結論として、キャリアアップを目指す方におすすめなのは「無形商材」の法人営業になります。
まず「無形商材」とは、サービスや情報などの形のない商材のことを指します。
「なんで無形商材業界がおすすめなの?」
と疑問をお持ちの方へ先にお答えします。
無形商材の法人営業がおすすめな理由は・・・
- 自分の市場価値が高まるから
- 自分のキャリアアップに繋げることができるから
以上の2点が主な理由です。
「もっと詳しく理由を知りたい!」という方はぜひ、最後までお読みください。
実際の仕事例なども交えながら、詳しくメリットを紹介していきます。
「無形商材業界」への転職がおすすめである理由
さっそくですが、無形商材業界への転職がおすすめである理由について触れていきます。
今回は無形商材の法人営業の場合を例にとって考えていきます。
主に5つありますが、1つずつ見ていきましょう。
①有形商材を扱う場合より、挑戦がしやすい
具体的にどんな挑戦かというと、
- 難しい仕事への挑戦
- 「自分の頭で考え、行動していく」という能動的に動くことへの挑戦
一般的に有形商材の企業の多くでは、年齢が高いほど難しい仕事を任されることが多く、入りたての年数が浅い社員には簡易的な仕事が多いです。
そのため、年数が浅い社員は無形商材を扱う企業で上記のような経験を積めれば、キャリアアップにも繋がっていきます。
②課題解決能力が身につく
無形商材の営業では、ヒアリングに徹底し、顧客の課題を明白にしてから、その課題に対して可能な限り対応策を提案していきます。
この課題解決能力こそが大事であり、今後企業で必要とされるのは課題解決能力が高い人なのです。
無形商材を扱う企業に転職し、このような経験を積んでいけばあなたの市場価値は上がっていきます。
結論として「今後有利にキャリアアップを目指せる」ということです。
③給与が個人の能力に依存する
商材をたくさん売る優秀な営業マンには、より多くの給与が渡されます。
理由は簡単で、企業が優秀な営業マンを手放したくないからです。
売れば売るほど給与もアップしていくため、モチベーションにも繋がります。
個人営業の場合、顧客の個人単価が安いので給与も高くなりにくいですが、法人営業の場合では顧客単価が高いために給与も高くなりやすいです。
④論理的に説明する力が身につく
結論から言うと、無形商材の法人営業では、「なぜ購入する必要があるのか?」を論理的に説明するスキルが求められます。
無形商材の法人営業の場合、購入に至るまでの意思決定に多くの人が関わります。
そのため、その人らを納得させる論理性が求められます。
しかし、この論理性を身につけられれば今後のあなたのスキルアップやキャリアアップに繋がりやすいでしょう。
⑤今後のキャリアの幅が広がる
無形商材の法人営業経験者は転職の際に重宝されます。
そのため、選択肢がかなり広がることになり、出来ることの幅が広がります。
求人票の必須スキル欄でよく目にする「無形商材の営業経験」ってありますよね。
そこにチェックを入れるだけでも今後のキャリアの幅はかなり広がり、キャリアアップに繋がります。
おすすめの業界はあるの?
「メリットはわかったけど、どの業界がおすすめなんだ!」
とお考えになると思うので、ここでおすすめの業界をご紹介していきます。
①IT系の営業
1つ目のおすすめはIT系の営業になります。
主に、ITのサービスやシステムを商材として取り扱っている企業での営業です。
IT業界は今後伸びていく業界として見られていますし、有形商材での営業の経験者を採用してくれる場合もあるため、転職しやすく、おすすめです。
今後伸びていく業界で経験を積めれば、個人のスキルアップはもちろんキャリアアップにも繋がるでしょう。
②広告の営業
2つ目は広告の営業になります。
主に企業の広告の課題を解決する営業の仕事です。
Web広告に関しては今後も需要が高まり続けることが予想されています。
なので、いま広告の営業の経験を積めれば、今後のキャリアアップに繋がっていくでしょう。
③人材業界の営業
3つ目は人材業界の営業になります。
人材業界の営業は、営業未経験の方でもチャンスが存在するため、おすすめです。
人材業界のプロとして、企業の採用に関する課題を解決できれば、あなたのキャリアアップにも繋がっていくでしょう。
そのほかの仕事例まとめ
無形商材を取り扱う仕事といっても種類はたくさんあるので、ほかにもご紹介していきます。
もしかしたら、あなたの興味のある業界があるかもしれません。
①コンサルティング
コンサルティングを行うコンサルタントとして、企業の課題解決に取り組むお仕事です。
コンサルタントとして求められる能力は、
- 高い思考力
- 対人関係能力
が主な必要スキルです。
コンサルタントは年収が高いことで有名ですが、高い給与と引き換えに激務であることも知られています。
また、コンサルタントにも様々な専門分野があるので、ご紹介していきます。
- IT系
- 金融系
- 医療系
- 戦略系
- シンクタンク系
などの分野があります。
得意分野があれば、そこを活かせるのも特徴です。
②銀行の営業
銀行や信用金庫で「渉外」として企業や家庭に融資やローンの提案だったり、金融商品を営業しにいくお仕事です。
もちろん、金融商品も無形商材の一つであります。
銀行での営業では、主に次の能力が求められます。
- 粘り強さ
- コミュニケーション能力
粘り強く顧客を訪問したり、多くの顧客と関係を築かなければならないため、このような能力が求められます。
コツコツと積み上げることが好きな方は向いていると言えるでしょう。
③証券会社の営業
証券会社の営業も無形商材の一つです。
株や金融商品の権利を売買するので、モノの取引ではありません。
証券会社の営業では、主に次の能力が求められます。
- 提案力
- 人間力
投資なので、提案する際にも適切なタイミングがあります。
その適切なタイミングで投資を提案していく力が必要になってきます。
また、「君だからお願いする」という人売りの部分もあるため、人間として信頼できる人間力も必要になります。
④保険の営業
保険の営業も無形商材の一つです。
月額などでお金を払い、ケガをしたときなどに保障が受けられるサービスになっています。
保険の営業では、保険の必要性を説く提案力が必要となります。
また同時にリスク管理の大事さを説明する必要もあります。
「2年で8割辞める」というウワサもあるので、割とブラックなのかもしれません。
⑤教育サービス
教育サービスも実は無形商材の一つです。
例として、英会話教室、学習塾などが挙げられます。
教科書などにお金を出しているのではなく、知識と能力の向上にお金を払っていることになります。
教育サービスには、次の能力が必要になります。
- 会話力
- コミュニケーション能力
どのように伝えるかなどが大事になってきます。
その教育を受けてどのように変わっていくのかイメージさせる力も必要になります。
⑥イベントプランナー
こちらは展示会などの企画、運営のお仕事になります。
イベントプランナーには次の能力が必要になります。
- 提案力
- 統率力
最適なレイアウトを提案する力だったり、イベント当日の大勢のスタッフを統率する力が必要になってきます。
⑦さまざまな仕事例を見た感想
ここまでさまざまな無形商材を扱う仕事をご紹介してきました。
「キャリアアップをしていきたい」「年収を上げたい」などは、多くの方が思っていることですよね。
ただ言われたことをやっているだけでは、年収がアップは難しいです。
そうではなく、無形商材の営業のように自分で考えて動いていくなど、さまざまな能力の向上をはかりながらキャリアアップを目指していく。
この方法ならキャリアアップも年収アップも可能になります。
無形商材の営業を経験しておけば、転職したくなったときにも明らかに転職が有利に進みます。
選択の幅も広がり、さまざまなことに挑戦していける自由も手に入れられます。
これらの理由より、一度は無形商材の営業を経験しておいて損はないと考えています。
無形商材と言っても、種類がさまざまですので、興味のある分野だったり、得意な分野で仕事できたら最高ですね。
無形商材での営業が向いている人の特徴
次に「具体的な仕事内容もわかったけど、実際どんな人が向いてるの?」
という問いに答えていきます。
今から挙げる特徴がないと絶対できないとかダメという訳ではないので、そこはご理解ください。
①コミュニケーション能力が高い人
無形商材の営業でのコミュニケーション能力とは「話す力」ではなく「聞く力」を指します。
前述でも少し触れましたが、無形商材の営業ではヒアリングがとても大事です。
ヒアリングをして顧客の課題を明確にし、それに可能な限り対応していくことが求められるからです。
顧客の「求めている答え」を的確に出せる人は、とても無形商材の営業に向いていると言えるでしょう。
②さまざまな角度から物事を見ることができる人
商品を売ろうと、商品のアピールだけしていても、購入につながることは少ないでしょう。
顧客が何に対して不安を感じるのかを汲み取り、それを解決する提案をする必要があります。
なので、自分の立場だけでなく顧客の立場にもなって物事を見られるような視野の広さが必要になります。
形のないモノを商品として売るので、顧客が不安に感じることも少なくないです。
そのため、さまざまな角度から物事を見て相手に見合ったメリットを提示して購入につなげることが重要になります。
結論として視野が広かったり、さまざまな角度から物事が見られる人は無形商材の営業に向いていると言えるでしょう。
③対応が良く、連絡がまめな人
無形商材の営業では、顧客との関係性がとても重要です。
なので、顧客の立場に立って提案をしたり、長期のフォローをしたりする必要性があります。
そのため、日頃から人への対応が良く、連絡の数が多くても苦にならないような人は、無形商材の営業に向いていると言えるでしょう。
無形商材の営業でのやりがいはどんな感じ?
正直に答えると、会社ごとによって感じるやりがいや、面白みは違うのが事実です。
しかし、共通して挙げられるやりがいは以下の通りです。
- 顧客の課題を解決できる
- 顧客のニーズを理解し、解決策を提案できる
- 個人の能力次第の世界であること
有形商材の営業とは違い、「御用聞き」だけではやっていけません。
何度も言いますが、顧客の内側のニーズを明白にして、そのニーズに沿った提案をしていくことが求められていきます。
無形商材の営業を経験することで、課題解決能力などの高度な能力とスキルが身に付くため、そこもやりがいの一つだと言えます。
無形商材の営業へ転職するにはどうしたらいい?
まず、コミュニケーション能力の向上と、ビジネスマナーを習得しましょう。
無形商材の法人営業はニーズが高く求人数も多いのでチャレンジしやすいですが、
コミュニケーション能力とビジネスマナーが重視されることが多いです。
「コミュニケーション能力はわかるけど、ビジネスマナーはなんで?」
という問いに答えておきます。
その理由は企業の経営層の方々に提案をすることが多いからです。
ビジネスマナーがなければ、営業どころか人として印象悪くて終わります。
また、未経験から無形商材の法人営業を目指す場合は、
法人営業のビジネスパーソンとして適性検査をしっかりされます。
ビジネスマナーは当たり前として、身だしなみ、明るくハキハキした話し方など
面接時に好印象を与える努力をしましょう。
個人のアピールポイントとしては、
- 論理的に話せるか
- 情報収集能力の高さ
などの法人営業する際に必要になってくる能力をアピールしておきましょう。
営業職は未経験からでも転職しやすいために、チャンスはあります。
「よし!転職しよう!」という方へ
転職支援サービスを利用していますか?
していないなら、利用することをオススメします。
他人に相談するということなので、客観的な意見をもらうことができます。
自分だけではどうしても見えない部分ってありますよね。
客観的な意見をもらうことで、自分のキャリアの可能性だったり市場価値に気づくことができます。
また、可能性を示すだけでなくそれぞれへの対応策などもアドバイスしてもらえます。
このようにして、キャリアパートナーがそばにいるだけで、
転職成功率はかなりアップしますし、精神的にも楽になります。
キャリアパートナーの人はプロなので、安心して相談できますしね。
「自分一人で転職活動をしていると行き詰ってしまう」なんて方は、ぜひ利用してみてください。
下記の記事では職種や年齢、年代別おすすめ転職サイトをそれぞれ紹介しています。
まとめ
まとめとして「キャリアアップをしていきたい」と思う方は、
「無形商材の法人営業を経験しておいた方がいい」というのが結論になります。
本文で紹介したように、経験だけで優遇される場合もありますし、おまけに能力やスキルまで身につくというのはメリットしかないと思っています。
キャリアアップをしていきたい方はぜひ、無形商材の法人営業を経験してみてはどうでしょうか。