる気や楽しみやワクワクしている自分もいるはずです。
最近では、インターネットで“生保営業”と検索すると実際苦労した人の仕事の経験談やエピソードがたくさん出てきます。
それと同時に、生保営業を経験したことによって身についたスキルを活かして転職できるという記事も良く目にします。
そういったネットの記事をいろいろ読んでみると、とても勉強になるし転職時の参考になると思います。
そして同じく、インターネットで検索すれば、転職エージェントが多数出てきます。
女性におすすめの転職エージェントも存在しますし、そういったツールなども使いながら自分に合った転職先を見つけていくこともできます。
下記の記事では年代・職種別におすすめの転職サイトを解説しています。
今まで働いてきた世界から、新しい世界でまた1からスタートするのは気力も体力も使うと思います。
しかし、新たな転職先で新しい知識やスキルも身に着きますし、自分にとってマイナスなことは何もありません。
みなさんが、生保営業で頑張ってきた経験と知識をしっかり発揮できる職場に出会えることを筆者も願っています。
新たな職場で、自分のやりがいを見つけられたら、生保営業の仕事を経験してきて良かったと改めて思えるはずです。
下記の記事では年代別に転職成功のポイントを解説しています。
ぜひご覧ください。