「飲食業界から違う業界に転職したい!」
「飲食業界ブラックが多くて嫌だ。ホワイトな業界に転職するにはどうしたらいい?」
など20代で飲食業から転職を考えているけれど、何から始めたらいいのかわからなかったり、どういう業界に転職しようか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、転職するのにおすすめの業界や、転職成功のポイントなどをまとめていきます。
20代で飲食業界から転職したい人が多い理由
飲食業界から転職したい人が多い理由は、以下のようなことがあります。
- 仕事の量の割に給料が少ない
- 飲食店特有の休日が少ない
- 勤務時間が長い
- 体力的にきつい
飲食業は基本的に低賃金長時間労働が多いです。
また、ハードワークなので将来の事を考えると不安になり、転職を考える人が多い傾向にあります。
給料が安い
飲食業界は給料が低いイメージがあります。
「平成 30 年賃金構造基本統計調査の概況」によれば飲食業はもっとも給与が低い業巣となります。
その理由としては、他の業界よりも利益率が低いからです。
チェーン店が以前よりも人気がなくなってきており、廃業率が1位となります。
開業率も1位なので、非常に競争率の高い業界になります。
さらに、飲食業界ではボーナスがない企業も多いです。
これらの様々な理由から飲食業界は、給料が低いといえます。
休日が少ない
飲食店の正社員の方は、休みが月6日、繁忙期には20連勤で月の休みが全くないという事もあり得ます。
その理由として、人手不足で代わりになるスタッフがいない事や、人件費削減の為正社員が1人しかいない、求人募集をかけても応募がない事が挙げられます。
さらに、月の売上が少ないと、アルバイトの人件費を削るためバイトの出勤数を減らしたりと正社員の休日がさらに少なくなってしまうという悪循環が生まれます。
勤務時間が長い
労働基準法では原則的に8時間以上の労働はしていけないこととなります。
しかし、飲食店では10時間労働は普通で、営業時間が長いお店なら15時間労働になってしまう事もあります。
社員や店長ともなると、閉店後に売上管理などを行わないといけません。
そのため、必然的に労働時間が長くなります。
労働時間が長くなるその他の理由として、定休日がなく年中無休で営業している事、人手が足りてないなどが考えられます。
体力的にきつい
飲食店は接客と共に、やらなければならない作業に追われるので、体力的にもきついことが多いです。
ランチ・ディナー時間のピークタイムの激務や、立ち仕事や深夜勤務での仕事も体力的にきついものがあります。
やらなければならない業務例として、ドリンクを作りながら店内状況の確認、レジをしつつお客さんの店内誘導、重たい料理を運ぶなどがあります。
休日も少なく、勤務時間も長いうえに、毎日このような業務に追われるということは、体力的にもきついものがありますね。
20代で飲食業界から他の業界へ転職する事は可能
「飲食業界をやめて、他の業界で働いていみたい・・・」
しかし、実際に20代で飲食業界から転職し、他の業界に転職することは可能なのでしょうか?
結論から言いますと、転職は可能です。
ですが、やみくもに転職先を探しても転職成功する可能性は低いでしょう。
飲食業界から転職を成功させるためには、いくつかのポイントや、転職しやすいおすすめの職種や業種があります。
飲食業界から20代で転職するのにおすすめの職種・業界
飲食業界から20代でのおすすめする業界は
- 接客、販売職
- 営業職
- IT,Webエンジニア
上記3つの業界があります。
接客やコミュニケーションなどのスキルを活かせる上、未経験からチャレンジできる求人も多く、スキルアップも可能です。
接客・販売職
まず最初におすすめするのは、接客業や販売職になります。
販売職とは、小売業で働く人のほとんどが該当する職業で、主にスーパーやコンビニ、量販店、ファッション、個人店などでお客さんに商品を販売する職業の事を指します。
飲食業界からの転職で、接客・販売業がおすすめな理由は以下のようになります。
- 飲食と同じ接客業なので、接客経験が活かせる
- 長時間の立ち仕事に慣れている
- 未経験歓迎の求人もある
営業職
営業という仕事は、主に会社の利益をあげるため、自社で提供するサービスや製造している商品を販売したり、クライアントが求めている情報を提供し契約を結んだりします。
営業の種類は大きく分けて法人営業と個人営業に分けられます。
飲食業界からの転職で、営業職がおすすめな理由は以下のようになります。
- 営業は人柄重視の選考が多い
- 飲食業で経験したコミュニケーション能力を発揮できる
- 未経験OKの求人がある
IT・Webエンジニア
IT・Webエンジニアとは、WebサイトやECサイトなどで使われるシステムの設計・開発・運用・保守行うエンジニアや、プログラマー、システムエンジニアなどです。
専門知識がなければ、転職は不可能なのではないかと思うかもしれませんが、未経験者用のスクールなどもあるので可能です。
飲食業界からの転職で、IT・Webエンジニアがおすすめな理由は以下のようになります。
- 経験やスキルを積み手に職をつけることができる
- これからも成長していく業界で働ける
- 未経験でも募集している求人もある
各業界の年収事情は下記の記事で詳しく解説しています。
本記事と合わせてぜひご覧ください。
20代で飲食業界から転職成功するポイント
いざ、転職を考えた時に、失敗したくないと思ってしまい行動に移せない方も多いです。
どうすれば転職成功するのでしょうか?
20代で飲食業界から転職成功するにはポイントがあります。
- 在職中に転職活動を進めていく
- 期間を決めて計画的に転職活動を行う
- 効率的に進めるため、転職エージェントに相談する
ここでは、20代で飲食業界から転職成功するにはポイントを詳しくみていきましょう。
在職中に転職活動を進める
転職活動では、面接のために会社を訪問する際の交通費や、証明写真の撮影など、何かと費用がかかります。
在職中であるならば収入が途切れないので、理想とする転職先が見つからない場合でも、金銭面の不安を抱えることなく転職活動を行えます。
在職中であれば、転職活動をしていて思うように仕事が見つからなかったり、理想の転職先が見つからなかった時に転職を再検討するという選択も可能です。
在職中の転職活動については下記の記事で詳しく解説しています。
ぜひご覧ください。
計画的に転職活動を行う
転職活動を始めてから実際に入社するまでの期間は、一般的に約3か月かかるといわれています。
長引けば長引くほど焦りが出て精神的に疲弊していき、判断力や決断力も鈍ってしまうので期間を定め集中して取り組んでいきましょう。
転職活動の期間を決めたら、次は計画的なスケジュールを立てていきましう。
転職予定日(ゴール)を決める→現職退職のタイミングを決める→求人応募、面接→情報収集、検討期の順番で考えていきましょう。
下記の記事では、転職の計画的なスケジュールの立て方について解説しています。
本記事と合わせてご覧ください。
転職エージェントに相談する
飲食業界からの転職を効率的に進めていくために、転職エージェントに相談することをおすすめします。
転職エージェントとは、人材紹介サービスのひとつで、求職者が抱える様々な悩みを解決し、その求職者にとって最適な転職を手伝ってくれるサービスです。
プロ視点からみたマッチングサービスや、提出書類の添削、面接対策のサポート、入社日や条件等の企業への交渉など様々なサービスを提供してくれます。
20代で飲食業界からの転職する際におすすめの転職エージェント
一人で転職活動をしていくのは大変ですが、転職エージェントに登録すればあらゆる面でサポートしてもらえます。
転職エージェントにも様々な会社やサービスがあります。
そこで、今回は4つの転職エージェント会社を、それぞれの会社の強みやメリットをまとめて紹介していきます。
マイナビエージェント
マイナビエージェントを使うメリットとして以下のようなものがあります。
- 利用料が無料
- 自分に合った企業を探してくれる
- 他では手に入らない求人に出会える
- 書類審査、面接の通過率を上げてくれる
- 給料交渉や面接スケジューリングなどを代行してくれる
- 不安になったら相談にのってくれる
また、マイナビエージェントには、各業界の転職市場に精通したキャリアアドバイザーが在籍しており、転職のノウハウを専任制でサポートしてくれるという強みもあります。
マイナビジョブ20’s
マイナビジョブ20‘sは、以下のような3つのメリットがあります。
- 20代や第2新卒専門で、若手への理解度が高い
- Web適性診断を自己分析に利用できる
- 稀少な求人、優良企業とのマッチング率が高い
また、マイナビジョブ20‘sの強みとして、全求人が20代対象です。
登録者の85%以上が社会人経験3年以内の20代であったり、20代・第二新卒・既卒に特化した転職エージェントであり、全ての求人2000件以上が20代対象になります。
そのため、20代で転職を考えるのであれば、マイナビジョブ20‘sへの登録はしておいたほうが良いでしょう。
マイナビジョブ20’詳細はこちらからdoda
doda(デューダ)を使うメリットとして以下のようなものがあります。
- 求人数が多く、非公開求人の質が抜群
- 企業からのスカウトメールが多い
- 面接、職務経歴書アドバイザーによる手厚いサポートが好評
また、dodaは営業力のある転職エージェントであるということが最大の強みになります。
求職者の転職活動の生命線とも言える求人は、通常転職エージェントの営業担当者が、飛び込み営業やテレアポで新規開拓し、求人を受注するケースが多いです。
dodaは営業力があるので、質の高い多くの求人を受注することができます。
サポートも充実しているので、求職者にとっては非常に心強い転職エージェントです。
パソナキャリア
パソナキャリアを使うメリットとして以下のようなものがあります。
- キャリアアドバイザーの質が高い
- 独占案件が多い
- 書類選考の通過の確率が高め
- 拠点数が多い
- 幅広い業界や職種の求人がある
パソナキャリアの強みとして、他者にはないマッチングサポートとそのサポート体制のよさがあります。
パソナキャリアは利用開始時のカウンセリングを大切にしており、希望にマッチした厳選求人を紹介し、転職成功につなげてくれます。
また、パソナキャリアでは膨大のデーターベースから企業ごとの選考通過事例を分析しています。
そのため、求職者が目指したい業界、企業への書類選考の通過率が高く、応募書類添削も可能です。
さらに面接にあたっては、日程調節だけでなく、電話や対面などで模擬面接対策を実施するなど、転職成功への精度を高める手伝いをしてくれるのでとても心強いですね。
まとめ
飲食業界から転職するためのポイントやおすすめの業界を紹介してきました。
飲食業界は給料が低く、休日も少なく、体力的にもきついので、実際に転職を考えている方も多いのではないでしょうか。
今まで紹介してきた、成功のポイントやコツを実践していけば、転職も不可能ではありません。
ぜひ、飲食で学んだスキルや経験を、しっかりアピールして転職を成功させていきましょう。