Uターン就職のメリットやデメリットは?Uターン就職の支援制度はあるの?

就活生の中には、就活の際に U ターン就職を考えている方もいます。しかしUターン就職は仕事があるのかという不安もあり、迷っている方も多いです。Uターン就職したい理由も人によっては様々です。

そこで今回は、Uターン就職の方法や補助金の制度などを紹介します。

Uターン就職って何?

Uターン就職という言葉を知ってる方も知らない方もいると思います。一般的には地方で生まれ育った人が、大学などで都心に行った後、再び地方に戻り就職することです。

その文字通り、地方から都会へ行き、再び地方へUターンすることからUターン就職と言われます。

 Uターン就職以外にも、IターンやJターン就職などの言葉があります。

Iターン就職やJターン就職とは?

Iターン就職とは、生まれ育った地方以外で就職することをいいます。また、都心で生まれ育った人が地方で就職するときも、Iターン就職という言葉を使います。

 jターン就職とは地方で生まれ育った人が、大学などで都心に行った後、生まれ育った地方に近い都市で就職することをいいます。生まれ育った地方に戻るわけではなく、近い都市に戻ることになるので、UターンではなくJターンといいます。

現在Uターン就職を希望する人の割合は、約半分の5割となっています。地方に就職活動に行く際の費用や時間の問題も大きく、Uターン就職を希望したいという方でも、なかなか実行できない方も多いです。

Uターン就職をするメリットは何がある?

Uターン就職をする上でどのようなメリットがあるのでしょうか?ここではUターン就職をするメリット6つの視点から解説していきます。

生まれ育った場所で働ける

Uターン就職すると、生まれ育った場所で働くことができます。知り合いも多く、慣れ親しんだ場所で働くことができるので、精神的にも余裕を持って働くことが可能です。

知っている人のいる土地と、知らない人のいる土地で働くのでは、精神面での安定が違ってきます。生まれ育った場所で働くということは精神的に安定した環境で働くことは可能です。そのメリットは大きいです。

生活費が安い

都会の物価の水準と比べ、地方の方が物価が安いです。そのため生活費や家賃のことを考えると、地方に住むメリットは大きいです。

「小売物価統計調査(構造編)」によると、東京都の物価の水準は104.4%と最も高く、群馬では95.9%と低くなっており、その差は約10%にも及びます。給料がそれほど変わらないのであれば、都心よりも地方で働く方がおすすめです。

満員電車から解放されたりと通勤のストレスがなくなる

通勤の面においても、地方の方がストレスなく行うことはできます。都心で満員電車に揺られる生活が嫌だから、地方に引っ越ししたいという方も少なくありません。

「総務省 平成20年住宅・土地統計調査」によると東京都に隣接している県では通勤時間は40分以上となっていが、宮崎県では17.5分となっています。この通勤時間の差は非常に大きな問題と感じている方も多いです。

自然が多く健康的な暮らしができる

都会は排気ガスも多く、自然も少ないため空気が悪く、健康上あまり良くない場所が多いです。しかし、地方は自然も多く、土地も豊かで健康的な暮らしをすることができます。

空気もきれいな場合が多いため、朝や夕方などに散歩をしている人の姿もよく見かけます。地方で生活するとそのような暮らしの改善をすることは可能なので、地方に移住したいという方も少なくありません。

都心よりも育児がしやすい

都心よりも地方の方が待機児童が少なく、育児がしやすい環境にあります。「厚生労働省 保育所等関連状況取りまとめ(平成31年4月1日)」によると、東京都では待機児童の数が約3600人に対し、青森県や鳥取県では0人となっています。

このような結果を見ると、都心よりも地方の方が共働きできる環境が揃っているので、地方に移住したいという方も少なくありません。年々保育所の数は増えていく傾向にありますが、都心部ではまだまだ足りないため、待機児童も減ってはいません。

補助金制度やUターン採用枠がある

地方によっては補助金の制度が整っているところもあります。また、企業によってはUターン採用などを積極的に行っている企業もあります。都心から地方に就職する場合に優遇されることもあるので、地方で就職したいという就活生も少なくありません。

Uターン就職をするデメリットは何がある?

Uターン就職にはメリットもありますが、もちろんデメリットもあります。ここではUターン就職する際の6つのデメリットを見ています。

就職活動に時間と金がかかる

地方への就活は時間とお金がかかります。説明会に行くにも面接を受けに行くにも、遠くまで移動しなければなりません。最近ではオンライン説明会やオンライン面接なども増えていますが、地方の企業は対応していない企業も多いです。

そのため、地方に就職するにはそれなりの時間と労力が必要となります。

就活の計画を立てづらい

地方へ行くにはお金と時間がかかるため、月に何回も面接や説明会に行ったりすることが難しいです。そのため、就活の計画を立てることが容易ではなくなります。

一度にいくつかの会社の説明会や面接を行うことができればいいのですが、なかなかそう上手くはいきません。

志望する求人がない

都会の方ではたくさんの仕事があり、たくさんの求人があります。しかし、地方では仕事が限られているため求人も限られています。都会と比べて求人が少ないです。

そのため、自分が志望している業界や、職種の求人がないということも多いです。自分のやりたいことを求めて、地方ではなく都会に就職するという方も少なくありません。

収入が低い場合が多い

都会と比べて地方は賃金が安く収入が低くなる傾向にあります。 「厚生労働省 平成30年賃金構造基本統計調査」によると、最も賃金が高い都道府県は東京都になります。最も賃金が低い宮崎店と比べると、その差は約150.0千円です。

こういった収入の面を考えると、地方ではなく都会に就職するという方も多いです。年収と生活レベルとの関係は下記の記事で説明していますので、興味のある方はご参照ください。

地方ならではの習慣に従う必要がある

就職する場所にもよりますが、地方には地方ならではの習慣があります。その習慣に従わなければ、生活することが難しくなることもあります。

そのため、地方ならではの習慣に適用することができない方や、習慣自体が嫌だという方は、地方での就職を避け、都会に就職する場合も多いです。

エンターテイメントが少ない

都会にはたくさんの文化や人がいて、エンターテイメントや娯楽も盛んです。しかし、地方はエンターテイメントや娯楽も少なく退屈に感じる方も多いでしょう。

地方には自然が多く、その環境が苦しくなるのであれば適用できる可能性はあります。しかしそうではない方が良い方に行くとストレスが溜まり、生活自体も困難になることも少なくありません。

Uターン就職に向いている人はどんな人?

地方に就職する上で良いところも悪いところもありますが、それらを踏まえた上でUターン就職に向いている人はどんな人なのでしょうか?

地元愛が強い人

地方に就職するにあたって、地元愛が強いということは必要なことです。地方を活性化させたい、生まれ育った地方に貢献したい、などの想いがある人はUターン就職に向いてるといえます。

やりたい仕事がある

地方にやりたい仕事がある場合は、Uターン就職に向いているといえます。地方ならではの特産品を作りたいや、地方を活性化させるために自分で何かやりたい、など目標がある人は U ターン就職に向いているでしょう。

やりたい仕事の見つけかたに関しては以下の記事で解説しています。興味ある方は是非ご覧ください。

実家に帰らなければならない事情がある

Uターン就職する理由は様々ですが、中には家庭の事情で地方に帰らなければならない方もいます。そのような方は実家の人も受け入れてくれる可能性は高いので、Uターン就職もスムーズに行うことができる場合があります。

都会の生活が合わない

進学で都会に行ったのだけれども都会の生活が合わない、という人もUターン就職に向いているのではないでしょうか。地方でゆっくり生活したい方や、満員電車に揺られるストレスから解放されたい、という方は都会よりも地方を求める比率が高いです。

キャリアビジョンを明確に持っている

地方の方が子育てをしやすいため、将来のキャリアビジョンを明確に持っている方はUターン就職に向いている可能性が高いです。結婚や子供の事を考え地方に移住するという方もいます。

結婚して子育てしたいという方は、親の手助けも必要な場合が多いため、都会よりも地方に住むメリットの方が大きいこともあります。

Uターン就職を成功させるために必要なこと

Uターン就職を成功させる上で、必要なことはどのようなことがあるのでしょうか?ここでは、Uターン就職を成功させるために必要なことをあげていきます。

自分のやりたい事や目標を持つ

自分のやりたいことや目標を持つことは、Uターン就職を成功させる近道です。目的もなくUターン就職しても、地元に帰ってきた意味がなかったと後悔する方も多いです。

そのため、Uターン就職を成功させるためには、自分のやりたいことや目標をしっかりと持って将来のビジョンを明確にしておきましょう。

早くから行動し情報収集する

Uターン就職をする際に大切なことは、早めの行動と情報収集です。地方では求人が少ないため、自分の希望している職種の求人がなかったり終了していたりする場合があります。

そのため、やりたい仕事や希望している業界や職種などがあれば、早めに行動ししっかりと情報を収集しましょう。

自分のキャリアを明確にしておく

地方で働くにあたり、自分のキャリアや将来のビジョンを明確にしておくことは、とても重要なことです。地方には仕事が少なく将来を不安に思う方もいます。

そのようなことにならないためにも、自分のキャリアを明確にし将来のビジョンをしっかりと立て、目標に向かって努力する姿勢が不可欠です。

Uターン就職に対する支援や補助金は何がある?

 Uターン就職をする上で、各市町村が行なっている支援や補助金などの制度はどのようなものがあるでしょうか?

ここではUターン就職するうえで有利となる、支援や補助金の制度などを解説していきます。

自治体別地方就活助成・支援制度 

自治体によっては就活を支援してくれる制度があります。交通費を支給してくれる自治体もあるので、Uターン就職を考えている方はそのような制度があるかどうか、自治体に問い合わせるのもよいでしょう。

移住相談窓口

「総務省 平成30年度における移住相談に関する調査結果(2.各都道府県が設置している常設の移住相談窓口)」ではUターン就職や移住に関する相談を受けています。

「ふるさと回帰支援センター」ではUターン就職や移住に関する相談会やセミナーを行っています。

Uターン就職する際には、このような窓口に問い合わせて相談してみるのも良いでしょう。

政府による企業支援金・移住支援金制度

地方創生を目的とし、「内閣官房・内閣府総合サイト 地方創生 起業支援金・移住支援金」では、企業や移住者に対して支援を行っています。

このような制度を利用し、Uターン就職を有利に導くことも可能です。

まとめ

Uターン就職をするメリットやデメリット、支援制度や補助金について解説しました。Uターン就職をするかしないかは、就活生にとって大きな問題となります。

Uターン就職をする上で大切なことは、なぜ自分が地方に戻りたいのか、自分のやりたいことを明確にし、目標を持って努力するということです。また、各自治体や政府が行なっている支援制度や補助金を使用することで、Uターン就職の成功につながります。

最近ではオンラインでの説明会や面接も増えてきているので、Uターン就職を目標としている人も諦めずに努力してみましょう。

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